K・ナイトレイ主演作、5月公開 政府を告発しイラク戦争を止めようとした実在の女性を熱演
2020年2月28日 16:00

[映画.com ニュース]女優のキーラ・ナイトレイが主演を務めた映画「オフィシャル・シークレッツ(原題)」が、「オフィシャル・シークレット」の邦題で、5月22日に公開されることが決定した。ナイトレイは、イラク戦争に向かうアメリカの不正行為を全世界にリークし、戦争を止めようとした実在の女性を体現。レイフ・ファインズ、マット・スミス、マシュー・グードらイギリスの実力派俳優陣が顔をそろえた。
2003年のイラク戦争開戦前、アメリカと共同歩調をとる英諜報機関「GCHQ」(英政府通信本部)で働くキャサリン・ガン(ナイトレイ)はあるメールを受け取る。イラク攻撃のための違法な工作活動を促す内容に憤りを感じた彼女は、マスコミへのリークを決意し、2週間後には「オブザーバー」紙の記者マーティン・ブライト(スミス)によって記事化される。「GCHQ」では犯人探しが始まり、キャサリンは自ら名乗り出るが、勇気ある告発も空しくイラク侵攻が開始。起訴されたキャサリンを救うため、人権派弁護士ベン・エマーソン(ファインズ)が立ち上がる。
「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」のギャビン・フッド監督が関係者へのリサーチを重ね、メガホンをとったポリティカルサスペンス。ひとりの女性の告発がきっかけとなり、後に大きな政治問題に発展する「キャサリン・ガン事件」をそれぞれの当事者の立場から描き、スリリングなサスペンスと心揺さぶる人間ドラマに仕上げた。当時のブッシュ大統領やブレア首相のニュース映像もふんだんに使われており、政治家の発言が、人々の生命を左右するという事実の検証にもなっている。事件当時は17歳でキャサリンのことを知らなかったというナイトレイは、「表に出すべき事実である」という信念に突き動かされ、キャサリン役を演じた。
あわせてお披露目された予告編では「機密法に背かなければ3000万人が死ぬ」と叫ぶキャサリンが活写され、彼女の途方もなく大きな勇気や正義感が垣間見える。機密法違反で逮捕されてしまったキャサリンが無罪を勝ち取る方法は、英米政府を相手に、戦争が違法だと立証すること。ラストシーンでは、「私は政府ではなく国民に仕えた」と呟き、裁判で静かに涙を流す姿が切り取られている。
ポスターには「国家の嘘を暴く」という力強いコピーの下に、キャサリン、エマーソン、ブライトが結集。「オフィシャル・シークレット」は、5月22日から東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。
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