「火垂るの墓」声優、あらすじまとめ 封切り時は未完成で公開、高畑勲監督が“反戦映画”について書き残したこと
2025年8月15日 21:00

8月15日午後9時から日本テレビ系「金曜ロードショー」にて、劇場アニメ「火垂るの墓」がノーカットで放送されます。
(C)野坂昭如/新潮社,1988同作は、1988年に宮﨑駿監督の「となりのトトロ」と2本立てで公開されたスタジオジブリ作品。野坂昭如氏による短編小説が原作で、終戦間近の神戸を舞台に戦災孤児の兄妹がたどる悲劇的な運命が描かれました。放送日の8月15日は「終戦の日」。戦後80年をむかえる節目の年の放送になります。
「火垂るの墓」のあらすじ、キャスト、本作に関するトリビアをご紹介します。
(C)野坂昭如/新潮社,1988昭和20年(1945年)、夏。父が出征中のため母と3人で暮らす14歳の清太と4歳の節子は、空襲によって家を焼かれ、母も亡くしてしまう。2人は遠縁の親戚宅に身を寄せるが、次第に邪魔者扱いされるようになり、ついに耐えきれなくなった清太は節子を連れて家を飛び出す。防空壕に住み着いた彼らは、2人きりの貧しくも楽しい生活を送り始めるが……。
(C)野坂昭如/新潮社,1988「火垂るの墓」の制作は高畑監督のこだわりで遅れに遅れ、1988年4月の封切り時、未完成の状態のまま公開されました。清太が野菜泥棒をするシーンなど2カ所のシーンの色がついておらず、表向きには未完成品だとアナウンスもされなかったため、当時見た人のなかには色がついていないのは演出だと思った方もいたそうです。映画の制作は公開後も続けられ、完成したのは公開から約1カ月後でした。
(C)野坂昭如/新潮社,1988高畑監督は、自身の著書「アニメーション、折にふれて」の一項目「戦争とアニメ映画」のなかで、「火垂るの墓」が、戦争末期の悲惨な体験を描くことで見る人に反戦気分を共有させる映画の1本として見られているであろうことに触れつつ、そうした映画は真の意味で反戦にはなりえないのではないかと問題提起しています。
戦争がどんなに悲惨かは、過去を振り返らなくとも、日々のテレビのニュースでも目撃することができると高畑監督は指摘します。そして、どの戦争もはじめる前は悲惨なものになると覚悟してはじめるわけではないため、「私たちみんなが知らなければならない最大の問題は、戦争を始めるときのことなのではないでしょうか」「戦争をしないで済むように国際協力を発展させ、国際間の問題を平和的に解決するための知恵と努力を持続すること、それこそが真の『反戦』だと思います」と書き残しています。
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