津川雅彦“キューバ流”ナンパを指南
2011年9月16日 13:06

[映画.com ニュース] 今年で8回目を迎える「ラテンビート映画祭」が9月15日、東京・新宿バルト9で開幕し、キューバ革命10周年を記念し製作された日本とキューバ唯一の合作映画「キューバの恋人」(1969)がオープニング上映された。上映後、主演を務めた俳優の津川雅彦が舞台挨拶に立ち「結構いい男だったでしょ。40年経つと、こうもみすぼらしくなるのか」。撮影のため、約2カ月間キューバに滞在し「とにかく根気よく女性を見つめていると、振り向いて話しかけてくれる。返事はどうであれ、『自分を褒めてくれた』と受け取ってくれるのがラテンの女性」と“キューバ流”ナンパを指南した。
キューバ革命から10年が経った1968年の首都ハバナを舞台に、船員のアキラ(津川)と葉巻工場で働きながら民兵になったマルシアの恋模様を、カストロやチェ・ゲバラの演説や歓喜する聴衆、道端で語らう市民らの映像を盛り込みながらドキュメンタリー風に描く。キューバ側が当時無名に近かった故黒木和雄を監督に指名し、全面的に協力。企画からロケまで10カ月が費やされた。
アキラは平凡な日本人男性という設定で「僕自身、当時からノンポリだから、アキラそのものを演じさせてもらった。“真っ赤な”黒木さんやスタッフとはいろいろあって(笑)、撮影中はちぐはぐな空気にもなったが、それでも仲良く撮影できたのが映画人ならではの面白さだよね」。キャリアにおける位置づけは「位置づけもなにも、僕の映画人生なんて大したことないから。まあキューバに行けて、それなりに楽しい思い出ですよ」と笑い飛ばした。
撮影が始まったころは、スペイン語がまったく話せなかったというが「2カ月もいると、自分でも驚くほど話せるようになった。現地で女性とも仲良くなって(笑)、スペイン語の教師になってくれましたし」とプレイボーイぶりも披露した。
「ラテンビート映画祭2011」は9月19日まで新宿バルト9で開催。9月22日から京都、10月7日から横浜でも開催される。
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