“蘇り”かけた豊田利晃監督の熱血演出秘話が続出
2009年12月19日 15:59

[映画.com ニュース] 「空中庭園」の豊田利晃監督の4年ぶりとなる最新作「蘇りの血」が12月19日に封切られ、主演の中村達也(元「BLANKEY JET CITY」)、草刈麻有、渋川清彦、新井浩文、豊田監督が、東京・渋谷のユーロスペースで舞台挨拶に立った。
歌舞伎の演目としても知られる説話「小栗判官」をモチーフに、大王の嫉妬を買って殺された天才按摩のオグリ(中村)が、現世へ戻るための旅に出るという寓話的ドラマ。
05年の覚せい剤取締法違反で逮捕されて以来、久々の初日挨拶を迎えた豊田監督は「ご無沙汰しています。『のだめカンタービレ』ではなく、『蘇りの血』を見に来てくれてありがとうございます」と挨拶。作品の経緯について「熊野古道を旅行中にこの説話と出合い、人がよみがえる瞬間を撮りたいと思った。それが中村達也だったことに意味があり、映画を見ればそれが分かると思う」と自画自賛してみせた。中村も、「僕は役者ではないので役作りは特にしていない。監督が『僕がちゃんと導きますから』と声をかけてくれたので、そのまま撮影に臨んだ」と振り返った。
豊田作品の常連で大王役を演じた渋川は、最初は役どころをつかめなかったそうだが「生きた魚を30~40匹切り落とすシーンで思わず目をつぶったら、監督から『目を開けろ!』と指示があって、その瞬間、役に入り込めましたね」と語った。
また、「青い春」に続いての豊田作品となる新井は「監督の魅力は”突出した演出”です!」と話すと、監督から「ありがちなコメントだね(笑)」と鋭いツッコミ。「草刈さんから『監督はどんな人ですか?』と聞かれ、『とにかく気を抜くな』とチョー上から目線でアドバイスしたんですよ(笑)。その矢先、僕自身があるシーンの本番前に、監督から『全部タイミング変えて演じろ』と言われて、かなりビックリしました」と苦笑いを浮かべていた。
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