山本耕史、片腕の剣豪・丹下典膳役に挑む「生き方に触れられるだけで幸せ」
2012年6月29日 18:00

[映画.com ニュース] NHKのBS時代劇「薄桜記」の初回完成試写会が6月29日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の山本耕史、柴本幸、高橋和也、長塚京三、脚本家のジェームス三木が会見した。
華々しい赤穂浪士たちの活躍の陰で、吉良方として消えていった侍・丹下典膳の波瀾に満ちた人生を描く。旗本にして卓越した一刀流の剣豪・典膳(山本)は、妻・千春(柴本)の名誉を守るために片腕を失い、浪人となってしまう。典膳はのちの赤穂藩の家臣・堀部安兵衛(高橋)に助けられるが、やがて吉良上野介(長塚京三)の用心棒となり、赤穂浪士たちと対決する運命となる。
片腕の剣豪という難役に挑む山本は、「不自然に見えないよう、右腕で斬りながらそれ以上に左腕を衣装の中で動かしている。3カ月間もやってるとかなり負担があって左腕が痛いけれど、自分が視聴者として見ていたら気になると思うのでかなり気をつけている」と苦労を明かした。そして、「剣一筋にひとつのことを貫く典膳の生き方は、窮屈でもなく自然なことのように感じる。演じながらも切なくなるけれど、役者として勉強させられる貴重な体験。彼の生き方に触れられるだけで幸せ」とやりがいを感じていた。
柴本は、「典膳はとにかく格好良くて、こんな素敵な男性がこの世にいるのかという感じ。私の演じる千春も芯が強く、ここまで激しい役はなかなかない。激動の人生を追体験している」と手応えを感じていた。高橋も、「豪放磊落(らいらく)で愛嬌のある役柄。伝説の人物を演じるプレッシャーはあるけれど、こんなにも安兵衛という役を愛することができてうれしい」と感無量の面持ち。長塚は、「吉良さんは案外良い人だった、という“裏忠臣蔵”はこれまであまり体現されてこなかった。どういう風に演じようかと悩んだけれど、おそらく吉良という人物はエキセントリックな文化人なので、ジェームス先生のようにやればいいのかと思いついた」と役作りを明かした。
ジェームスは、「視聴者は受け身ではないという信念があるので、あまり解説や説明をしていない。スタジオや撮影所で作品が完成するのではなく、見ている人の心で完成する」と明言。「武士の美学を描きたいと思った。最近の物語はどんどん未来へ世界へと向かうけれど、生活の向上ばかり考えて何でも便利で簡単になった今、先祖を振り返りどういう哲学がそこにあったのかと探ること。そこに時代劇の意味がある」と語った。
「薄桜記」は、BSプレミアムで7月13日午後8時から放送開始。
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