岩波ホール創立初の試み 名作がずらりと並ぶ45周年記念ポスター展を開催
2013年2月6日 14:30

[映画.com ニュース]1974年から世界の埋もれた名作映画の上映を行っている岩波ホール(東京・神保町)が、2月9日に迎える45周年を記念し、17日から三省堂書店神保町本店で「岩波ホール45周年記念ポスター展」を開催する。また、16日からは25年ぶりに映画「八月の鯨」(ニュープリント版)を再上映する。
このような展示はコラボレーション企画としては岩波ホール創立初の試みで、「八月の鯨」をはじめ、「大樹のうた」「家族の肖像」「眠る男」「ダロウェイ夫人」「父と暮らせば」「亀も空を飛ぶ」など、様々な国の異なるジャンルの名作映画のポスターを多数展示。4階の特設コーナーでは関連書籍やDVDの展示、在庫のあるものに限り購入も可能だ。
25年ぶりにニュープリント版でよみがえる「八月の鯨」は、無声映画からハリウッド黄金時代に活躍したリリアン・ギッシュとベティ・デイビスという2人の女優の共演が話題となり、1988年の公開当時、31週間という異例のロングラン大ヒット、全国の劇場で連日満員が続出し社会現象にまでなり、今もなお語り継がれる名作だ。岩波ホールで公開した映画の中では3位の入場者数を記録している。
今回の上映について、岩波ホールの総支配人・岩波律子氏は「この作品は、さまざまな点で私どもにとって象徴的な、大切な映画です。味わい深くても、地味な作品でしたので、ここまで大きく育ってゆくとは思っておりませんでした。今回の上映は、公開当時の字幕、スクリーンサイズを用い、ニュープリントのフィルムで上映いたします。スクリーンサイズは、スタンダードですが、このサイズで上映できる映画館は日本では非常に数少なくなっております。現在、デジタル化が急激に進んでいる映画界の中で、皆さまにはフィルムの良さをじっくりと味わって頂ければと存じます」とコメントを寄せている。
「岩波ホール創立45周年記念ポスター展」は2月17日から三省堂書店神保町本店で午前10時~午後8時開催、入場無料、2月28日まで。
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