【「横道世之介」公開8周年】中国で豪華版BDの発売決定!「優秀な作品を“モノ”として残したかった」
2021年2月23日 12:00

沖田修一が監督を務め、高良健吾が主演した映画「横道世之介」が、本日2月23日に公開8周年(封切り:2013年2月23日)を迎えた。実は同作、中国ではいまだに人気を集めていることをご存知だろうか? 日本公開8周年という節目、現地では豪華限定版Blu-rayの予約がスタートしていることが判明した。
吉田修一氏による青春小説を映画化した本作は、1980年代を舞台に、長崎の港町から大学進学のため上京したお人好しの青年・横道世之介(高良)や、その恋人で社長令嬢の与謝野祥子(吉高由里子)らが謳歌した青春時代を、心温まるユーモアを交えながら描く。高良と吉高のほか、池松壮亮、伊藤歩、井浦新、朝倉あき、綾野剛らが出演。劇団「五反田団」主宰の劇作家で小説家の前田司郎が共同脚本を担当している。

豪華限定版Blu-rayの本編映像は、リージョンコードがフリーとなっており、中国語&英語字幕付き。64ページのブックレット、96ページの映画脚本、日本版ミニポスター、沖田監督からの“手紙”などを封入。沖田監督の“手紙”には「皆さんが誰かにとっての世之介でありますように。良い出会いがありますように願っています。どうぞ楽しんでご覧ください」と記されている。
パッケージの企画を担当した顧鵬遠氏に話を聞くと、まず「横道世之介」との出会いを語ってくれた。
顧鵬遠氏「2014年、初めて『横道世之介』を見ました。当時の私は、まだ大学に入ったばかり。ちょうど“世之介”と近い年齢だったので、非常に感動したことを覚えています。その後、何度も拝見させていただき“世之介”と一緒に成長しました。大学3年生の頃から、DVD、Blu-rayをコレクションし始めました。いつか中国でも、このような優秀な作品をBlu-ray化したいと考えていました」

また、今回のBlu-rayをリリースした背景には、中国の“ある事情”があったようだ。
顧鵬遠氏「中国本土では10年以上、日本の実写映画がBlu-ray化されていないんです。もちろん配信時代に入ってからは、中国本土のパッケージ市場はほぼ壊滅状態です。しかし、Blu-ray(ソフト)という“モノ”は、非常に重要な存在だと思っています。だからこそ、米国のクライテリオン社のように優秀な作品を“モノ”として残すことができればと考えていました。今回の豪華限定版Blu-rayは、日活(企画・製作幹事)などの協力を得て、企画実現へと至っているんです」
映画.comのコラム「どうなってるの? 中国映画市場」を連載している映画ジャーナリスト・徐昊辰氏は「『横道世之介』は、上海国際映画祭で上映されたのですが、あの時の熱狂的な拍手はいまだに忘れることができません」と振り返る。「“世之介”は、その上映からずっと中国の人々の心にいます。中国では、10年代の日本映画のなかで“最も人気のある作品”のひとつといっても過言ではありません」と説明した。
「横道世之介」の中国豪華限定版Blu-rayは、3月30日から中国で発売予定。価格は、348元(約5700円)。
(C)2013「横道世之介」製作委員会
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