「高崎グラフィティ。」主題歌、川島直人監督がレコード会社に「無理を言って」オファー
2018年8月27日 17:45

[映画.com ニュース] 堤幸彦、大根仁ら気鋭の映画監督を輩出してきた映像制作会社オフィスクレッシェンドが、次代を担うクリエイターの発掘と育成を目的に設立した映像コンテスト「未完成映画予告編大賞」で第1回グランプリに輝いた「高崎グラフィティ。」(公開中)の公開記念イベントが8月26日、東京・調布市のイオンシネマ シアタス調布で行われた。
イベントには、メガホンをとった川島直人監督と主題歌「遠い春」を手がけた澤部渡(スカート)が出席。楽曲起用にまつわるエピソードを語り合い、澤部は「遠い春」と当初、主題歌に提案していたという「月の器」を生披露した。映画は群馬県高崎市を舞台に、高校の卒業式を終えたばかりの男女5人の数日間を描く青春群像劇。日本大学藝術学部の同期生だった川島監督、キャストの佐藤玲、カメラマンの武井俊幸がコンテストでグランプリを射止め、オフィスクレッシェンドのサポートを得て長編映画として完成させた。
スカートのファンだという川島監督は、澤部への主題歌オファーについて、「レコード会社を通じて、無理を言って書き下ろしをお願いしました。映画を見ていただいた上で、歌詞も曲も作っていただき、すばらしい楽曲だなと思います」と感謝の意。一方、澤部は「青春群像の部分に惹かれるのはもちろんですが、曲を書く視点として、あの5人がどうやって、(物語の舞台である)この3月を乗り切ってやろうかという姿勢、それが一番美しいと思い、そこを膨らませて曲にした」と楽曲制作の裏話を披露した。
歌詞には「桜」「つつじ」といった春の花が登場しており、作詞も手がける澤部は「どちらも咲く時期は、そんなに変わらないんですが、ほんの少し先の未来……、我々はどうにかそこにたどり着かないといけないという強い気持ちを表しました」と説明。「スカートが持っている寂しさと、前を向く感じを同居させたいというのが、ひとつのテーマでした。ある種、『高崎グラフィティ。』のアザーサイド、パラレルワールド的な視点で書きました」と歌詞に込めた思いを語った。
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