「機動警察パトレイバー アーリーデイズ」押井守監督と「けんかえれじい」を目指した伊藤和典 新作「EZY」は全8話、出渕裕が進捗語る
2025年12月14日 08:20

名古屋で開催中の「第1回あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル」ニューウェーブ部門で「機動警察パトレイバー アーリーデイズ」が12月13日、ミッドランドスクエア シネマにて上映された。メカニックデザインの出渕裕氏、脚本の伊藤和典氏、シリーズのプロデューサーを務めた真木太郎氏、バンダイナムコフィルムワークス浅沼誠社長が登壇し、当時の思い出、出渕氏が監督する新作「機動警察パトレイバー EZY」について語った。
押井守監督による「機動警察パトレイバー アーリーデイズ」は、1988年に発売されたOVAで、全6話で特車二課の活躍を描く近未来ポリスアクション。
脚本を担当した伊藤氏は「30代のほとんどをパトレイバーに費やしたので、遅れてきた青春のよう」と述懐。「押井さんと(鈴木清順監督の)『けんかえれじい』をやろう」と言っていて、ノリノリで書きました」「最初の構成とガラッと変わったのが4話。1から3話は押井さんも僕も手さぐりでふわっとしていて、4話は最後に書いた。3話は怪獣物をやろうと思っていて、1、2、3、5、6、4話の順で書いた」と振り返る。

当時アシスタントプロデューサーを務めていた浅沼氏は、「ファックスで送られてくるシナリオを1枚1枚読んで、こんな面白いアニメ、脚本があるんだなって思ったことを覚えています」と回想する。
この日、1~3話、4~6話と2度に分けて行われた上映はほぼ満席、OVAリリースから37年経っても熱心なファンを抱えるパトレイバーについて、司会を務めた藤津亮太氏は、「ファンサービスしてないわけではないんですが、独自の匂いがある。ベタに、例えばすごく可愛い女の子が出てくるとか、すごいメカシーンがあるわけではない。その辺がユニーク」と、本作の特徴を挙げる。
出渕氏は、「当時の勢いやパワーを感じる、『よっしゃやるぞ!』がまかり通っていた」と、さまざまな苦労も含めて88年のOVA制作時代を振り返りながら、監督を務める新作「EZY」について「最初は監督する気はありませんでしたが、やらざるを得なくて、やってて楽しいです。今の時代にパトレイバーってどうなのかな? とは思ったけど。ロボットのでるOVAのようなものは今あまりないし、初心に戻ってやったら楽しい。それが手ごたえです」と進捗を報告。

新作「EZY」のプロデューサーも務める真木氏は「新作の話はしたくてしょうがないんだけど、どこまで話してよくて、何を喋っちゃいけないかわからない」としながらも、全8話であることを発表した。
出渕氏は「OVAの初心に戻って、1話完結、王道ではなく、番外編的なものの連続体としてのパトレイバーを目指していく所存。そこがパトレイバー(の魅力)だと思っている方の期待を裏切らない出来になっています」と自信を見せ、すでにアフレコが済んでいることも明かし、会場のファンを喜ばせた。
「第1回あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル」(ANIAFF)は12月12日~17日、愛知県名古屋市で開催。チケットは公式サイト(https://aniaff.com/)で発売中。
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