目黒蓮主演の経済系作品「劇場版 トリリオンゲーム」のポテンシャルは?【コラム/細野真宏の試写室日記】
2025年2月15日 04:00
(C)2025劇場版「トリリオンゲーム」製作委員会 (C)稲垣理一郎・池上遼一/小学館映画はコケた、大ヒット、など、経済的な視点からも面白いコンテンツが少なくない。そこで「映画の経済的な意味を考えるコラム」を書く。それがこの日記の核です。
また、クリエイター目線で「さすがだな~」と感心する映画も、毎日見ていれば1~2週間に1本くらいは見つかる。本音で薦めたい作品があれば随時紹介します。
更新がないときは、別分野の仕事で忙しいときなのか、あるいは……?(笑)
今週末2025年2月14日(金)から「劇場版 トリリオンゲーム」が公開されました。
正直、“映画化”には意外性を感じていました。というのも、連ドラの段階でそれほど上手くいっていないのかなという印象があったからです。
2023年7月にTBS系列で連ドラ放送開始時には、主演の目黒蓮に加えて、ヒロインに今田美桜の名前を見た際に「タイミングが良いな」と感じていました。
「目黒蓮×今田美桜」という組み合わせは、TBS映画「わたしの幸せな結婚」を想起しました。2023年3月に同作が公開され、興行収入28億円の大ヒットを記録していて、まさにタイムリーだったのです。
ところが連ドラは想像よりは話題になっていないような印象だったので、視聴率に触れている記事を読んでみると、「役柄に少し無理がある」というような一般の視聴者の感想も含まれていました。
今回の映画を見た時に「なるほど」と思いました。
(C)2025劇場版「トリリオンゲーム」製作委員会 (C)稲垣理一郎・池上遼一/小学館確かに「わたしの幸せな結婚」の際には、目黒蓮も今田美桜も想いを内に秘めたような役柄。一方、「トリリオンゲーム」では、目黒蓮が演じるハルは「世界一のワガママ男」という設定。目黒蓮が普段インタビューで応えている姿勢や、これまでの役柄などを総合すると、「イメージとは異なる」という印象をもちました。
連ドラの際の平均視聴率は5.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯)と伸び悩んでいた理由はわからなくもありません。
そんな背景もあったため「映画化」は想定していませんでした。
また、連ドラが伸び悩んだ背景には、経済系の作品というのもあるのかと思います。
「トリリオン」は「1兆」という意味で、「1兆円」でも凄まじいのに、「1兆ドルを稼ぐ」というのがベースの設定としてあるのです。
そのため企業買収などの経済事象が出てきます。
映画で描かれるのは「日本初のカジノリゾート開発」。私は映画からの視聴でしたが、登場人物などの関係性は、見ていればざっくりとはわかったので問題ありませんでした。
(C)2025劇場版「トリリオンゲーム」製作委員会 (C)稲垣理一郎・池上遼一/小学館ただ、中盤のカジノで拳銃が出てくるところから、いくつか「う〜む」とフリーズが起こりました。
最大の疑問は、そのシーンの後に経済の話になっていくのですが、かなり無理があると感じました。
とはいえ、それらの「あり得ないこと」が起こらないと物語が進まないという映画特有の選択があるのでしょう。
(C)2025劇場版「トリリオンゲーム」製作委員会 (C)稲垣理一郎・池上遼一/小学館
(C)2025劇場版「トリリオンゲーム」製作委員会 (C)稲垣理一郎・池上遼一/小学館思えば、「ハゲタカ」(2009年)などのようにディテールにこだわろうとすると小難しくなり、鑑賞を敬遠してしまう人も増えます。
そのため、勢いのまま「雰囲気で見せる」というのが正解になってしまうのかもしれないのです。
このように「いくつかのあり得ない」を無視すれば成立しているとも言えるのでしょう。
良くも悪くも小難しさは感じませんし、「ハゲタカ」の興収8.3億円は超えると思われます。
加えて、最も「旬」と言っても過言ではない「主演・目黒蓮」という強さを考えると、興収10億円を突破し、15億円規模のポテンシャルを感じます。
果たしてどこまで行けるのか、経済系の映画の行方に注目したいと思います。
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