「007」争奪戦が5社間でヒートアップ
2017年4月26日 12:00

[映画.com ニュース] ダニエル・クレイグを6代目ジェームズ・ボンドに迎えた「007 カジノ・ロワイヤル」(2006)以降、同シリーズの配給を手がけてきた米ソニー・ピクチャーズの権利が、2015年の「007 スペクター」をもって失効したことで、シリーズ最新作の配給権をめぐりスタジオ5社間で争奪戦が繰り広げられている。
米ニューヨーク・タイムズ紙によれば、ソニー・ピクチャーズ、ユニバーサル・ピクチャーズ、ワーナー・ブラザース、20世紀フォックスの大手4スタジオに、「アメリカン・ハッスル」「her 世界でひとつの彼女」などの野心作を手がけてきた映画プロデューサー、ミーガン・エリソン率いるアンナプルナ・ピクチャーズを加えた5社が、シリーズの全般的権利を有するMGMとイオン・プロダクションズに売り込みをかけているようだ。
ただし、ソニーとの契約が「カジノ・ロワイヤル」「慰めの報酬」「スカイフォール」「スペクター」の4本だったのに対し、今回MGMとイオンがオファーしているのは1作品のみ。その背景には、アンカレッジ・キャピタル・パートナーズを含むヘッジファンド運営会社数社に所有されているMGMが、今後売却や株式公開の可能性があることを視野に入れ、1作ずつの契約を希望していることがあるのではないかと、同紙は推測している。
名乗りを上げた各社とは配給権に関する協議のみで、キャスティングの話には至っていないとのことだが、製作陣は少なくともあと1本はクレイグにボンド役を続投して欲しいと考えているという。確実なヒットを狙える世界規模の人気フランチャイズだけに、“黄金のチケット”とも言える配給権をどのスタジオが手にするのか、デッドヒートの行方に注目が集まる。
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