中野良子、高倉健さんしのび涙 結婚報告時に「真っ赤なバラを送って下さった」と告白
2015年10月26日 17:30

[映画.com ニュース] 第28回東京国際映画祭の追悼特集「高倉健と生きた時代」で10月26日、「野性の証明」(1978)が上映され、同作と「君よ憤怒の河を渉れ」(76)で高倉健さんと共演した女優・中野良子が舞台挨拶に出席した。
中野は、「君よ憤怒の河を渉れ」で高倉さんと初対面した際を振り返り、「ロケ地の旅館の大広間なんですけど、お互いに見つめ合って動けなかったんです。プロデューサーが真ん中に立ち、何度もご紹介して頂いていたんですが、一瞬現実とは違うような空気が充満しました」と述懐。その理由を「ヒロイン役を演じる中野良子と紹介されていたから、協力関係を演じるわけですから、健さんは現実から離れてその役にポーンとなられたのでしょうか」と推測し、「とにかく何分間か動けませんでしたし、それ以前も以降もそんなことはありませんでした。私の七不思議ですね」と感慨深げに話していた。
さらに中野は高倉さんをしのび、涙を流しながら「私が結婚することを報告申し上げたら、朝7時ごろに、抱えきれないくらいの真っ赤なバラを送ってくださった」と明かす。11月10日に一周忌を迎えるだけに、「健さんが私たちの心を通して生きていくことが、これから始まると思う。お亡くなりになられてから時間が経っていきますが、私の中では(高倉さんの思いが)広がっているんです」と真摯に語った。
また「君よ憤怒の河を渉れ」は、文化大革命後の中国で初めて公開された外国語映画で、8億人の観客を魅了した。中野は「なぜ中国のみなさんが本作を好きなのか、当時はわからなかった」そうだが、「自分でも研究すると、現実の中国社会があの映画とそっくりだったんです」と分析。そして「映画と現実が全く一体化できるほどの社会状況、精神状況であったことは確かです。物語が身近なものとして『俺たちも頑張ろう、助け合おう』という気持ちで燃え上がって、中国の国づくりに活力を与えた映画なんですね」と熱弁していた。
「野性の証明」は、森村誠一氏の同名原作を「人間の証明 Proof of the Man」の佐藤純彌監督が映画化。国家権力によって比類ない殺人技術を叩きこまれた男が偶然大量虐殺の現場に居合わせ、そこで生き残った少女と行動を共にするうち、自らの人間性の回復を託そうとする姿を描いた。第28回東京国際映画祭は、10月31日まで開催。
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