アンヌ・フォンテーヌ監督、ファブリス・ルキーニに「ウッディ・アレンの投影のように演じて」と依頼
2015年6月27日 20:05

[映画.com ニュース] フランスの最新映画を日本に紹介する「フランス映画祭2015」で6月27日、アンヌ・フォンテーヌ監督の「ボヴァリー夫人とパン屋」が上映され、来日したフォンテーヌ監督がティーチインを行った。
フランス文学の古典をモチーフにした、英国人作家によるグラフィックノベルを原作としたコメディ。パリの出版社に勤務後、田舎町でパン屋を営む文学好きのマルタン。ある日、英国人夫妻ジェマとチャーリー・ボヴァリーが向かいに引っ越してくる。ジェマは奔放な魅力を持ち、夫の目を盗んで若い青年と情事を重ねていた。マルタンの愛読書「ボヴァリー夫人」の主人公のようなジェマの行動から目が離せなくなったマルタンは、小説と現実を重ねあわせて妄想をふくらませていく。
文学に造詣の深いことで知られる名優ファブリス・ルキーニが主人公のマルタンを演じる。フォンテーヌ監督は「知的なパン屋というあまりいないキャラクターを演じるのに適任だった」と起用の理由を明かし、実際、ルキーニは娘に「ボヴァリー夫人」の主人公の名を付けているというエピソードを披露。マルタンの役作りにおいては「現実生活よりもフィクションや芸術のほうが楽しいと感じている人物。ファブリスにはウッディ・アレンの投影のように演じてと頼みました」と話した。
若妻ジェマを演じたのは、「007 慰めの報酬」(08)のボンドガールに抜てきされ注目を集めた英女優ジェマ・アータートン。フォンテーヌ監督はアータートンを一目見て、同作のヒロインにぴったりだと確信したそうで「彼女には女でもゲイでも犬でも抵抗できない魅力があった」と絶賛した。
フォンテーヌ監督が定義する「ボヴァリー夫人」像は「リンゴの木の下で梨をほしがる女性」と語り、「すべての人が、今よりももっとおもしろいことが来るのではと願う、ボヴァリー夫人的なものを持っていると思う。誰もが自己投影できるのでは」と語った。
映画祭は29日まで、有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇で開催。「ボヴァリー夫人とパン屋」は7月11日全国公開。
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