国家破産まであと7日…キム・ヘス&バンサン・カッセル共演の問題作、予告完成
2019年7月26日 20:00

[映画.com ニュース]韓国の通貨危機の裏側を描き、政府を痛烈に非難する問題作「国家が破産する日」の予告編とポスタービジュアル、場面写真3点を映画.comが先行入手した。国家破産まで7日間というタイムリミットに直面し、危機を防ごうとする者、賭ける者、生き残ろうとする者が抱える様々な思惑を、サスペンスフルに描いた本作。ポスターには「その時、政府は何をした――」という衝撃の言葉がおさめられている。
韓国が好景気に沸いていた1997年、韓国銀行の通貨政策チーム長ハン・シヒョンは忍び寄る通貨危機を予測する。政府が非公開の対策チームを招集した時には、国家破産までわずか7日間と迫っていた。ハンは国民に知らせるべきだと主張するが、情報開示を拒む財務次官と対立。時を同じくして、通貨危機の兆候を独自にキャッチした金融コンサルタントのユン・ジョンハクは、一世一代の大勝負に出る。一方で、経済情勢に疎い町工場の経営者ガプスは、大手百貨店からの大量発注を手形決済という条件で引き受けてしまう。
「10人の泥棒たち」のキム・ヘスが、国民の側に立って孤軍奮闘するハンを演じる。そのほか経済危機に人生を賭ける青年ユン役のユ・アイン(「バーニング 劇場版」)、家族と会社を守ろうとするガプス役のホ・ジュノ(「名もなき野良犬の輪舞(ロンド)」)、ハンと衝突する財政局次官役のチョ・ウジン(「1987、ある闘いの真実」)が共演。さらに、「ゴーギャン タヒチ、楽園への旅」で知られるフランスの名優バンサン・カッセルがIMF(国際通貨基金)専務理事に扮し、韓国映画に初出演を果たしている。
予告編の冒頭では、経済的な成長を遂げた韓国の豊かさを活写。しかし、満ち足りた光景を遮るかのように「私の計算では国家破産まで残された時間は7日間です」というハンの絶望的な宣言が響く。不渡りを出す銀行が後を絶たない史上最悪の局面を迎え、政府が何の措置も取っていないと不信感を募らせる国民たち。ハンの反対にも関わらず、政府がIMFとの交渉に臨むさまがスリリングに映し出され、映像は「貧しい者はさらに貧しく、失業が日常になる。そんな世の中にはしてはいけない」という力強い言葉で締めくくられている。
「国家が破産する日」は、11月8日から東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋ほか全国で順次公開。
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