裕木奈江、デビッド・リンチ監督と「インランド・エンパイア」を回想 4K版メインビジュアル公開
2025年12月9日 09:00

故デビッド・リンチ監督最後の長編映画「インランド・エンパイア」が、リンチ監督没後1年、初公開から20年という2つの節目が重なる2026年1月9日から、4Kリマスター版として公開されることが決定。このほど、メインビジュアル、本作に出演した裕木奈江からの最新コメントが披露された。
本作は、監督・脚本・撮影・音楽・編集をリンチ監督自身が担当。脚本は全体を完成させないまま、各撮影現場で思いついたシーンをその都度、撮影していくという独自の手法で製作され、リンチ本人にも完成形がどのようなものになるか分からなかったと語られている。主人公の映画への主演が決まった女優を演じたローラ・ダーンをはじめ、ジャスティン・セロー、ハリー・ディーン・スタントン、ジェレミー・アイアンズらリンチ監督作品の常連が顔をそろえるほか、日本の女優・裕木奈江の出演も話題となった。

ポーランド映画「47」のリメイク作「暗い明日の空の上で」に主演することになった女優のニッキー。しかし次第に彼女は映画と現実の区別がつなくなり、劇中のストーリーに呼応するように、相手役の男優と私生活でも関係を持つようになる。やがて現実と虚構の境界線はあいまいになり、その先に不条理で混沌とした世界が広がっていく。「インランド・エンパイア 4K」は、26年1月9日から東京・新宿ピカデリーほか全国公開。
私にとってこの作品はとても思い出深く、特別なものです。
リンチ監督のファンだった私はロサンゼルスでエキストラ募集があると聞き、撮影現場へ向かいました。現場は熱気と活気に満ちていて、本当にエキサイティングな体験でした。
当時の私はまだ英語の勉強を始めたばかりでしたので、「私には無理だと思う」とお伝えしたのですが、監督は「アクセントが面白いからやって欲しい。とにかく全部覚えて一生懸命喋ってみて」と。巨匠に言われては仕方がないので、あの摩訶不思議なセリフを黙々と覚えました。
劇場で鑑賞してさらに驚いたのは、エキストラとして参加したシーンに、一瞬ですが映り込んでいたことです。よかったら探してみてください。
これからも監督の作品が愛され、語り継がれていくことを願っております。
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