劇場公開日 2021年3月19日

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ウィッチサマーのレビュー・感想・評価

全30件中、1~20件目を表示

4.5記憶にかけた恐怖

2026年1月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

忘れられる恐怖について

――映画『ウィッチサマー』をめぐって

ホラー映画とは、本来「怖いもの」を見るジャンルではない。
それはむしろ、自分が何を怖がっているのかを突きつけられる体験なのだと思う。

『ウィッチサマー』(2021年)は、そのことを非常に意地悪な形で観客に問いかけてくる作品だ。
怪物は現れる。襲う。血も出る。
だが、本当に不穏なのはそこではない。

この映画は、観ているこちらの思考そのものをフリーズさせる。

私たちは本当に、端然と物語を追い、正確な判断を下し続けているのだろうか。
それとも、見たいものだけを見て、都合の悪い違和感を切り捨てているのだろうか。

「ひと夏の経験」という偽装

主人公ベンは思春期の少年だ。
父と母の別居、居心地の悪さ、初恋めいた感情。
一見すると、この物語は「ひと夏の成長譚」に見える。

しかし、どこかおかしい。

物語は最後まで描き切られているようで、
どうしても未処理の感覚が残る。

それはホラー映画特有の「まだ終わっていない」感じであると同時に、
そもそも一件落着ですらないという違和感でもある。

邪悪なものは森から来る。
ベンはネットで得た情報から、「マーク」「邪悪な母」「記憶を消す」という言葉に辿り着く。
だが、それらが本当に正しいのかどうかは、最後まで保証されない。

塩を撒いても効かない。
対処法らしきものは、ことごとく頼りない。

つまりこの映画は、
対抗手段が存在しない恐怖を描いている。

記憶という、もっとも恐ろしいもの

物語の核心は、魔女ではない。
「記憶」だ。

記憶が消えることは恐ろしい。
しかしそれ以上に恐ろしいのは、
消えたことに違和感すら持てないという事実だ。

その代表例として、私たちは認知症を知っている。
本人にとって「ない」ものは、最初から存在しないのと同じだ。

ベンの弟ネイサンの存在は、この恐怖を象徴している。
ベンは、ネイサンの存在を「忘れていたこと」を途中で思い出す。
それは、ネイサンが二階から落ちた記憶と符合する。

母とネイサンとの生活の中で、
ネイサンの記憶は消えていた。
そして父の家で起きた出来事は、
別の邪悪さとの再遭遇だったのではないか。

この物語で、
すべてを把握しているのは邪悪な存在だけだ。
人間は、いつも少し遅れる。

女性に受け継がれる邪悪さ

邪悪さは、なぜか「母になり得る女性」だけを狙う。
目的は最後まで明示されない。
ただ、邪魔な存在を排除するように振る舞う。

マルは、いつ汚染されたのか分からない。
もしかすると、アビーと同じように一度取り込まれていたのかもしれない。
そう考えるなら、物語上、
最初の犠牲者はベンの母親だった可能性も浮上する。

この構造は、『鬼滅の刃 遊郭編』に登場する鬼とよく似ている。
消えた子どもたちは、
邪悪な木の中で、いつか食される。

救われたのはネイサンとリリーだけ。
だがその裏で、マルは取り込まれたのではないか。

彼女が別れ際に差し出した花は、造花だった。

「忘れないでね」という呪い

マルの「忘れないでね」という言葉。
そこには、妙な湿度がある。

ベンは違和感に気づいている。
それでも彼は、ボートを見送る。

もしかするとその瞬間、
ベンはすでにネイサンの所在を忘れ始めているのかもしれない。

一般的には、ネイサンは施設で保護されたと読むだろう。
だがこの映画は、
その「一般的な読み」そのものを疑わせる。

最後の最後で、
初めてベンが違和感を覚える。
そこに、この作品の本当の恐ろしさがある。

なぜ「35年前」で、なぜ「5日前」なのか

冒頭の35年前。
そして「5日前」という表記。

これは単なる時間の説明ではない。

35年前とは、
すでに忘れ去られた過去だ。

5日前とは、
すでに欠落が始まっている現在だ。

この物語の「現在」は、
邪悪な者と対峙していた瞬間ではない。
マルとの別れ、
記憶が曖昧になり始めた地点こそが現在なのだろう。

つまりこの映画は、
理解された瞬間に、恐怖が次の世代へ移行する構造を持っている。

終わらないということ

事件は決着した。
だが、終わってはいない。

「忘れないで」という言葉は、
祈りであり、呪いだ。

考え続ければ、
この物語は無限ループに陥る。

だが、考えずに忘れた瞬間、
次の「35年後」が始まる。

『ウィッチサマー』は、
魔女の映画ではない。

理解されなかった子どもたちの映画であり、
そして、
いつの間にか「理解しない側」に回ってしまう
私たち自身の物語なのだ。

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R41

3.0魔女と闘う夏休み

2026年1月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeoonza

3.0魔女のビジュアル

2025年8月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

前半は退屈だったが後半からはまぁまぁ面白かった。前半の分かりづらさは伏線か。誰の体にでも入り込む魔女が人間の腹から割って出てきたり、ビジュアルがキモいクリーチャーだったり見せ場も多い

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ゆうき

2.55日前の意味

2025年8月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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いちごだいふくもち

3.0可哀想

2025年8月6日
iPhoneアプリから投稿

ホラー映画だから仕方ないけどなんも悪くない人たちが死ぬので可哀想です
一応大どんでん返しがある映画だしそこそこ面白かった

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承太郎

3.0鹿

2025年4月4日
iPhoneアプリから投稿
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なつ あらすじとツッコミ

2.5記憶

2024年11月15日
PCから投稿
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midway88jp

2.5構わない方が…。

2024年1月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

単純

見ていて何度も「もう構わない方が良いよ」と思わせる。
首を突っ込みすぎると、巻き込まれてしまう…が顕著に見られる映画でした。
所々のセリフに違和感を覚えましたが、後半に行くにつれ納得の伏線回収。
ホラー映画によくある展開で最後のオチは想像できる内容ではありますが、期待を裏切るための要素もあり良かったと思います。
時間もそこまで長くはないので興味がある方は1度見てみてください。

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ムビロガー田中

3.5【”闇の母は人心を操り、確実に獲物をしとめ、記憶も消し、永遠の命を保つ・・。”ウワワー!大したことないと思ったらグロくて怖いじゃん!!サム・ライミ監督が絶賛するのも良く分かるホラーである。】

2023年12月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

難しい

■夏休みを利用し、離婚した父親リアムのもとへ遊びに来たベン。隣に住むディロンという少年と知りあうが、彼はなぜか母親アビーにおびえていた。
 やがてベンは、その母親が魔物に憑依されていることを知る。
 彼は、姿を消してしまったディロンを見つけようとし、夜の森の中に入り込む。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・いやあ、この映画に出て来る”闇の母”の怖い事、怖い事。

・何しろ、人の記憶も消しちゃうし(忘れられていた、ベンの弟ネイサンやベンが良い仲になったマロリーの妹、リリー)、人の体に入り込んで支配してしまうし。
ー リアムと良い仲になったサラに憑りつくシーン。そして、サラの腹を割って出て来るシーン・・。グロイです。ー

<一件落着と思いきや、マロリーの不気味な表情・・。そりゃ、長生きするよな・・、”闇の母”・・。あー、怖かった。サム・ライミ監督が絶賛するのも良く分かるホラーである。>

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NOBU

3.0典型的な作品

2023年8月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

演出、脚本、役者さんの演技等々、すべてそつなくまとまっている作品だけど、逆に言えばそれだけの作品で見る者の予想を裏切らない。

強いて言えば学食みたいな味か。口の肥えた観客には一味も二味も物足りない。作品冒頭からすでに主人公は魔女の罠にはまっていたというのはうまかったけど。

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レント

2.0期待していたが。

2023年8月2日
iPhoneアプリから投稿

U-nextのTwitterから面白そうなのが紹介されてきたなと思ってたんですがB級映画ですね、それ以上でも以下でも無い。

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はまぐりの短い感想文

3.0ティーンvs魔女

2022年11月13日
PCから投稿

隣人が怪しい系オカルトホラー。

魔女をテーマにした映画は『ウィッチ』や『サスペリア』があるが、それよりも暗さや不気味さは控え目。
ティーン男子が主人公なので恋や青春の要素も少しあり、オカルト好きでなくても見やすいと思う。

「何故、魔女が蘇ったのか?」「何をしようとしているのか?」の説明がされていないもののティーンvs魔女という設定で最後まで大きな破綻もなくまとめ上げていて、映画としては面白かった。基本目新しさはないもののクライマックスの捻りは上手い。ただ終盤ディロンが空気過ぎ。

ジャンプスケア(音で驚かす演出)はほとんどないが、鹿のリアルな解体シーンがあるので苦手な人は注意。

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エス

4.5怖いけど

2022年10月5日
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gx4flc

1.0怖くない。

Nさん
2022年1月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖くない。

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N

2.0何だかよくわからず。

2021年11月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

最後までみても、結局何が何だかわからずで。
地下室とあの木の根、そんで最後のにおわす感じもよくわからず。
なんとも言えませんでした。

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khapphom

3.5過度な期待はしなければ

2021年10月20日
iPhoneアプリから投稿

佳作といった感じの映画。スプラッタにもお色気にも頼らずひとひねりだけいれ観客に楽しんでもらおうという姿勢が真面目で好印象。前半が物凄いだれるのが難点。

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スターク

2.5確かに古くさい

2021年9月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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bebe

3.0塩まいとけ!

2021年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 “boys”と言ったとき、妙な気分がした。どこかにベンの兄弟がいるんじゃないかと。ちょっと謎めいた子どもを食う魔女と、さらにいなくなった子どもの家族の記憶を消すというテクニック。この“forgotten”が絶妙だった。

 17歳の主人公ベンと、マリーナで知り合ったヒロイン、マロリー。このパイパー・カーダという子がアジア系なのか、日本人から見ても好感が持てる存在。時折大人っぽい表情を見せるし(当時22歳?)、妹リリーが娘だと思ってた。

 冒頭は35年前の恐怖エピソードで、次に5日前という流れ。単なるホラーなのに“5日前”って何なのさ。と思っていたら、終盤に仕掛けがわかるような構成なのです。人食い魔女の話だけだとつまんないよね・・・

 木の根っこに住む魔女であるけど、次々と相手を変えて憑依していく。まぁ、いつ憑依したんだよ!とツッコミたくもなりますが、終盤のトリックに気持ちよく騙されたのでよしとしましょう。最後のキスシーンもキュンとなる・・・

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kossy

2.5根っこモンスター

2021年8月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

隣の家に根っこモンスターが取り付く。
このモンスター、人間の記憶を奪うのでやっかいだ。
死んだ人は根っこになっちゃうのかな。

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いやよセブン

3.5’80年代風のスリラー

2021年8月14日
Androidアプリから投稿

全米大ヒットのホラー作品だが、近年は「IT」のヒットも記憶に新しいが、「ファウンド」等のインディースのホラー作品の活躍が著しい。本作もその一つとなると思うが、本作は他作品では感じることの無い、なかなか独特で癖になる作品であった。扱っているテーマはズバリ「魔女」。ついこの前も「ウィッチ」がヒットしたばかりだが、使い古されたテーマでもこうやって新たな命が吹き込まれるのは嬉しいものである。主人公がまだ青年と言う事もあり、過度なスプラッタや濡れ場等もなく、上手く隠してその辺を描いている為、安心である。主人公は父親と上手くいっておらず、それが原因となって警察がやって来る騒動にまでなるのは非常に気の毒である。お互い犬猿の仲とまではなっていないはずなのに、上手い言葉が見つからずにモヤモヤしている。この二人の親子関係も終盤でほっこり出来るポイントであり、要チェックだ。また、主人公の淡い恋模様も描かれ、青春ラブストーリーの一面も持っているのもポイントだろう。ストーリーに目新しさは特に感じないが、1980年代の古き良き時代を連想させる様な展開であり、どこか懐かしさまで覚えてしまう。ラストの観客各々の結末を自分で考える様な構成にはやられた。ここのシーンの不気味さが最高である。ぜひここはそれぞれの価値観で考えて欲しい。

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クラ
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