山田洋次監督84本目の最新作は吉永小百合主演!二宮和也&黒木華も意欲満々
2014年12月17日 18:03

[映画.com ニュース] 日本映画界の巨匠・山田洋次監督が12月17日、通算84本目となる最新作「母と暮せば」の製作を都内のホテルで発表し、主演を吉永小百合が務めることがわかった。山田監督と吉永は、共演の二宮和也、黒木華とともに会見し、それぞれが並々ならぬ意欲を、言葉を選びながら熱く語った。
同作は、井上ひさし氏が長崎を舞台に戯曲化を望みながら、志半ばで他界したため実現しなかった「母と暮せば」を、山田監督が遺志を受け継ぐ形で映画化する。新作「家族はつらいよ」が11月19日にオールアップを迎えたばかりの山田監督は、今作は自らの監督人生の集大成と位置づけているようで「生涯で一番大事な作品をつくるくらいの気概を持っている」と意欲を明かした。
映画の舞台は、終戦3年後の長崎。最愛の息子・浩二を原爆で亡くした母・福原伸子の前に、死んだはずの浩二がひょっこり現れるという設定。浩二はその日を境に伸子の前に時々現れるようになる。浩二の死後も伸子を気にかけてくれる恋人・町子のことは諦めるように諭すが、浩二は受け入れることができない様子。奇妙だが特別な時間は幸せに満ちあふれ、永遠に続くように見えた……。
初のファンタジー作品を手がける山田監督は、「この年になってこういう企画にめぐり合えたことに、不思議な縁、感じている」と話す。井上氏の娘である井上麻矢氏が映画化を願っていたことを知った山田監督が、脚本を書き上げた。「必ずやいいものに仕上げなければ、井上さんにも、長崎の人々にも申し訳ない」。
119本目の映画出演となる吉永は、山田監督のこの言葉を受け「また山田組に、山田学校に帰ってくることができて嬉しく思います」とニッコリ。そして、「二宮さんと親子だなんて、全国のファンからにらまれそう。でも、素敵な親子になりたい」と茶目っ気たっぷりに意欲を語った。「おとうと」(2010)、「母べえ」(07)にも主演しているが、「どちらも子どもが女の子なんです。今度は男の子ですから、どんなお母さんを作っていくか、監督と相談しながら頑張りたい」と意気込んだ。
山田組初参加となる二宮は、「すごく緊張しています。とにかくずっと見てきたおふたり。映画の中にいる人たちが目の前に飛び出てきた感じ。ここに呼ばれた意味を自分なりに問い詰めながら、監督の指導のもと、いろんなことを吸収していきたい。全国の吉永さんファンの皆様ににらまれないよう頑張りたい」と気合をみなぎらせた。
黒木は、「小さいおうち」での演技が評価され第64回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞した。それでも、「私こそ二宮さんの恋人とか、本当に大丈夫だろうか不安です。こんなに素敵な役者さんたちと山田組で一緒にお芝居できるだなんて、本当に幸せものだなあ」と謙虚な面持ちだった。
同作の公開日は、2015年12月12日に決定。小津安二郎監督の誕生日であり命日に封切ることからも、来年創業120周年を迎える配給・松竹の同作にかける思いがうかがえる。なお、この日は2015年度のラインナップ発表会も開催され、大友啓史監督の最新作「秘密 ザ・トップ・シークレット」の製作も発表された。
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