板津匡覧監督が語る「北極百貨店のコンシェルジュさん」の“マンガチックでリアル”な絵作りと東映長編の影響
2023年10月25日 14:16

第36回東京国際映画祭のアニメーション部門で10月24日、「北極百貨店のコンシェルジュさん」が上映され、東京・角川シネマ有楽町で板津匡覧監督がプログラミング・アドバイザーの藤津亮太氏とトークに臨んだ。
同作は、西村ツチカ氏による漫画が原作。動物の客が訪れる北極百貨店の新人コンシェルジュの秋乃が、さまざまな事情を抱えた客の思いに寄りそいながら奮闘する姿を描く。10月20日から全国で公開中。
以前から西村氏の作品が好きだったという板津監督は、「自分がやりたいアニメーションのスタイルがこの作品だったら扱える」「この絵ならば自分の描きたい動きが自由に描ける」と考え、Production I.Gの松下慶子プロデューサーに次回作の企画として提案。藤津氏から“マンガチックでリアル”な絵作りにした理由を聞かれると、自分が見てきた作品や参加した作品の影響から「(自分には)どっちの血も流れている」と分析しながら、「自分には“リアル”な方向だけにいくと行き詰まるような感覚があって、この作品では自由で伸びやかな方向にいきたかった」と話す。
本作が目指した絵の方向に近い作品として、宮崎駿監督がアニメーターとして参加したことでも知られる東映長編「どうぶつ宝島」が挙げられ、同作が大好きだと語る板津監督。シンプルな線で描かれたキャラクターが伸びやかに動く東映長編の良さと、現代的なリアルなアニメーションの良さの両方を取り入れたスタイルを実現するため、キャラクターデザインの森田千誉と、端正かつシルエットだけで成立するようなシンプルな線のキャラクターを作っていった経緯が語られた。そのさい、動物の骨格は意識しながら可愛かわいく描き、動きについても動物を擬人化するのではなく、あくまで二足歩行で立っているという“不思議なリアリティ”を目指したのだそうだ。
板津監督はトークの最後に、「なるべく色々な年齢層の人に見てもらえる作品として作った」という本作を、二度目は身近な人を誘って見にいってほしいと呼びかけていた。第36回東京国際映画祭は、11月1日まで開催。

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