アルコール依存で人生が限界に……「おくびょう鳥が歌うほうへ」本編映像
2025年12月2日 13:00

シアーシャ・ローナンが初プロデュースを手がけて自ら主演を務め、大都会で自分を見失った生物学者が故郷で新たな生き方を模索する姿を描いた「おくびょう鳥が歌うほうへ」の本編映像が公開された。
本作は、イギリスでベストセラーとなったエイミー・リプトロットのノンフィクション回想録「THE OUTRUN」を原作に、「システム・クラッシャー」でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞したドイツ出身のノラ・フィングシャイト監督が映画化。スコットランド・オークニー諸島の雄大な自然を背景に、主人公の断片的で混濁した内面世界を繊細な演出で描き出す。
ロンドンの大学院で生物学を学んでいた29歳のロナ(ローナン)は、自由と刺激を求め、大都会の夜の世界へと傾倒。やがてその自由は制御を失い、アルコールへの依存に変わり、人間関係を壊し、心身をも蝕む日々を過ごすように。スコットランドの故郷に10年ぶりに帰り、恋人との別離、暴力的な体験、入院など、人生が限界を迎えた末に、彼女は依存症の治療施設に入所し、90日間のリハビリプログラムを経て断酒生活を開始する。故郷の野鳥保護団体で働きながら孤独な時間を過ごすなかで、少しずつ自らの内面と対話を重ねていくが、数々のトラブルを引き起こしてきた記憶の断片が彼女を悩ませ続ける。
このほど公開された本編映像は、ロナが禁酒のためのグループセラピーに参加する様子を映したもの。ロナは、自身が過去に起こしたアルコールに纏わる失態や、周囲の人たちを傷つけた愚かな振る舞いの数々を思い出しながら、言葉少なにいまの心境を共有する。つらそうに俯くロナを見かね、ほかの参加者も自身の失敗を語り次ぎながら笑い飛ばそうとしてくれる姿に、人々の優しさが感じられる一幕だ。
「おくびょう鳥が歌うほうへ」は、2026年1月9日から東京・新宿ピカデリーほか全国で順次公開。
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