清水尚弥主演「ある女工記」、第6回ニース国際映画祭で5部門ノミネート
2017年4月30日 06:00

[映画.com ニュース] 「独裁者、古賀。」「死んだ目をした少年」の清水尚弥が主演した映画「ある女工記」が、第6回ニース国際映画祭 南フランス2017(5月13~20日) で、外国映画長編映画の優秀作品賞・監督賞・主演男優賞・主演女優賞・オリジナル脚本賞の5部門にノミネートされた。
作品は、「海に生くる人々」「セメント樽の中の手紙」などで知られる福岡県みやこ町(旧・京都郡豊津村)出身のプロレタリア作家、葉山嘉樹が、29歳(1923年)の時に獄中で執筆した短編小説「淫売婦」を初めて映画化したもの。原作の舞台・横浜を、葉山の故郷、みやこ町・京築地区や北九州に移し替え、当時の時代状況を背景に“みやこ発”の映画として製作された。
清水は外洋航路の船員だった青年を演じ、歓楽街で出会うかつての女工を「あの娘、早くババアになればいいのに」「キネマ純情」の中村朝佳がダブル主演を務める。監督・脚本は、有明海・諫早湾干拓の自主ドキュメンタリー映画などを制作してきた映像ディレクター、児玉公広が手がけている。他に、門田大輔、後藤ユウミ、尾形公、仲谷一志、村上差斗志らが出演した。
コルカタ短編国際映画祭2016特別賞、インディアン・ワールド映画祭2017特別賞の受賞に続き、ニース国際映画祭で5部門にノミネートされたことに対し、清水は「遠く離れたフランスの地で僕たちの作品、さらにその中の自分が評価されたことがとても嬉しいです。この評価は尽力した撮影チームやご協力頂いた福岡の皆さんのものです。みんなで喜びを分かち合いたいと思います」と述べている。
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