戦地のアパートの一室がシェルター 緊迫の24時間を描いた密室劇「シリアにて」
2020年6月16日 12:00

[映画.com ニュース]第67回ベルリン国際映画祭で観客賞を受賞、戦地シリアのアパートの一室をシェルターにし、身を寄せる家族と隣人一家の緊迫の24時間を描いた密室劇「シリアにて」が8月22日公開される。
ベルリンのほか、世界の映画祭で18冠を獲得した本作は、未だ解決をみない戦地シリアの24時間を、舞台をアパートの一室に限定し、武器を一切持たない一般市民の女性の視点で捉えた緊迫のフィクション・ドラマ。暴力を視覚化した衝撃描写であおる手法は避け、聴こえてくる音と住人の反応によって恐怖を伝える演出は、戦地に実際に立ち会っているかのような究極の臨場感を醸し出す。戦争や兵器の映像を出さず、住人の心理的描写のみで、血も凍るような緊迫したサスペンス性を表現した。
監督・脚本を務めるのは、ベルギーの社会派監督フィリップ・バン・レウ。ルワンダ紛争での大量虐殺を描いたデビュー作「The Day God Walked Away」(09)に続く長編映画となる本作は、2012年に友人の父親が、シリア北部の都市アレッポの住居から3週間出られずにいたという話を聞いたことから、危機感を募らせ早急に映画化。脚本の信憑性を増すため、シリア難民やシリア系の映画人による検証を重ね、現地の緊迫した家族の物語を、リアルに描き出した。「シリアの花嫁」「ガザの美容室」の名女優ヒアム・アッバス、「判決、ふたつの希望」のディアマンド・アブ・アブードが迫真の演技で競演する。
シリアの首都ダマスカスのアパートに住む女主人のオーム。未だ内戦の終息は見えない中m戦地に赴いた夫の留守を預かるオームは、家族と共にアパートの一室にこもり、そこに身を寄せた隣人で、幼子を持つハリマ夫婦とともに、何とか生活を続けている。ある日、ハリマの夫がレバノンの首都ベイルートに脱出するルートを見つけ、今夜こそ逃げようとハリマに計画を話していた。脱出する手続きをするために、夫はアパートを出て行くが、外に出た途端スナイパーに撃たれ、駐車場の端で倒れてしまう…。
「シリアにて」は、8月22日から岩波ホール他全国順次公開。
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