3DCG「ドラえもん」、著名人モニター10人に異例の未完成試写会
2013年12月30日 22:55

[映画.com ニュース] 山崎貴監督と八木竜一監督が共同でメガホンをとる、国民的アニメ「ドラえもん」初の3DCG映画「STAND BY ME ドラえもん」が、著名人10人をモニターとし、製作途中の映像を見せる“未完成試写会”を始めたことがわかった。完成前の映像を製作スタッフ以外が目にすることは異例だが、モニターに選ばれた作詞家の秋元康氏、トヨタ自動車の豊田章男社長、女優の前田敦子らが今後、忌憚(きたん)のない意見を世間に発信していく。
モニターに選ばれたのは、秋元氏、豊田氏、前田のほか大久保佳代子(タレント)、黒柳徹子(女優)、小山薫堂氏(放送作家)、田村淳(タレント)、羽鳥慎一氏(フリーアナウンサー)、森永卓郎氏(経済アナリスト)、ローラ(タレント)の10人。“未完成試写会”の仕掛け人である佐々木宏クリエイティブディレクターは、人選について「とにかくまず、正直な感想を言ってくれるだろうなと思う人にお声かけをしました。それはもちろん、ネガティブなご意見も言ってくださる人。3回の試写会で、どう反応が変わってくるのか、とても楽しみです」と期待を寄せた。
10人は、すでに6分間のメイキング映像を観賞。この後、来年5月ごろに製作途中の本編、7月に完成した映像の試写会が実施される予定だ。1回目の試写を終えた秋元氏は、「周りがもっと奇をてらったことをやっている時に、ドラえもんがラブストーリーという一番分かりやすい物語に戻っているのはすごく面白いなと思いましたね。いろんな意味で、相当クオリティー高い作品です」とコメントしている。
また、豊田氏は「ドラえもん、ありがとう。日本が『もっといい日本』になっていくために、これからも私たちのそばにいてください」。トヨタ自動車のCM「実写版ドラえもん」に出演する前田は、「ジャイ子役もやらせていただいたので、ジャイ子がどうなるのかすごく楽しみです」と明かした。
今回の試みに対し、山崎監督は「こんな段階から見てもらえて、期待されて嬉しいです。スタッフにとっても、これからの苦しい時期を乗り越えるための大きな励みになると思います」と謝意。八木監督も、「すごいプレッシャーです、もちろんいい意味で。皆さんの予想を超えるよう、スタッフ一丸となって『懐かしくて新しいドラえもん』を目指して頑張ります」と意欲をみなぎらせた。
国民的キャラクターの3DCGアニメ化という異例の企画のため、キャラクター造型には1年以上を費やし、表情や動きなど徹底的にリアリティを追求。脚本は“ラブストーリー”と“泣けるドラえもん”という2本柱を主軸に据える。原作の中でも名作といわれる「のび太の結婚前夜」(原作25巻)、「未来の国からはるばると」(同1巻)、「さようなら、ドラえもん」(同6巻)などをベースに、新たな要素を加えて再構築したストーリーがつむがれる。
「STAND BY ME ドラえもん」は、2014年8月に全国で公開。
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