リュック・ベッソン監督、新作SFは「フィフス・エレメント」の“リベンジ”
2016年7月22日 12:00

[映画.com ニュース] フランスのヒットメーカー、リュック・ベッソン監督が7月21日(現地時間)、米サンディエゴで開幕したポップカルチャーの祭典「サンディエゴ・コミコン・インターナショナル」で、新作のSF大作「Valerian and the City of a Thousand Planets(原題)」のプレゼンテーションを行った。
「スター・ウォーズ」や「アバター」に影響を与えたと言われる、仏バンド・デシネ界の巨匠ジャン=クロード・メジエール&ピエール・クリスタンのSFコミック「ヴァレリアンとロールリーヌ(Valerian et Laureline)」シリーズの実写化。5週間前にクランクインを迎えたばかりだといい、プレゼンではVFX完成前の5場面をまとめた初出し映像がお披露目され、会場に集まった4000人以上のなかにはスタンディングオベーションを送るファンの姿も見られた。
上映されたのは、時空間を移動できるエージェント、ヴァレリアン(デイン・デハーン)とロールリーヌ(カーラ・デルビーニュ)が観光客のような服装で砂漠の惑星に到着する場面や、真っ白な宇宙船の船内を連行されているロールリーヌが男性兵士2人を華麗に制圧するシーン、人探しのために歓楽街にやってきたヴァレリアンの前に、リアーナ演じるダンサーが現れるシーンなどだ。人間だけでなくエイリアンも共存する、惑星サイズの宇宙ステーションや、クリーチャーたちのコンセプトアートも紹介された。

「10歳の頃、ロールリーヌに恋して、ヴァレリアンになりたいと思った」と原作への思い入れたっぷりなベッソン監督は、一度は脚本を書き上げたものの「『アバター(2009)』のせいで、脚本をゴミ箱に捨てたよ。それで、もう一度書き直したんだ」と紆余曲折のプロセスを告白。1997年に製作された代表作「フィフス・エレメント」では特殊効果が用いられたショットは200程度。撮影技術などの発展により、今作では2700ショット以上に特殊効果が施されるそうで「『フィフス・エレメント』では思い通りにできないこともあったから、今作でリベンジを果たすんだ」と明かした。さらに「20年前、僕は変人扱いされたが、いまになって世界が僕に追いついた」とジョークを飛ばすひと幕もあった。
主演のデハーンとデルビーニュもプレゼンに登壇。アイコニックな女性キャラクターを演じたデルビーニュは「今でも自分のことをつねって夢じゃないか確かめてしまうの」と大役をこなした感想を語り、「第2弾があるかもしれない」と早くも期待している様子だ。全米公開は17年7月21日公開予定。
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