マーティン・スコセッシ、MCU作品をテーマパーク扱い 歴代監督は応戦もフォロー忘れず
2019年10月7日 19:00

[映画.com ニュース] 新作「アイリッシュマン」をプロモーション中のマーティン・スコセッシ監督が、英エンパイア誌のインタビューで「MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品は映画ではない」と否定的な発言をし、物議を醸している。
「見てみようとはしたんだが、挫折したよ。あれは映画ではないね」とMCU作品を全否定したスコセッシ監督は、「出来がいいのも、俳優たちが精一杯の努力をしているのも認めるけれど、生身の人間が感情的かつ心理的な体験を、同じく生身の観客に伝えるべくして作られたものではないという点で、正直なところ映画よりはテーマパークに近いと感じる」と、自身の映画論に照らして説明を加えた。
MCU作品の歴代監督をはじめとする関係者たちは、この発言を受け各々のTwitterで応戦。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのジェームズ・ガン監督は、「『最後の誘惑』が公開された時、見てもいないくせに抗議する人たちにすごく腹が立ったのを覚えているだけに、彼(スコセッシ)が僕の映画を同じように“見ず嫌い”していると聞いて、とても悲しいよ」と嘆き節。「とは言え、スコセッシを愛し敬う気持ち、映画芸術への彼の貢献に感謝する気持ちはこの先も変わることはないし、『アイリッシュマン』が早く見たくてたまらない」とフォローを忘れない。
「アベンジャーズ」を手がけたジョス・ウェドン監督は、ガン監督を引き合いに出し「彼の言葉を読んで真っ先に頭に浮かんだのはジェームズ・ガン、そして『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』には、彼のハートと魂がどれだけ込められているかってことだった。マーティ(スコセッシの愛称)のことは心から尊敬しているし、彼の意見にも一理あるとは思うけれど。これだから僕は、誰かさんみたいにいつも怒っているのさ」と同志愛とスコセッシ愛の板挟みに苦しむ心境を、ハルクをネタしたユーモラスなコメントでつづった。
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