中南米の“国民的”怪談が「死霊館」ユニバースに仲間入り その怖さの秘密とは?
2019年5月9日 12:00

[映画.com ニュース] 大ヒットホラー映画「死霊館」ユニバースの新作「ラ・ヨローナ 泣く女」が、5月10日に全国公開を迎える。本作で長編監督デビューした新鋭マイケル・チャベス監督をはじめ、主演女優のリンダ・カーデリニ(「グリーンブック」)らに、米テキサス州オースティンで3月に開催されたイベント「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)」でインタビューを敢行。本作の“怖さ”の秘密を聞いた。
タイトルの“ラ・ヨローナ”とは、ラテンアメリカに伝わる恐ろしい怪談。我が子を川で溺死させた母親が、幽霊となってこの世をさまよい、その泣き声を聞いた子どもは連れさられてしまう。映画は、「ソウ」シリーズや「死霊館」シリーズでハリウッドを代表するヒットメーカーとなったジェームズ・ワンが製作。ラ・ヨローナの呪いから我が子を守ろうとする主人公アンナをカーデリニ、リンダを手助けする元聖職者ラファエルをレイモンド・クルツ(「エイリアン4」)、ラ・ヨローナに子どもを奪われた母親をパトリシア・ベラスケス(「ハムナプトラ 失われた砂漠の都」)が演じた。
マイケル・チャベス監督 「僕たちはこの伝説が大好きで、子どものころに怖いと思った体験を映画で見せたかった。親や祖父母たちは『いい子にしないとラ・ヨローナに捕まるぞ』と子どもたちをおどかす。そうやって親から子へ、子から孫へと伝えられてきた話なんだ。そう聞かされて育ってきたから、この幽霊はとてもリアルで身近な恐怖なんだよ。ラ・ヨローナの伝承には様々なバージョンがあるから、どれを選ぶかは難しかったけど、一番恐ろしくて冷酷なバージョンを映画にしたかった。とても怖い作品に仕上がったと思うね」

リンダ・カーデリニ 「私はそういうシーンでは、いろんな呼吸テクニックを使って心拍数を上げるの。それから、誰かが子どもたちを危険な目にさらす怖い事件が現実にあるし、一緒にいるかわいくて純真な子どもたちの顔を見ながら、この子に恐ろしいものが迫っているって想像するだけで演技の助けになる。世界は恐ろしくて制御不能な場所になるかもって考えるだけでもゾッとするでしょ。それに、悪役がVFXではなく、役者が実際に演じてくれたのはありがたかった。ラ・ヨローナを演じたマリソル・ラミレスはほんとに素晴らしかった。相手が実際にいたから格段に演じやすかったわ」
レイモンド・クルツ 「ラテンアメリカ文化への理解を促すような形でラ・ヨローナの物語を伝えられるように、作品を支えたつもりだよ。わたしたちがいかに超常現象や死後の世界を信じていて、それによっていかに神秘主義と宗教を融合させているかを伝えたかった。死者の日を例に挙げれば、死んだ祖先たちは完全に消えていなくなったわけではなく、あの世にいて、いまも交信できるとわたしたちは信じている。そういう風に信仰心と超常現象を混ぜ合わせたかったんだ」
パトリシア・ベラスケス 「ラ・ヨローナは、わたしが子どもの頃からずっと付きまとっているし、これからも離れることはないと思うわ。実在するって信じて育ってきたんだもの。親はラ・ヨローナの話をして子どもに言い聞かせるものなの。映画が完成したいまも、わたしはラ・ヨローナの存在をずっと近くに感じている。だって、彼女はこの映画つくりの道のりの一部だったから。彼女が何者なのか、わたしたちの文化においてどれほど重要な存在なのかを、世界に伝えないといけない。ラ・ヨローナはしばらくわたしから離れてくれないでしょうね。それどころか一生とりつかれているかも」
「ラ・ヨローナ 泣く女」は5月10日から全国公開。
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