巨匠ガリン・ヌグロホ、インドネシア女性監督の重要性を熱弁
2018年10月26日 19:30

[映画.com ニュース] 1970~90年代のインドネシアを舞台にした映画「めくるめく愛の詩」が10月26日、東京・六本木で開催中の第31回東京国際映画祭「国際交流基金アジアセンター presents CROSSCUT ASIA #05 ラララ♪東南アジア」で上映され、メガホンをとったガリン・ヌグロホ監督、出演した女優アニサ・ヘルタミがティーチインに出席した。
インドネシアで暮らす幼なじみのルーミーとユリア。需要が減ったラジオの技術者であるユリアの父親は、妻と娘を残し家を出てしまう。一方、アメリカから輸入されるソフトドリンクに押され会社が傾いてしまったルーミーの父親も、不機嫌が募って妻を殴るようになる。政治的・経済的な状況を背景に、若い2人が思いがけない別離や遭遇を経験する様子を描く。
東京国際映画祭への参加は13回目となるヌグロホ監督は、「私の作品は13本も上映させて頂いたということで、大変誇りに思っております」と感慨深げに語り、「この作品には私の個人的な体験も描かれております。例えば、オープニングで子どもたちが橋に座っているシーンなどは実体験です」と明かした。
6年前の第25回で上映されたヌグロホ監督の「スギヤ」で学生を演じていたヘルタミは、本作ではユリアの母親役を熱演。「私はまだ母親ではないので、挑戦的な役でした。当時、インドネシアの女性たちは若くして結婚し、年が近い自分の娘とは友達のような関係になっていたので、そういった部分を演じるのも難しかったです」と振り返った。
近年は、インドネシアの女性監督の育成に力を入れているというヌグロホ監督。昨年の第18回東京フィルメックスで最優秀作品賞を受賞したモーリー・スルヤ監督(「殺人者マルリナ」)、カミラ・アンディニ監督(「見えるもの、見えざるもの」)に言及し、「インドネシア映画界にとって重要な、2人の女性監督が誕生しました。私が原案を手掛けた『殺人者マルリナ』は、男性の視点から描いてはいけない、女性の視点で描かなければと思い、モーリーに監督を依頼しました」と明かした。
現在大学院で映画学を専攻し、ヌグロホ監督から指導を受けているというヘルタミは、「今回の映画祭のオープニング作品『アリー スター誕生』も、俳優のブラッドリー・クーパーさんが監督を務めています。映画製作を勉強することで、女優としてもインパクトを受けます」と、映画製作への意欲をにじませた。
第31回東京国際映画祭は、11月3日まで開催。
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