藤木直人&多部未華子、蜷川さん遺作での奮闘誓う「側にいる気がしているので大丈夫」
2016年5月24日 17:00

[映画.com ニュース]今月12日に肺炎による多臓器不全のため亡くなった蜷川幸雄さん(享年80)が演出予定だった舞台「尺には尺を」(25日~6月11日、彩の国さいたま芸術劇場)の公開稽古が5月24日、同所で行われた。
同作は、昨年12月中旬から入院していた蜷川さんが病室で稽古の映像を病室で見るなどして復帰作と定めていたシェークスピア喜劇。だが、稽古場に顔を見せることはできず、主演の藤木直人は「スタッフ、キャスト全員が衝撃を受けました。必ず帰ってくると思い、ちゃんとしたものを見せたかったが、それがかなわずに残念」と唇をかみしめた。
先月23日には“本読み”を見てもらうため、キャスト全員で蜷川さんの病室を見舞ったが、「体調もそれほど良くなくて、声も絞り出すような感じだったので、1人1人が蜷川さんの側で『頑張ります』ということしか伝えられなかった」と悔しそう。それでも、蜷川作品初出演となった昨年の「海辺のカフカ」で世界ツアーを経験し、「独創的で大胆な演出。日本にとらわれず、世界に新しい解釈を常に発信し続けた方。海外の演劇人にも熱狂的に迎えられ、すごいとあらためて肌で感じることができて良かった。皆で頑張って形にしたものを、蜷川さんに見ていただきたい」と、感謝とともに決意をにじませた。
ヒロインの多部未華子は、2014年の「わたしを離さないで」で蜷川さんに抜てきされ、その千秋楽に「シェークスピアをやりたい」と直談判。その思いが結実した舞台とあって、「多分、あの時に言わなかったら私は今ここに立っていない。蜷川組とされるキャスト、スタッフの方々に囲まれて明日から頑張っていきます。もちろん寂しいですけれど、自然と側にいる気が勝手にしているので大丈夫です」と気丈に振る舞った。
蜷川さんは稽古の映像を見たうえで、演出補の井上尊晶氏らスタッフに指示を出すなど、最後まで復帰に意欲を見せていたそうで、多部は、「病室によく行っていらしたスタッフの方から、『多部さんは大丈夫だろう』とおっしゃっていたと聞きました」と笑顔。すると、藤木が「ちょっ、ちょっ、ちょっ、待って。なんで多部さんはって強調するの?」と苦笑い。そして、「僕は噂では『藤木のことは心配している』って聞いていたのに……。(蜷川さんが)いたら相当、ダメ出しが飛んでくるんだろうなあ」と、亡き師に思いをはせていた。
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