クライング・ゲームのレビュー・感想・評価
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予測不能の展開は魅力だが
この作品の魅力は先行きが見えないことにあるかと思う。物語の落としどころが予想出来ない感じだろうか。
クライム系かと思いきや、ヒューマンドラマのようにもなり、次はロマンスにまで広がる。作品の軸が分からないので物語の方向性がだだっ広い。
そういう意味で予測不能な作品だったなと思う。
妻が割と早い段階で「この人、男だな」と看破したので、ディルの生物学的性別には驚かなかったけれど、他にもそこそこ、そうきたかというような展開が続く。
終わってみれば、作中で話されていたカエルとサソリの話の本質である、その人個人の性質についての物語で、予想外の展開が連なっても、そのほとんどが個人の性質に帰結する。
少し古い作品なので、当時はそれなりに衝撃のあるストーリーテリングだったのかもしれないと理解するが、今となっては目新しさは感じない。
クライムの要素があるにもかかわらず、サスペンス的なハラハラ感がほとんどないのは少々マイナスだろう。
充分ちゃんとしているが見所も特にないというのが正直な感想だ。
カエルとサソリの話はライアン・ゴズリング主演の「ドライヴ」でも登場した。西洋では有名な話なのだろうか?。
カエルとサソリの話に含まれる教訓とか真理を最初から知っていればもっと楽しく観られたのかもしれない。
北アイルランドがアイルランドと英連邦の紛争の場所ですが、英連邦から...
【”別格の彼。私は私でしか生きられない。”当時人気絶頂だったボーイ・ジョージが歌うメインテーマの意味。今作は序盤の展開からの、”え、そうなるの!”と言う展開が、吃驚しつつも魅入られる作品でもある。】
■IRAの闘士ファーガスは、仲間の釈放のために人質にしたアフリカ系の英国軍兵士ジョディ(フォレスト・ウィテカー)と立場を超えて意気投合し、恋人ディル(ジェイ・デヴィッドソン)の話を聞かされ、写真も見せられる。
美しきディルはロンドンのミリー美容室で働き、メトロというバーに行ってジョディと飲んでいたという。
ジョディ処刑の朝、ジョデイはファーガスが追う仲、必死に逃げるが、IRAの掃討に来たトラックに轢かれ絶命してしまう。
◆感想<Caution! 内容を彷彿とさせます。>
・今作は、ジョデイ亡きあとのパートと名を変え、労働者としてロンドンで働くファーガスが、ジョディの頼みを聞き、ディルに会いに行くシーンからの展開が面白い。
・ロンドンのミリー美容室で働くディルの元を訪れたファーガスは、髪を切って貰いながら、彼女に惹かれていく。
そして、謎めいたファーガスに対し、ディルも徐々に惹かれて行くのである。
■ファーガスがディルの部屋に招かれるシーン。
そりゃ、吃驚するだろうよ。
IRAが独立を目指すアイルランドで育ったフォーガスには許容しづらいよな。
・そんな中、IRAの残党である、ジョデイを誘惑して捉えたジュードとピーターが現れ、ファーガスに対し”テロ決行”を指示する。
ー ここら辺の描き方は、もう少し何とかならなかったかな・・、と思いながら観賞。-
・ディルはファーガスの只ならぬ姿を見て彼をベッドに拘束する。そして、やってきたジュードを射殺するのである。
ー その前に、ファーガスがディルの身を案じ、ミリー美容室でディルの紙をボーイッシュに切るシーン。ディルは、ファーガスの身の危険を感じつつ、涙を流しながら髪を切らせるのである。-
<今作は序盤の展開からの、”え、そうなるの!”と言う展開が、吃驚しつつも面白き作品である。
当時、人気絶頂だったボーイ・ジョージが歌うメインテーマの意味が分かる作品でもある。>
タイトルなし
「えっ」「えっ」が何度が来るが、人間の対立や抗争、不和を性(nature)/タイプでくるむ不思議な作品。すぐにもう一度観たくなる系。
『ベルファスト』『イニシェリン島の精霊』を経て見ると味わいが違う。
フラッシュバックしてくるフォレスト・ウィテカーにはちょっと笑ってしまった。
結局,泣いたのはだれ?
ニール・ジョーダンの作品はあまり観ていないけど、IRAやジェンダーなど重いテーマを扱いながら、死んだ男の恋人に会いに行くと言う古典的なアプローチが上手い作品でした。とは言え、会いに行った相手がドスの効いた声なんで、てっきり男性かと思ったらそうでもなく、でもやっぱり男性なんだけど、相手を想う気持ちはジェンダーレスなのがしみじみと語られます。役者では、スティーブン・レイが地味な感じなのがに立ち姿からして絵になる男振りです。相手役のジェイ・デビッドソンも大熱演でした。
何とユニークなラヴ・ストーリー!大変気に入った。
①サスペンス映画と思っていたので冒頭から『男が女を愛する時』が朗々と流れ出したのにはビックリしたし(最後まで見れば何故この歌が冒頭を飾ったのか分かる)、移動遊園地の観覧車の回るスピード速くね?と思ったけれども、その後はサスペンス映画らしい展開となる。
②
ジャンル不明 不思議映画
サソリとカエル
面白かった
・ディル、男みたいだなぁって思いながら観ていたので、みたいじゃなかったと驚いた。
・脚本が凝ってるなぁと思った。序盤でジョディが主人公で、次にファーガス。2人の間にディル。ただ、クリケットをしていたんだ!くらいの事で時折、クリケットをするジョディのシーンがあったのがやや疑問だった。
・ジョディが最初、ジューディーとイチャイチャしていたけど、恋人はディルというのが若干疑問だった。
・ファーガスがジョディのどこに惹かれて仲良くなろうとしたのかが少しわからなかった。直感だろうか?
・ディルがファーガスを好きになったけど、これはやはりビビビッときた人間にしかわからない感覚なのかなと思った。いきなりバーで見られたからくらいの出会いでそういう感じになるのがわからなかった。でも、あるのかな。
・ファーガスがディルを気にかけながらも女性じゃないからハニーって呼ぶなとかファーガスもどうしていいのかわからない感じが良かった。
凝りまくった脚本
捻り効いてますねー。
IRA闘士に人質に取られた英黒人兵士ジョディ。なので最初はテロ物か?と思いきや。
唯一顔を見られたことで見張り役となったレイは、ジョディとの会話のの中で、友情に似たような同志になっていき。クリケットの話とか、ジョディの財布にあった彼女の写真など、実はジョディに誘導されていたんじゃないかな。逃がしてくれよって。
でまさかの、ジョディ退場。え、マジ?!。ここでまずひとひねり。
でもこれは話の1/3位の位置。どうなるの?
「頼みがある。彼女を探し出して”愛してると伝えてくれ”」。ジョディの遺言を、レイは守ろうと探すのは、なぜ?。
それはレイが彼女の事が気になって仕方ない様子。
スラっと魅力的な彼女・ディルの家まで上がりこんで・・・。
またここでマジ?!。そっちか。とまたここでひとひねり。
終盤はIRA仲間の生き残りから、任務を指示されるけど。
レイは乗り気じゃない。でもディルの事は守りたい。
さあどうする、とまあ巧みな展開でした。
オスカー脚本賞受賞も、納得。
末端の兵士の悲哀を描いたのかと思ったら…
ドンデン返し映画\(^o^)/
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