ミステリと言う勿れのレビュー・感想・評価
全575件中、1~20件目を表示
原作もTVシリーズも未見でも楽しめた
原作を読んでおらず、テレビシリーズも観ていなかった状態で鑑賞したのだけど、とても面白かった。主人公のキャラクターが何といっても魅力だった。見た目にもインパクトがあるが、やや潔癖症で人間不信ぽいのかなと思ったら、そういうわけではなく、どんどん鋭い観察眼を発揮したかと思えば、人生の深い教訓みたいなことも言ってくれる。人間不信どころかかなりのお人よしで、結構正義感に溢れてるっぽい。更に、割と強い信念を持っていそうで頑固そうな部分がある。菅田将暉は上手いなあと改めて思った。
物語も魅力的で、ドロドロした昭和感の残るミステリを堪能した。中盤に出てくる舞台劇の朗読劇には、心の芯に迫る恐怖があった。表面的なおどかしの恐怖じゃないというか、内側から嫌なものが迫ってくるような。
広島がロケ地であるのが効いている。広島の市内は絵になる場所がたくさんあって良いなと思った。あの屋敷も良かったし、実写化ならではの魅力的な見せ方ができていたんじゃないだろうか。後から原作も読んでみたのだけど、実際の広島でロケしたのはかなり効果を上げているなと思った。
事件の解決だけが目標ではなく、シリアスの中にユーモアも多い、ありそうで無かった新感覚ミステリー映画。
本作の面白さは、主人公の「久能整」(くのう・ととのう)という風変わりな大学生の存在が、かなり大きな役割を担っています。
感情をあまり表に出さずに、マイペースな会話で的確に「本質」に辿り着くのですが、いわゆる「論理的な思考」の最高峰レベルなのです。
そのため、事件に遭遇すると、かなり精度の良い結論を導き出すことができます。
ただ、主人公は事件だけに関心を持つわけでもなく、あらゆる情報にアンテナを張っていて、何気ない会話を聞き、引っかかれば、その場で持論を展開していきます。
これが事件とは関係がない場合も散見されるのが独特で、本作では「登場人物らが抱える状況」に対するアドバイスもすることで「登場人物の問題」を解きほぐすのも面白さになっています。
その結果、会話で「事件の謎」にとどまらず「登場人物の問題」をも解決に導いていくのが新感覚ミステリーという所以です。
加えて、ミステリー作品は論理を駆使するのでシリアスなシーンで構成される場合が多くなりますが、本作では主人公のマイペースな言動によって自然と笑いを誘うシーンも多く、これも魅力の1つ。
これらの要素を映画の尺の中でこなすには膨大な量の会話をしなければならなくなりますが、主演の菅田将暉が、話すスピードや「間」も絶妙にこなし、文字通り菅田将暉の当たり役となっています。
今回の遺産相続事件における内容の入り組み具合は1本の映画に相応しく、連ドラの内容を全く知らなくても十分に理解できるようになっています。
その一方で連ドラのファンであれば、最初と最後のシーンに反応できたりと、上手い作りになっていて、まだまだ「久能整」の物語は続きそうです。
独特な空気を纏う繊細青年「整くん」が映画で帰ってきた!
天然パーマでおしゃべりな大学生・久能整(菅田将暉)は広島を訪れていた。突然、ある女子高生に「バイトしない?」と話しかけられ、本人の意思が固まらないうちに遺産相続の問題に巻き込まれていく。
この遺産相続には隠された真実と、一族の闇と秘密があり、久能整の探究心と、とことん考え抜く性格が高じて、どんどん「謎」が解けていく。
しゃべるスピード(速い)も長さも心地いいのは、事件解決の糸を手繰り寄せるだけでなく「人の心を読み解く」といった別の視点を常に持ち続けているからだろう。
連ドラの際の第1話で 「真実はひとつではない。真実は人の数だけある、ひとつなのは事件だけ」という言葉が、単純に物事を提示するのではなく、キチンと現実と向かい合うこの作品の立ち位置を示している。
これは、今回の事件にもぴったりな視点だ。
さらに、整くんはマイルールが多いため、いじられキャラになってしまうのか、断っても断れきれずに巻き込まれていくという不思議な力があり、友達がいないはずの彼には色々な人が寄ってくる点も面白い。
本作は、連ドラを見ていない人にも楽しめるように作られているので、是非とも劇場版も見て心を潤してほしい。エンドロールが流れても物語は続くので座席を立たないようにしましょう。
コミック3巻あたりの実写映画化。読んだのはもう2年以上前で犯人は覚...
犬神系八つ墓村
謎解きミステリーからの因習村みたいな感じ?
こんばんは。田村由美といえば「BASARA」だった頃の読者です。
TVシリーズはやや説教くさいのが気になりつつ、たのしく観ていましたが、経験的に人気ドラマの劇場への移植はしくじりがちで正直、あまり食指が動きませんでした。
しかし途中まではオカルトと事件の間を行ったり来たりしながら謎を解いていく探偵ものの構図(すなわち金田一)をライトなノリでキープしてくれたのでなんだかんだ最後まで観てしまいました。ドラマ版の「岸辺露伴」くらいの期待値ならOK。
序盤は菅田将暉と原菜乃華のかけあいが楽しい。菅田氏が美貌を絶賛した町田啓太もそれなりに出てきます。
ただ、、終わりの方で無邪気なスピ肯定にカーブを切られたのに面食らった。「パワーストーンの浄化」って……そういうシーンがあるのは知ってたけど、マス向けの作品でなんの説明もなく出せるくらいメジャーなんだ、ってことに驚いて、そのインパクトが一番心に残ってしまった。
人気商売の芸能界にそういうスピリチュアリズムが蔓延するのは想像できるけど…少なくとも一般向けには何らかのエクスキューズがいるんじゃないのか。もはやいらないのか。
このまま進むといずれ素朴な陰謀論に回収されかねないニオイを感じるけど原作のスタンス的にそれアリなやつ?
コメディと言う勿れ?
今作のみ鑑賞でも楽しめる(と思った)
パワーストーンのくだり
癒されるミステリー
タイトルにもある通り、本作の本質はミステリーではないのだろう。主人公、久能整のキャラクターや口からでる言霊はいろんな人の心を癒す。
本作、ドラマ時に風呂光(伊藤沙莉)というキャラが追加され、警察署の3人がシリーズを通して久能と絡む構成になっているのだが、今回映画化された原作部分は警察署との絡みがまったくないし場所的に新規の絡みも作りにくい。
ということで、スタッフロールの後に無理やり警察署のシーンを足している。最初蛇足じゃねーかと構えたけど、3人が出てくると安心するというか実家のような心地になる。
ああ、本作の実写化における改変は成功してるんだなと実感した瞬間でした。
終わったと思ったら始まった
「女」へんに「子」と書いて「好き」という漢字を考えたのも、ただのロリコン男だと思うの僕だけ?
干しブドウになります
都合いいなぁ
原作もTVシリーズも観てないのです
菅田さんが気になるので見たわけです
全体に漂う 都合のよさ
ラッキーにラッキーが重なって進んでるのですが
みんな そんなにラッキーとは思わず 推理のようなフリしてる
宝田完次が全ての要だけど それに繋がったのが 落ちてたチケットと言うのはなぁ 如何なものか
あそこからノレなかったんだよね
でも全体は楽しく観れる
しかし邦画の出演者の格で犯人が なんとなく分かるのは どうしようも無いのよね
松下洸平さんがあの役って絶対に怪しいもの 出てきただけで犯人だろうなぁって思っちゃうよ
君は天パなのか?
TVシリーズは2度観してしまうほど楽しめました。中でも最初のエピソードにおける遠藤憲一の演技がむちゃくちゃ良くて彼の皺の数まで数えてしまいました・・・ぉぃ。また我路のエピソード(特にバスジャック)もいいし、彼が第二の主役なんだと思えてしまう。原作ファンからは菅田将暉は似合わないとの意見も多かったようだけど、個人的にはここまでキャラ変することができる菅田将暉がすごいとしか言い様がない。
そんなTVシリーズ大好き男の感想ですが、とにかく屋敷が広すぎ!ネットで調べてみると岡山県の旧野﨑家住宅らしいのですが、ちょっと訪れてみたくなるほどの広大さ。ドラマ版「犬神家の一族」でも撮影されたとか・・・。映画館で観ていたら、こっそり聖地巡礼してたかもしれない俺がいる。
鬼が登場するとかジャパニーズファンタジーのような雰囲気と、横溝正史作品の世界観を醸し出したところは面白いけど、TVドラマファンとしては我路くんや風呂光(伊藤沙莉)、池本(尾上松也)の出番が少ないのが残念だった。もしかして原菜乃華を売り出すための映画なのか?とも感じた。そして、天パとストレートヘアや弁護士、税理士とか、ちょっと筋が読めてしまったのも残念だったかな。
全575件中、1~20件目を表示










