行定勲監督、ロサンゼルスの反応に「狙い通り」
2010年6月24日 15:39

[映画.com ニュース] 行定勲監督がメガホンをとった、藤原竜也、香里奈ら主演の群像劇「パレード」が6月22日、米ロサンゼルス映画祭の長編コンペティション部門で公式上映され、行定監督がトークセッションを行った。
これまで多くの海外の映画祭に参加した経験を持ちながら、アメリカでの上映に出席するのは初めてだという行定監督。上映前には、「僕の映画がロサンゼルスで上映されるとは思っていなかったので、今とても緊張しています。ハリウッドの厳しい観客の皆さんに、最後まで退屈せずに見てもらえたらうれしい」と謙虚に話した。
会場には日本映画のファンや業界関係者が多く詰めかけ、前半のコミカルな描写には笑いが途切れることがなかった。また物語が大きな展開を見せる後半からは、会場全体がスクリーンを食い入るように見入り、エンドロールとともに大きな拍手が起こった。
行定監督は、「ひとりも席を立つことがなく、ほっとしました」と安どの表情。そして、「この映画は釜山国際映画祭、ベルリン映画祭と回ってきましたが、ロサンゼルスの観客の笑いがいちばん大きかった。しかも笑いどころが的確で、僕たちが編集室で笑っていた場所と同じでしたね。狙い通り」と手応えをつかんだ様子だ。さらに、「観客の、映画を楽しもうという前向きな姿勢に助けられました」とアメリカの観客に対して敬意を表することも忘れなかった。
ティーチインでは、「原作にはなくて映画で加えた部分はあるか」という質問に「前半のコメディタッチな部分は僕が加えたものです」と告白。そして、「楽しい映画として見てもらって、後半に嫌な気持ちを味わって欲しかった(笑)。僕の娘は高校生ですが、この映画を見て友だちが信じられなくなったと嘆いていました」と答え、場内を爆笑に包んでいた。
ロサンゼルス映画祭は27日まで開催。ほか、日本映画では中村義洋監督の「ゴールデンスランバー」がインターナショナル・ショーケース部門で、本広克行監督の「UDON」が特別招待作品として上映される。
また24日には、シリーズ最新作「トワイライト・サーガ エクリプス」のワールドプレミア、最終日の27日にはクロージング作品「怪盗グルーの月泥棒 3D」のワールドプレミアが行われる。
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