大林宣彦監督は全身全霊で映画作家!犬童一心&高橋栄樹両監督が撮影秘話を明かす
2019年11月1日 18:30

[映画.com ニュース] 日本映画界のトップランナー大林宣彦監督と、妻でプロデューサーの大林恭子に密着したWOWOWオリジナルドキュメンタリー「ノンフィクションW 大林宣彦&恭子の成城物語 [完全版] ~夫婦で歩んだ60年の映画作り~」が11月1日、第32回東京国際映画祭の特別上映作品としてTOHOシネマズ六本木ヒルズで上映され、企画・構成を担当した犬童一心、演出・撮影の高橋栄樹が登壇した。
大林監督と妻の恭子プロデューサー。2人が成城大学の学生として出会って以来、映画を作り続けて来た60年間を、関係者・本人たちへのインタビュー、新作の製作風景、貴重な映像・写真を織り交ぜながら描いた本作。今回の映画祭で上映されたのは、今年8月にWOWOWで放送されたドキュメンタリー番組にカットを追加し、映画祭向けに再編集したバージョンとなる。
大林監督は2016年に肺がんで余命3カ月と宣告されながらも、抗がん剤治療を継続し、3年経った現在も精力的に映画作りに突き進んでいる。大林夫妻と長年の交流があり、本作でインタビュアーを務める犬童監督は「最近の大林さんを撮ると、どうしても反戦の映画作家という視点の番組になってしまう。でも僕からすると、19歳の頃から知っている8ミリ映画の先輩なんですよ。でも僕が撮るなら(妻の)恭子さんとの話だなと思って。そういう視点なら僕もそれにのってもいいなと思ったんです」と企画の経緯を明かす。
「大林さんはずっとしゃべり続ける人。この番組は83分くらいしかないんですけど、きっと同じ話を聞いたら、1週間はかかると思う」と笑う犬童監督。高橋監督が「でも今回は恭子さんがいるので。さすがの大林監督も、恭子さんがお話し始めると、話をやめて聞き手にまわる。そういうのもなかなか見られない姿ですよね」と続けた。そして今回の撮影を通じて「想像以上に、全身全霊で映画作家ですね。小田桐(昭)さんという電通の有名なクリエイティブディレクターが大林さんを『フィルムを食べているくらいの人だよ』と言っていて。体調が良くないのにずっと編集していたり、台本を見たままどこを直すか考え続けていたり。頭のどこかでは分かっていたんですが、改めて本当にそうなんだな」と感じたという犬童監督。「24時間、映画のことばかり考えていて。ずっと映画のことばかり話している。僕から見ても、こうはなれないなと思います」と驚きを隠せない様子だった。
また、高橋監督も「実はかなりご気分が悪くなって、一瞬倒れられたことがあった。あの時、カメラを回せるはずはないなと思ったんですが、恭子夫人から『今、宣彦がカメラを回した方がいいと言っていたわよ』と。それで撮らせていただいた。そういう瞬間でも映画作家であられるんだなと思いました」としみじみ付け加えた。
「ノンフィクションW 大林宣彦&恭子の成城物語 [完全版] ~夫婦で歩んだ60年の映画作り~」は11月17日にWOWOWで放送。
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