藤原竜也主演「パレード」ベルリン映画祭で国際批評家連盟賞受賞
2010年2月20日 13:11

[映画.com ニュース] 行定勲監督の最新作「パレード」が、第60回ベルリン国際映画祭パノラマ部門で国際批評家連盟賞を受賞した。全国20スクリーンで封切られた2月20日、行定監督をはじめ主演の藤原竜也、香里奈、貫地谷しほり、林遣都、小出恵介が、東京・渋谷シネクイントで行われた初日舞台挨拶でファンに報告した。
同映画祭パノラマ部門には、54作品が出品。日本映画としては園子温監督作「愛のむきだし」(2009)に続き2年連続の戴冠。行定監督はこの日、午前3時に関係者からの電話で報告を受けたそうで「意外でした。現代の日本の若者の人間関係を描いた、ただでさえ複雑なテーマがヨーロッパで受け入れられたことがうれしいし、感慨深いですね。でも、初日に吉報って、都合が良すぎじゃないですかね。風が吹いている気がする」と照れ笑いを浮かべながらも、喜びをかみしめていた。

藤原は、「公開初日にいいニュースが聞けた。国境を越えて多くの人に見てもらえたことがうれしいし、監督が的確に、そして自由にやらせてくれたからだと思う」。きょうが26歳の誕生日の小出は、「この作品にかかわれて良かったとつくづく思いました。作品って育っていくんだな……と感じました」と二重の喜びに笑顔が絶えなかった。
また、3月には香港で開催される「アジアン・フィルム・アワード」のベストピクチャーにもノミネートが決定。行定監督は、「6本のうちの1本に選んでもらったわけですが、ポン・ジュノの『母なる証明』になるんじゃないですかね」と冷静に分析してみせた。
同作は、現代の“モラトリアム”をテーマに、マンションの一室に住む若者たちの姿と、その共同生活の意外な結末を描いた群像劇。互いに無難な距離を置きながらルームシェアをしている健康オタクの会社員・直輝(藤原)、自称イラストレーターの未来(香里奈)ら4人。男娼のサトル(林)がメンバーに加わったころから、町では連続暴行事件が発生する。
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