空族・富田克也監督最新作、仏教描く「典座」がカンヌ映画祭批評家週間出品
2019年4月22日 21:00

[映画.com ニュース]「サウダーヂ」「バンコクナイツ」で知られる映像制作集団「空族」のメンバー・富田克也監督の最新作「典座 TENZO」が、第72回カンヌ国際映画祭の批評家週間「特別招待部門」に正式出品されることがわかった。
「典座」とは、禅宗の寺院において僧侶やお寺への参拝者の食事を司る役職のこと。仏道修行に励む僧堂において、調理を司る典座職は、曹洞宗の“六知事”という重要な6人のうち欠かせない1人であり、その教えは調理のみならず仏道を歩むうえで大切なことを多く含んでいる。
本作は、全国曹洞宗青年会から依頼を受けて製作され、道元禅師が遺した「典座教訓」を軸に、3.11以降の現代日本における仏教の意義、そして信仰とは何かを探求した作品。“今を生きること”を紐解きつつ、ドキュメンタリーとフィクション、そして時間と空間をも自在に飛び越えながら、禅問答のように描く仏教映画となっている。
メガホンをとった富田監督は、「サウダーヂ」でナント三大映画祭グランプリに加え、高崎映画祭最優秀作品賞、毎日映画コンクール優秀作品賞&監督賞をダブル受賞。タイ・ラオスオールロケを敢行した「バンコクナイツ」では、ロカルノ国際映画祭の国際コンペティションなど世界中の約30の映画祭への招待を受けており、国内外で常に高い評価を獲得してきた。また、フランスのラ・ロシュル国際映画祭や韓国の全州映画祭など、世界各地で“富田克也レトロスペクティブ”が7回も特集され、各国の映画人から注目を集めている存在だ。
カンヌ国際映画祭への出品は初となった富田監督。「この作品は、全国曹洞宗青年会からの依頼を受け作りました。3・11以後、彼らは人々から必要とされ始めたと感じています。そして私たち空族も、『サウダーヂ』で描いた疲弊し空洞化する現代の日本社会の姿、『バンコクナイツ』の撮影を通じてアジア的な仏教感に触れ、今こそ日本人には信仰が必要なのではないかという思いからこれを引き受けました。カンヌ映画祭からの招待は、まさにご縁を頂いたという事だと思っています」とコメントを寄せている。
「典座 TENZO」は、富田監督とともに「空族」の相澤虎之助が脚本を担当し、河口智賢、近藤真弘、倉島隆行、青山俊董が出演。今秋公開。
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