吉田恵輔監督「BLUE ブルー」ラストシーンに込めた思い 松山ケンイチとの裏話も
2021年11月5日 18:30

第34回東京国際映画祭の「Nippon Cinema Now人間の心理をえぐる鬼才 吉田恵輔」で「BLUE ブルー」が11月5日、東京・日比谷のTOHOシネマズ シャンテで上映され、吉田恵輔監督がティーチインを行った。
本作は、吉田監督によるオリジナル脚本で、ボクシングに情熱を燃やす挑戦者たちの熱い生き様を描いたドラマ。負け続きのボクサーで、ジムではトレーナーも務める主人公・瓜田信人を松山ケンイチが演じ、同じジムに所属する、強さと才能を合わせ持つ後輩・小川一樹を東出昌大、好きな人のために始めたボクシングにのめり込んでいく楢崎剛を柄本時生、瓜田の初恋の人で、今は小川の婚約者の天野千佳を木村文乃が演じた。

中学2年から始めたボクシングを今も続けている吉田監督。観客から瓜田がシャドーボクシングをするラストシーンについて聞かれると、知り合いに瓜田のモデルがいると説明し、「ある試合が終わったらその人がいなくなっちゃたんです。その人に見てもらいたいなと思って作ったところがありまして。その人に捧げるラブレターみたいな気持ちで、あなたの中に残っている炎はきっと消えないっていうことを何か残したくて、シャドーボクシングに思いを込めました」と明かす。
さらに「松山ケンイチさんが台本を読んで『ラストのシャドーボクシングがかっこ悪かったらやばいですよね』って、シャドーの練習を2年間くらいやってくれた」と振り返り、「松山さんへのオファーは撮影の2年前にして、実際に撮影できるかはお金が集まってからでした。なかなか始動できなかったのに、松山さんが勝手にジムに行って習い始めちゃって(笑)。こっちも引くに引けなくなって、1年半過ぎたあたりからだいぶヒヤヒヤしました」と裏話で笑わせる。

本作のテーマに関しては「ボクシングの映画ではありますが、舞台を変えればどこにでも当てはまる話だと思います。何かを目指して下積みして、それでも勝てなくて。長い時間を使って諦める人が世の中の大半を占めると思いますが、その日々は無駄だったのかなとか後悔してしまうかもしれないです。でも、僕はその努力みたいなものを美しいと思ったので、1回だけの人生だとしても、失敗しても無駄だったことが美しいということで、どうにか折り合いつけれないですかっていうテーマがあります」と、吉田監督らしい言葉で語っていた。
第34回東京国際映画祭は11月8日まで、日比谷、有楽町、銀座地区で開催。
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