劇場公開日 2020年1月17日

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ジョジョ・ラビットのレビュー・感想・評価

全518件中、1~20件目を表示

5.0ヒトラーユーゲントの心の機微を描いた傑作

2024年12月18日
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鑑賞方法:DVD/BD
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猿田猿太郎

3.5ナチスドイツが作り出した「ゴースト」からの脱却。

2024年10月12日
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すっかん

5.0ほのぼのした語り口と容赦ない現実

2020年1月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

 オープニングに流れる「I Want To Hold Your Hand」ドイツ語バージョン(カバーではなくビートルズ演奏!)がフックになって、この物語の世界に引き込まれていく。ナチスドイツが支配する時代のイメージにそぐわないカラフルな世界観。あどけなく愛らしい主人公ジョジョ、明るくてユーモアのある母親。一見、子供も無邪気に見ていられる安全仕様の作品なのかと錯覚する。

 しかしこの映画は、語り口はそのままに、容赦ない現実をぼかさず淡々と差し込んでくる。物語の中で観客は、自分の日常の中で悲劇に遭遇するのに近い衝撃を受ける。そして、ジョジョのヒトラーへの心酔とユニークな空想の世界を生んだ背景の悲しさ、残酷さを実感として知ることになる。
 ほのぼのした語り口とシビアな展開は「ライフ・イズ・ビューティフル」を彷彿とさせる。ルックス以上に骨太な作品。

 サム・ロックウェルが、「スリー・ビルボード」「リチャード・ジュエル」に続き今作でも彼でないとと思わせるインパクトを残している。自己の信条を秘めて温かく軽妙洒脱にふるまう母親を演じたスカーレット・ヨハンソン。映画全体の温かい空気は主に彼女によるもの。どこかポップな感じの衣装がどれもよく似合っていて見とれてしまう。
 ジョジョ役のローマン・グリフィン・デイビスは撮影当時11歳だったそうだが、作品とインタビューを見て、完全に大人の理解力を持っていることに驚いた。次の作品を見たい天才子役。

 FOXサーチライト印の作品に外れなし、ということをまた確信してしまった作品でもある。

追記

 その後再観賞。
 あらかじめ流れを知ってから見ると、ディテールがより鮮明に見えてきて1度目より深く心に響いた。
 キャプテンKは最初から色々と分かっていたのだろう。ジョジョの家に来るくだりやラストは彼の思いを想像すると切なくなった。
 ジョジョの成長のアイコンである靴紐に関わる描写は改めて素晴らしいと思った。
 いたずらに感動を煽らない描き方だからこそ心動かされるものがある。スタンダードになってゆくであろう特別な作品。

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ニコ

3.0「ドイツが勝った」。ジョジョの嘘におっさんは泣かされたよ。

2020年1月26日
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鑑賞方法:映画館

もちろん、子を持つ親にしてみれば、子を第一優先にしていなかったような「あの結果」は死ぬほど悔しいし、その前の足元だけの、からのしつこいほどの描写も「あれありき」でズルいんだけど、一応子供目線の、という注釈がつく映画なので、素直にそこは泣かされた。

中盤のお決まりのゲシュタポ家宅捜査、ジョジョの、ユダヤ人に対する「教育」とエルザの「嘘」でつづられた本が救う皮肉。

ラストの「ドイツが勝った」。

すべてを失ったジョジョの嘘。その嘘を解き放った勇気こそが靴紐を結ばせる。

ジョジョの成長のみを丹念に丁寧に追った映画だけど、その後の「敗戦国ドイツ」の惨状を知っているものにとっては、いくらなんでも能天気すぎる、という気持ちもある。

だがそこで「Heroes」

これまでも映画でこの曲がアホのように使われきたが、

We can be heroes for just one day

「敗戦国ドイツ」の惨状がこのあと二人を待ち受けている。にしても、この日だけは、という歌詞がぴったりくる。

この二人に限らず、今は、今日だけは、まずは自由を謳歌し、踊ろう。

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しんざん

4.5現代に生きるわれわれに向けたワイティティの本気。

2020年3月23日
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この映画が大好きですと最初に断った上で言うと、かなりスレスレな作品だとは思う。タイカ・ワイティティがホロコーストの歴史を茶化すつもりでコメディ調に仕立てたわけではないことは、この映画を観た人にはよくわかると思うが、冒頭からビートルズ、トム・ウェイツ、デヴィッド・ボウイなど、第二次大戦下では存在すらしなかったポップソングを流しまくり、色調もポップなら、極端に戯画化されたキャラクターも多い。まさかそのまま「コレが歴史だ」と勘違いする人はいないだろうが、題材が題材だけに、人類史上未曾有の悲劇をここまでポップにしていいのか、という疑念は湧く。ほんの一瞬だけだけど。

一度浮かんだ疑念が消し飛んだのは、本作が決して「歴史を再現しよう」という意図では作られていないから。もちろんナチスがホロコーストが背景にあるが、当時の世相が抱えていた社会の問題は、容易に現代に生きるわれわれ自身と重ねることができる。全体主義がもたらす同調圧力、国家的高揚や熱狂の落とし穴、信念の大切さと個人レベルの無力さ……。この映画が歴史に忠実なホロコースト映画だったら、過去の重みに圧倒されたかも知れないが、ここまで自分たちと結びつける親和性を獲得できただろうか。つまりワイティティは、あくまでも現代に生きるわれわれのためのこの映画を撮ったのだと思う。甘い口当たりと同じくらい、切実な本気が宿っている。

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村山章

4.0メルヘンチックな姿を借りた、奥深くて油断ならない物語

2020年2月24日
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牛津厚信

4.0エルサはアンネ・フランクの化身!?

2020年1月31日
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第二次大戦下のドイツで、幻のヒトラーと対話しながら暮らす小心者の少年、ジョジョの物語は、描き尽くされてきたホロコーストにユーモアを持ち込んで異色の世界の構築している。アートワークはウェス・アンダーソンのそれを彷彿とさせるジオラマ的でシンメトリーな作りで、ファッションも小粋。音楽のエッジィさは言うまでもない。ユーモアや凝ったプロダクション・デザインの隙間からこぼれ落ちてくる戦争の悲惨が返って観客の心を打ちのめすことも確かだが、監督のタイカ・ワイティティは、ジョジョの家に隠れ住むユダヤ人少女、エルサに希望を託すことで、見る側の心も気持ちよく解放してくれる。エルサはナチスによってその命を奪われたアンネ・フランクの化身であり、アンネに代わってその後の人生を開拓していったであろう希望の証なのだ。

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清藤秀人

5.0対立や分断は乗り越えられる、と信じさせてくれるチャーミングな逸品

2020年1月23日
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泣ける

笑える

幸せ

冒頭、ヒトラーに熱狂する群衆の記録映像に、ビートルズの「抱きしめたい」のドイツ語版をかぶせる風刺のセンス!現在の視点から当時のドイツ人を批判するのは容易だが、彼らにとってヒトラーはまさにロックスターのような崇拝の対象、偶像=アイドルだったのだ。

本来シリアスなナチスやユダヤ人迫害を題材にした映画でも、近年は作り手・観客ともに相対的、客観的に扱える世代が増えたせいか、ユーモアを活かしたコミカルな作品が増えてきた。そうした作品群の中でも、本作のユニークさ、チャーミングさは格別。ドイツ人少年ジョジョとユダヤの娘エルサを演じた2人の魅力に負うところが大きいし、とりわけジョジョの変化や成長を精妙に描写したタイカ・ワイティティ監督の手腕にも感嘆した。

デヴィッド・ボウイがベルリンの壁のそばで会う恋人たちに着想を得たという「ヒーローズ」のドイツ語版が流れるラストも最高。洋楽好きにもおすすめしたい。

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高森郁哉

1.0これはユーモアではないー無謬性という免罪符

2026年1月3日
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こういった、偽善に満ちた作品はよくない。

解説やあらすじには
「第2次世界大戦時のドイツに生きる人びとの姿を、ユーモアを交えて描き」とあるが、
少なくとも自分には、それは独断と偏見に満ちた表現としか映らなかった。
まさに、正義の顔をした偽善ー「疾しい良心」だ。

とりわけ問題なのは、それが「少年の目」を通して描かれているとされている点だ。
まるで無謬性を纏わせるかのように、語りの視点を少年に託したこと自体が、
この作品における最大のやましさである。

確かに、ストーリーそのものは決して悪くない。しかし、もし本当にそれを描きたいのなら、
ドイツ語で語れ。
カリカチュアとしてのヒトラーを描くな。
笑いを誘う衣装ではなく、人類の罪としての重さの中で描け。

たとえそれが、少年の目を通した「盲目的な信頼」であったとしても、
その描き方を選び取ることこそが、作品としての品位というものではないのか。
本作は、徹底してコミカルに描くことと、徹底して下品である。

ジョジョ役のローマン・グリフィン・デイビス、
母親役のスカーレット・ヨハンソン、
エルサ役のトーマシン・マッケンジー――
いずれも優れた演技を見せていただけに、
ヒトラー役を兼ねたワイティティ自身の独りよがりが前面に出てしまった点は、実に残念でならない。

もっと言えば、この作品には、
他国の歴史を都合よく修正し、「自国化」するという、
この国が持つ最も唾棄すべき薄汚い心情が、見事なまでに表れている。

そういう意味では、
あのくだらない賞の「脚色賞」に値すると言えなくもない。
皮肉として、これ以上ふさわしい評価はないだろう。

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critique_0102

4.5ぐさっと、どすっとくる感じはなかったけど、気づいたらちゃんとえぐら...

2025年12月30日
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ぐさっと、どすっとくる感じはなかったけど、気づいたらちゃんとえぐられてる感覚。

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namakemono

4.0信じるって思考停止ってことですよね

2025年12月4日
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Giovanni

4.5良かった!

2025年12月1日
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Nana Shinozaki

4.0ちょっと退屈

2025年11月6日
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評価が良さそうなので期待していましたが、
すぐに私の苦手な分野だ...!と。
でも皆素敵なキャラなので最後まで鑑賞できました。

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ぞの

3.0不思議の国のエルサ

2025年10月28日
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怖い

カワイイ

 10歳の少年ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイヴィス)を主人公にして、愉快なアドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)を登場させて、隠れ住むユダヤ人の少女エルサ(トーマシン・マッケンジー)への少年ジョジョの切ない恋心、すてきなBGM、見ごたえのある映像です。

 不謹慎なユーモアで最後まで貫ねけば個性的で良かったのですが、残念ながら、急に観客の機嫌をとり始める“DV野郎”のような作品で怖くなりました。
 この嫌悪感を脳内でなんとか処理しようと私は、鑑賞後、ド定番のファンタジー作品でも観て落ち着きを取り戻そうと考えました。
 『アリス』(1988年)を観ながら気づきました。
 今作『ジョジョ・ラビット』という兎が少女エルサの道標だったという事に。

 この映画は、ユダヤ人の少女エルサが、ドイツという不思議の国で変なジョジョ・ラビットを見つけた御伽噺だったのだと思うことにしました。

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Don-chan

5.0何て美しさだ❗構図も色彩も・・・・(2025年9月6日再見:Disney+)

2025年9月6日
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笑える

知的

斬新

その美しい色彩と構図とは裏腹に描かれている事はこれまた美しいオブラートには包まれているものの醜い戦争という現実である。この映像はまるでそう言った意味においてリルケの一篇の詩のような美しさと残酷さがある。描き方は荒唐無稽の様であっても描かれているものは実に多くの人間模様が描かれている。このような多様で多重の構造を持った映像詩編を編む事の出来る監督のインテリジェンスと、美的センスに感服する。

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mark108hello

4.0やっぱり名作。 母親とジョジョのシーン全て良い。 トーマシン・マッ...

2025年6月19日
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やっぱり名作。
母親とジョジョのシーン全て良い。
トーマシン・マッケンジーの活躍をもっと観たいもんだ。
ジョジョ役のローマン・グリフィン・デイビスは『The Long Walk(原題)』(2025)のアメリカ版予告編で凄い事されていたが、この少年の活躍ももっと観たい。

サブスクで『ネクスト・ゴール・ウィンズ』鑑賞後に "お勧め" で出てきたので見直し。
色彩が綺麗で、終盤激しくなり、実は音楽もいい。

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ナイン・わんわん

5.0不意打ち食らった

2025年4月25日
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鑑賞方法:映画館

主人公のイマジナリーフレンド、アドルフ・ヒトラー、とのやり取りは、マーウィンを彷彿とさせました。そのやり取り含め、全編がコミカルでライトな映画に思えました。英語も平易で分かりやすいし。(でも、ドイツ語で観たかったなあ・・・)しかし、本質はかなりエグくて悲しくてヘビーです。ユダヤ人の迫害や突然やってくるアレな出来事とか。また、ドイツが戦争で負けてからの外の世界を表しつつエンディングのHeroesの流れには込み上げてくるものを感じました。
それから、主要人物がやたらにカッコいいし可愛いのも良かったと思います。サム・ロックウェルのお調子者なんだかやたらにカッコいいところとか特に。
とても素晴らしい映画なので多くの人たちに見て欲しいなあ。

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zem_movie_review

3.5悪意のない加害

2025年4月4日
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ななつ星

4.5さすが人気投票No. 1

2025年1月27日
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泣ける

笑える

知的

サーチライト・ピクチャーズ設立30周年特別上映にて鑑賞。さすが人気投票1位の作品、期待を裏切らない満足度でした。鑑賞後にここのレビューで映画や歴史についての解説を読み、非常にたくさんの細かい演出があることを知り、尚更素晴らしい映画だと思うに至りました。

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ネコノケ