新城卓監督が語る石原慎太郎と「俺は、君のためにこそ死ににいく」
2007年5月15日 12:00

作家の石原慎太郎(現東京都知事)が製作総指揮・脚本を担当し、太平洋戦争末期に特攻隊員として鹿児島県知覧町から飛び立っていった若き兵士たちの青春を、彼らを見守り続けてきた食堂店主、鳥濱トメ(岸惠子)の目を通して描いた「俺は、君のためにこそ死ににいく」。本作でメガホンをとった沖縄出身の新城卓監督に話を聞いた。
10年前から、石原と本作の準備を進めていたという新城監督。だが、シナリオ執筆中は石原との喧嘩が絶えなかったとか。「石原さんの、鳥濱トメさんに対する愛が深かったんですよねえ。僕は人間っていうのは色々な面があると思ってますから、彼女の優しさだけに焦点を当てては鳥濱トメという人間を描けないと思ったんです。でも、僕の考えを言うと石原さんは、“なんだお前、俺が観音様みたく思っている人に対して何を言ってるんだ!”というようなことを言うわけです(笑)。それで、“もう止めるか!”と、喧嘩になるんですよ」
そんな監督だが、石原に対しては大変感謝しているようだ。「この映画に(製作費)18億円をかけることが出来たのは、やはり石原慎太郎の力です。この新城卓だけだったらせいぜい1億円ですよ。彼は昭和7年(1932年)生まれの74歳ですよ。スーパーじじいですね」
戦中に沖縄で生まれた新城監督は本作について「特攻隊を描いた映画っていうのは“哀れさ”だけではない、(残された)肉親に対しての情があると思うんです。彼らが特攻隊に志願したのは、御国のためというよりは、親や家族のためだったんじゃないかな。僕としては沖縄の近海に散っていった特攻隊員たちに対する鎮魂歌のつもりで今度の映画を作りました。偉そうに言うわけじゃないですけど、沖縄130万人の県民を代表して特攻隊の英霊に御礼を言いたいというのがテーマなんです」と語ってくれた。
「俺は、君のためにこそ死ににいく」は現在公開中。
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