吉本「FA制度」始動 スポーツ×地域でビジネス
2014年9月2日 03:45
[映画.com ニュース] 吉本興業は、スポーツの力でふるさとを元気にしようという新たな取り組み「ふるさとアスリート制度」、略して「FA制度」をスタートさせた。かねて注力する地域活性化施策に絡め、海外や多種目に広がったアスリートのマネジメント、それを生かしたビジネスの拡大につなげる狙いだ。
新宿の吉本興業東京本部で発表会見がこのほど行われ、元メジャーリーガーの石井一久氏が「よしもとだからできることで、だから私はよしもとに入社した」と熱く語った。よしもと所属のアスリートに留まらず、プロ・アマ、障害者を問わず、地域に貢献したいスポーツ経験者を広く募る。選考を経て、ふるさとアスリート(FA)に認定。必要な基礎知識などを習得、全国各地域で様々なスポーツ活動を展開していく。
一方、全国の自治体、学校、企業・団体、一般から、FA制度で実現したい案件のオファーを受け付ける。競技指導者の募集はもちろん、子どもたちへのスポーツ普及やシニア層への健康増進支援、さらにスポーツイベントの実施・協力まで。2011年から取り組んできた、全国47都道府県「あなたの街に住みますプロジェクト」で構築してきたプラットフォームを生かし、多彩な要望に応える。
アスリートたちの思いを反映。よしもとがマッチングを図ることにより、個人の力では限界があった地域貢献活動の可能性が広がる。また、現役引退後のセカンドキャリアの場にもなり得る。他社所属アスリートのFA制度利用も大歓迎だ。
よしもととしては、地域活性化施策が順調に成果を挙げ、地方とのネットワークが密になり、出演依頼などが急増しているところ。スポーツと掛け合わせることで、さらなるチャンスと捉える。ビジネスにはこだわらないというが、笑いもとり入れ、将来的に、地方版「ジャンクSPORTS」もありえる。20年には東京五輪がある。さらに、日本国内だけでなく海外展開も視野に入れるという。
現在よしもと所属のアスリートは、34人と2チーム。野球、サッカー、モータースポーツ、ボクシング、格闘技、シンクロナイズドスイミング、アメリカンフットボール、ゴルフ、体操、アートフットボール、テニス、アイスホッケーまで男女多岐にわたる。現役メジャーリーガーの田澤純一選手、青木宣親選手、黒田博樹選手、韓国人プロゴルファー・全美貞選手も“FA宣言”した。
石井氏は「ここから五輪に出場する選手が出てくることを願っている。2020年だけじゃなく、10年、20年、100年と続くサイクルにしたい」と力を込める。(文化通信)
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