メッセージのレビュー・感想・評価
全692件中、1~20件目を表示
「ボーダーライン」に続き、本年度ワーストか?実はごり押しドゥニ・ビルヌーブの最新作をおっさんはこう見た。
ドゥニ・ビルヌーブ
前作「ボーダーライン」を面白い、つまらない、という意味でなく、期待値からの落差で昨年のワースト1にしたのだが、今もっとも注目すべき監督であることは、その時も触れた。
この監督の作品は、ごり押し的な映像と音響、だが物語りはそれほど丁寧でなく、設定で押し切る、というような共通点がある。
それがうまくいったのが、「プリズナーズ」「複製された男」であり、悪く出たのが「ボーダーライン」と思っている。
初期作「灼熱の魂」「プリズナーズ」は特に「タブー」を題材にしたため、吸引力は必然としてあったのだが、「複製された男」については、「ミステリー」と「タイトル」で、その映像表現と省略、という名の「プラス」の演出がハマったと思う。
オレが「ボーダーライン」を評価していないのは、メキシコの現実の「設定」の上で十分成り立っているのに、余計な映像表現や暑苦しい音響効果でが煩わしく、映画が乗っていないからだった。
省略を「プラス」の演出と見るオレにとっては、「過剰」に「過剰」を重ねたわりに、根っこの味が定まっていない、という印象。
果たして今回はどうか。
「メッセージ」
・
・
・
結論から言うと、本作も全くその通りの映画だった。
よくよく睡魔が襲う、退屈、とかいうレビューが見られるが、全くその通り。それは君たちの問題ではない。
単純にいびつなのだ。
そもそも、宇宙船、宇宙人とのファーストコンタクト、言語解読、という、このミステリアスなSF設定でなぜ睡魔に襲われなければならないのか。
無駄に不安をあおる音響、暑苦しい映像が、全く機能していないからだ。
ストーリーのダメさについても、後半に至っては、宇宙船への攻撃をするかしないか、のサスペンスもびっくりするほど、キレがないし、ラストの愛の告白なんても、あんたら、いつそういう関係なの?
変わることのない未来を受け入れることと、隣にいた同僚を愛するのとは違う。
今年暫定1位のSF映画。原作読むとさらに発見あり
まず、構成が巧み。言語学者のルイーズが異星人とのコンタクトを試みる話に、彼女の娘を中心とする家族のエピソードが時折挿入され、終盤に相互の関係が明らかになって「なるほど!」となる。家族のエピソードはルイーズ自身の変化に関わっていて、異星人の「目的」にもからんでくる仕掛けだ。
原作小説を読むと、ルイーズたちが調査する宇宙船で起きる危険な出来事や、ある外国政府がもたらす危機的状況とルイーズらの対応など、ストーリー上のサスペンスと映像的なスペクタクルをもたらす要素の多くが映画オリジナルであることにも感嘆させられる。
接近遭遇、コミュニケーション、人類の進化など、過去の代表的なSF映画に登場した要素も多いが、緻密な構成とセンスの良いVFXのおかげもあり、知的好奇心と情緒を刺激するオリジナルな傑作に仕上がった。SF好きを自認する人なら見逃してはならない。
レアなSF設定、謎解きとドラマを紡ぎ出していく卓越した編集力
オールタイムマイベストのSF作品の1つです。設定・構成・演出・物語・映像表現・主題のどれも素晴らしいけれど、特にSF作品としての魅力を大きく高めているのは、表題のレアなSF設定と、終盤に向けての謎解きを紡ぎ出していく卓越した構成、編集力。
(同様の異星人との遭遇・接触を創作テーマとしてきたスピルバーグ監督の今夏新作「ディスクロージャ・デイ」がとても楽しみです。)
【 SF設定】その大きな特徴は、「同時的世界認識」というアイデア。SF作品では自分の知るところでは、本作「メッセージ」@2016と、小説「スローターハウス5」@1969/カート・ヴォネガット(後に「スティング」のジョージ・ロイ・ヒル監督が映画化@1972)、漫画「進撃の巨人」@2009-2021/諫山創、これら3作しかありません。
【構成】主人公ルイーズによる異星人の言語解読の進捗と共に、ルイーズの家族の回想シーンが反復されるが、起きていることの真相への到達、最終的な謎解きによってそれまで視聴者が観ていたシーンの持つ意味が劇的に転換する・・卓越した構成、編集力。
(公開当時、構成について分かりにくいという批判が少なからずあったようですが、分割シーケンスを多用した「メメント」@2000/クリストファー・ノーランに耐えられれば全くの問題なしです(笑 )
【ドラマ】終盤でのドラマ性の頂点は大きく2つ。1つが破局を免れるためにルイーズの採った説得の手段。なんと論理や科学によらず、感情と啓示?による説得。そしてもう1つが辛い運命を知った上でのルイーズの採った選択行動。
(本作では、西欧の文化的・哲学的に重要なテーマの1つである「決定論(運命)と自由意志」〜どのように生きるのか、生きられるのか〜が隠伏的に重ね合わせられています。)
❤Hannah❤
「言語は文明の基礎である。人と人を結び付ける接着剤であり、争いの場では最初の武器となる」
「名文だが間違っている。文明の基盤は科学だ」
つまり、この会話だと思う。
テッド・チャン原作の
「あなたの人生の物語」を読むべし。
「ヘプタポッド」って数学的には非常に形成できない物。十角形までの図形で一番表現し難い図形。ストーリーの演出の上で大変に重要だと思う。
また、言語の違いは旧約聖書では「バベルの塔」の事。この原作者のデビュー作品。合わせて読んでおくと良い。
それで回帰するがゆえ、ハンナなんだろうね。
鑑賞は3回目だと思うが、多分、偶然だと思うが、60歳になって7本目の老人割引だ❣
七角形に対して六角形が一番簡単。
ペンタゴンも難しそうだが、黄金比が分かれば簡単。七角形は人間以外の生物であっても理解できないものがある。たぶん、自然界には存在しないのでは?
ちなみに
テッド・チャンは中華民国系のアメリカ人。
落とし前は付けたね。
一回見ただけでは、アメリカ至上主義に見えてしまう。
つまり、反面ではあるが「同化政策」と言う考えもあると言う事を知って置くべきだ。
だから、素直に傑作とは言えない。
メッセージ
ショートショート好きにはオススメ
先に原作を読んでいましたが、
それでも映画として楽しめました!
映画にする過程で、話の盛り上がりを
作るため、原作とは逸れる表現が
含まれていますが、そこは映画は映画。
割り切って見れる人は映像の美しさなど
存分に楽しく観れると思います。
ヘプタポットは、想像より
蛸感強かった。。。
現在に繋がる未来の円環
言語学者が未知の生命体と接触し会話する話
世界12カ所に宇宙船が飛来し、各国が戦闘態勢になるなか、言語学者の主人公だけが言葉を理解して未来視の能力を得る。子どもが病気で死ぬ未来が見えているが運命を受け入れて、日々を大切に生きる決意をする。
最初に最後が来るタイプの映画
物語のテンポはゆっくり目なので派手なアクションがみたい人にはオススメできない
原題は「Arrival」で到着の意味
難解な原作を分かりやすくしようとしたら
映画を観て、いくつか納得いかない点があったので、
原作「あなたの人生の物語」(邦訳)を読んでみた。
邦訳を選んだのは、英語版より安かったからという理由でしかなかったんだけど、日本語でよかった。
言語学と物理学の話が難しくって、
日本語で読んでも難解なんだから、
英語だったらチンプンカンプンだっただろう。
ともあれ
「フェルマーの原理」(最小時間の原理)が鍵だ
というのは分かった。
「光は、進むのにかかる時間が最小になる経路を通る」
という原理である。
それは光という無機質の存在が
「通ったら結果的に最小時間だった」というのではなく、
まるで意志あるごとく
「最小時間になることを知ってからそこを通っている」
かのように見える、というもの。
これが、この作品の核心であったはずなのだが、
映画では、そこに触れることはなかった。
その結果、
物理学者が登場する必然性もなくなり、
イアン(ジェレミー・レナー)の「仕事」が、
ネタバレしないと言えない「あのお仕事(いやむしろ本能?)」を除いて、なくなっちゃった。
それから、
音声によって時系列で語られる言語と
そうでない言語について――
英語という
表音文字しかない文化に支配されてる感じが
原作にも否めないんだけど、
映画ではそれが、より強くなってる気がする。
音声の時系列に支配されない文字
という点では、
(地球では)漢字がその最たるものだと思うんだが、
それに言及しないというのは
間が抜けてる。
あと、
原作では結局「それ」の目的が不明だったのに対し、
映画では目的を持たせた。
そうでないと客が面白がらない、と思ったんだろう。
でもなんだか安っぽい感じを否めず。
結局、映画は
「分かりやすい面白さ」を目指したがゆえに
穴だらけの中途半端になっちゃった、
という感じ。
画像と音響の醸し出す雰囲気は
よかったんだけどねぇ。
残念。
その「人生の物語」は、誰のものか
原題は『ARRIVAL(到来・到着の意味)』
原作は現代最高のSF作家テッド・チャン『あなたの人生の物語(Story of Your Life)』
監督に『ブレードランナー2049 』のドゥニ・ヴィルヌーヴ。
【ストーリー】
ある日、世界各地に、宇宙船が到来する。
それらはすべて同型で、中には七本足の巨大な知的生命体が生息していた。
その姿からヘプタポッド(七本足)と名づけれらた彼らは、宇宙船を出ようとはせず、待望の地球外知的生命体との接触にもかかわらず、人類はそこからなんら進展を得られないでいた。
言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は、彼らとのコミュニケーションを確立すべく政府から要請を受け、現地におもむく。
軍隊がものものしく展開する中、ヘリを降りたルイーズに、おなじく調査によばれた物理学者イアン(ジェレミー・レナー)と合流し、ヘプタポッドとの対話を重ねてゆくが……。
なんでこの作品評を書くの忘れてたんだろう。
何回も見て、ほかの方の評価も読んでたので、とっくに書いたつもりになってました。
テッド・チャン好きとしてはありえないポカですね。
原作はハヤカワSF文庫の短編集『あなたの人生の物語』に収録された同名中編小説。
七本足の巨大な知的生命体との第五種接近遭遇(知的存在との対話)と、その解析にたずさわる言語学者ルイーズと、彼女をサポートする物理学者イアン、二人の人生が語られます。
途中にさしこまれる、いくつもの断片的なフラッシュバック(過去回想)&フラッシュフォワード(ストーリーが進行したあとの映像)、それらがラスト十数分でパズルを組みあげるようにつながる衝撃。
圧倒的アハ感。
「あ。あー、あーそうなのか……そうなのか!」
絵が完成した音が脳内でスコーン!
ってなります。
ただバラバラにされてるというだけではなく、物語の中核である「時間」をあつかう言語からティップス(断片)にされてるって強烈に考えぬかれた構成なんですよ。
ぐえー。
傑作だ……。
原作本もすごくて、他に収録された短編群いずれも好編、傑作ぞろい。
せっかくだから、原作者の紹介などを。
作者テッド・チャンは台湾系アメリカ人。
寡作で、本国アメリカでも中短編集がたった二冊しか出版されていません。
原作本『あなたの人生の物語』は、デビュー中短編集。
15歳から小説を書き、ずっと創作をつづけていましたが、才能が開花したのはクラリオン・ワークショップという創作合宿に参加してから。
アメリカにはこの手の創作小スクールがたくさんあって、そこからデビューしたプロ作家もおおく、そのなかには、アル中治療のために作家活動するなんて変人(RAラファティとか)もいるとか。
クラリオン・ワークショップは六週間の創作プログラムなんですが、講師はプロ作家で、その一人だった『いさましいちびのトースター』『いさましいちびのトースター火星にゆく』のトマス・ディッシュもいました。
ディッシュに見い出され、中編小説『バビロンの塔』を編集者に見せたのが、テッド・チャンの作家キャリアのはじまり。
というかどんだけいさましいちびのトースター書きたいんだトマス・ディッシュ。
二冊目でてるのしらなかったよ。買わなきゃ。
ちなみにデビュー作となった『バビロンの塔』、『あなたの人生の物語』の冒頭に載ってます。
これが高評価をうけ、作家選出によるSF賞のネビュラ賞1991年中編小説部門を受賞。
ネビュラ賞はヒューゴー賞とならぶ、アメリカSF界の超巨大な賞。
日本ではSF大賞にあたる賞で、ネビュラ賞から名前をとった星雲賞は、読者投票でえらばれるヒューゴー賞にあたります。
そこ、アメリカくん!ややこしいよ!
この作品を見て言語学に興味をもたれた方は、ポッドキャストの『ゆる言語学ラジオ』あたりから、楽しんでみてはいかがでしょう。
脱線しまくりですね。
SFっていいよね!
ご清聴ありがとうございました。
運命では無く意志をもって
抑制の効いた映像がとても美しく台詞も無駄が無く、ノイズレスで物語に浸れる。
アボットは辛い未来を知りながら地球へ旅をした。
ヘプタポッドたちと交流し言葉を解析する中、ルイーズはイアンに「彼らの言語で夢を見る?」と問われ、「思考が言語によって影響を受けるという仮説は知っている。幾度か彼らの言語で夢を見た。しかし仕事に影響は無い」と答える。
ヘプタポッドの言語は、短文では平面に近い円環状の意匠のようにも見えるが、イアンは多数のパーツで構成される複雑な構文を3Dモデルで解析し意を読み取った(完全に理解するためには4D思考が必要なのかもしれないけれども、とにかく推理する)
ルイーズはヘプタポッドたちとの最後の交流で自分が持つ“武器”が何であるのかを理解する。
そして彼らが去った後、ルイーズもまた悲しみが待つと知る未来へ歩を進める決意をする(イアンには同情する。彼は知らなかったのだから。)
疑問:ルイーズはシャン上将への架電の事実もその内容も記憶していなかった。どうして?
映画では時点の異なる出来事を垣間見る瞬間が幾度も描かれている。知らなかった何かを知って影響を受けないはずはない。
もしかしたら未来も過去も既定ではなく、ウロボロスサークルのような無限ループでもなく、互いに干渉し合いながら変化してゆくものなのかもしれない。
過去も未来も数多くありそこへ至る経路もまた無数にあるのなら、深く考え意志的にプロセスを進む事で最善の結果に到達することができるのかもしれない。
・だけどなんで you wanna make a beby? を「赤ちゃんを作ろう」に訳しちゃったんですか。これは主題への小さな裏切りだよなっ(ぷんすか)
・設定も人柄も原作とはかなり違う。でもそこもまた面白かった(本にも映画にもまんぞく。)
未来の記憶
突如世界の12か所の上空に飛来した異星人の宇宙船。彼らの目的はいったい何なのか。彼らとコミュニケーションを図るために言語学者のルイーズが呼ばれる。
彼らの使う文字は円環構造を有していてその解読は困難を極めた。その解読の間にも世界大戦の危機が迫る。はたして彼らの真の目的は。そして彼らの使用する言語の意味とは。
人類を圧倒的に凌駕するはずの科学技術の持ち主である異星人とのコミュニケーションになぜここまで苦労を強いられるのか。実はこのコミュニケーションを図ることこそが彼らの目的であった。コミュニケーションを図ることにより人類に彼らの言語を学ばせ彼らの思考力を身に着けさせることこそが彼らの真の目的であった。
彼らの思考、それは彼らには時間という観念がないということ。彼らの中には時間の流れという観念が存在せず常に過去、現在、未来という時を同時に生きる存在であった。
数千年後の未来に彼ら異星人は地球人類の協力を必要とした。その時を見越しての人類との今回の接触。世界の複数個所に偏在したのは人類の可能性を探るためであった。
同じ地球人という種族同士であっても言語の違いや価値観の違いで争いが絶えない人類。異星人間であってもコミュニケーションを惜しまず互いを理解しようと努力すれば必ず理解し合える。それこそがいまだ世界中で常に紛争が絶えない人類に対する彼らが与えたメッセージだった。
彼らの言語を解読し彼らの思考力が身についたルイーズは中国海軍との世界大戦阻止に成功する。彼女も彼らと同様に時間に対する観念が変化し自身の未来が手に取るようにわかるようになった。
異星人の言語解読の最中にもルイーズに頻繫に訪れたフラッシュバック。そこに映し出されるのはいつも同じ少女の姿。この少女はいったい誰なのか。それはルイーズが生んだ娘ハンナだった。正確にはルイーズがこれから生むはずである娘。そして幼くして病で命を失う娘。
ともに解読に携わったイアンとの間にできた子供だった。彼ら異星人との接触でルイーズは自分の運命を見通せるようになっていた。
愛する娘を授かり、そしてその娘を失う運命を見てしまった彼女は果たしてどうするのか。あえて哀しみを受け入れるのか。あらかじめ知らされたその運命をあえて受け入れるのか。
たとえ失われる命であっても彼女は娘を生むことを決心する。たとえ短い命であっても娘はその生涯を生きた、そして彼女はその娘を愛した。すでに体験した未来。彼女はそれを受け入れる。例え哀しみを背負うこととなろうとも娘を授かることの幸せを味わうため、短いながらも命の限り生きた娘とその喜びを分かち合うために。
それはすでに経験していた未来だからこそ彼女はそれを受け入れられたのかもしれない。娘のHANNAHという名にこめられた意味、ヘブライ語で恵みという意味を持ち同じ円環構造を持つその名前。すべての物事には始まりがあり終わりがある。今までもこれからも未来永劫繰り返されるであろう人のいとなみ。だからこそルイーズはそれを受け入れる。
人の人生には必ず終わりが来る、どうせ終わりが来る人生ならば始まらなければいいなどとは誰も思わない。終わりが来るからこそ、その人生の一瞬一瞬を嚙み締めて生きたい。生きる喜びも悲しみも同じように嚙み締めてやがて終わりを迎えるであろう一度きりの人生を生きていきたい。
SFというジャンルでありながら人生の普遍的な意義を問う珠玉の作品。間違いなく人生五本の指に入る作品であり、心の中にずっとしまっておきたい名作。
面白すぎる
将来を受け入れ、瞬間を慈しむ
構成、ストーリー、どれを取ってもあっぱれ。
すぐに理解できないところが難儀、、
時系列
エイリアン→未来予知(別れること、子供が死ぬことを予見しながらも結婚)→ルイーズとイアン結婚→子供→未来予知で離婚する未来と離婚する未来を相談→離婚→子供亡くなる。
言語の現象学
「今」を大事にしよう
シンプルなのに やたらと難解
ドゥニ・ヴィルヌーブ監督作品ということと、第89回アカデミー賞8部門ノミネートで音響編集賞授賞ととても評価されている作品ということで鑑賞。
うーん、登場人物が少ないし限られたシーンのみのシンプルな構成なのだが、真のところはやたらと難解。
そして終始暗めの映像と不安を掻き立てられるような不穏な音響は、何となく心がざわついてしまい疲れてしまう。確かに音響編集賞を受賞するだけあって、とても印象的な音使いのだが…。
全体を通して全く退屈さは感じないのだが、かといってなんだか面白味に欠ける。この感じは、ドゥニ・ヴィルヌーブ監督らしさといえばらしさなのかも知れない。結構好みが分かれる作風なのだろう。
評判通り良い作品だとはいうことは節々でわかるのだが、個人的にはあまり観応えを感じられなかったかな。
最後のルイーズの決断に感動
よくある宇宙人との接触ものかと思いきや、予想外の展開にビックリ。回想シーン=過去の先入観に騙され、未来の光景だとは疑いもしなかった。冒頭から娘の死でトラウマを抱えた主人公の話だと錯覚させられる。
最後のルイーズの決断に感動。辛い未来を知ってでも受け入れて進む、ルイーズの姿勢は私には真似できない。私だったら子供が死ぬと分かってたらイアンとは結婚しない道を選ぶかもしれない。
どんでん返しがあるとは聞いてたけど、斜め上の形で感動系の終わり方に持ってたのが良かった。
全692件中、1~20件目を表示

















