「俳優 亀岡拓次」横浜聡子監督、安田顕の第一印象は“色がついていないカメレオン俳優”
2016年1月13日 17:00

[映画.com ニュース] 人気演劇ユニット「TEAM NACS」の安田顕が主演した映画「俳優 亀岡拓次」の横浜聡子監督が1月12日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で行われた上映会に出席し、外国人記者らの質問に答えた。
映画は、酒好きな脇役俳優・亀岡拓次(安田)がロケ先で出会った飲み屋の女将・安曇(麻生久美子)に恋心を抱く姿や、世界的な巨匠からオーディションの声がかかり、俳優人生に大きな転機が訪れるさまをユーモラスに描く。
「ウルトラミラクルラブストーリー」(2009)以来約6年ぶりに長編を手がけた横浜監督は、作家・戌井昭人氏による原作との出合いを振り返り「いい意味で強いメッセージがない。その部分にひかれた。亀岡という人間や生きざまを含め、このご時世で自分のリズムで生きている人が面白い」と製作を決めたと明かす。映画には、原作にも感じた「どこに行くかわからない人生だけれど、歩き続けていこう」という緩やかなメッセージを込めたそうで「人生でも映画作りでも、ハプニングはいっぱい起こる。そういうことを恐れずに(進むのが大事)」と語った。
安田と麻生の魅力については「プロデューサーに勧められて安田さんの作品を見て、(余計な)色がついていないカメレオン俳優という印象を受けました。亀岡は素朴な人なので、安田さんの素朴さが引き出せたら新たな亀岡が生まれると考えました」「麻生さんは、人当たりがよく柔和にもかかわらず台本のセリフを一字一句変えずに言えるプロフェッショナルな人。安曇は美しくもあり不安定な女性ですが、はかなさのある麻生さんなら女性の弱さを見せてくれるのではと考えました」とよどみなく答え、両者への信頼をうかがわせた。
記者からは「亀岡は酒好きだが、日本社会を表す上でのテーマなのか?」といった質問も飛び、横浜監督は「私を含め、日本人の場合、お酒を飲まないと本音が言えない。加えて映画作りは緊張を強いられる場。亀岡はそういった場をずっと経験しているので、(お酒を飲むのは)役から解放される場として、必要な時間なのでは」「実際、新宿三丁目には映画人が日々集い、意見を戦わせている」と、日本特有の文化“飲みニケーション”を絡めて考察。そのほか、原作ではフランス人だった巨匠の人種を俳優に合わせてスペイン人に変更したという裏話や、劇中音楽について「亀岡の人生を祝福し、肯定するのがテーマでした」と明かした。
「俳優 亀岡拓次」は、宇野祥平、新井浩文、染谷将太、浅香航大、杉田かおる、工藤夕貴、三田佳子、山崎努らが脇を固める。1月30日から全国公開。
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