千羽づる(1989)のレビュー・感想・評価
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大人顔負けの名演技
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昭和33年、広島市の平和公園の一角に建設された「原爆の子の像」のモデルとなった小学生佐々木禎子(広瀬珠実)の物語。
禎子は爆心地から2キロ離れた所におり、黒い雨を浴び、幼くして被爆した。白血病で小学6年で死ぬまでの短い青春を描く痛恨の社会派ドラマ。
母の重子(倍賞千恵子)は医者から禎子の命が後数ヵ月しかないことを知らされて愕然としたが本人には教えなかった。千羽の鶴を折ると不治の病でも治る事を信じて禎子は鶴を折りながら入院生活を送っていたが自身の病には気づいていたようです。
般若心経を唱える主人公役の広瀬珠実には驚き、大人顔負けの名演技でした。
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すごく悲しかったです
広島の原爆症を描いた作品。
原爆の子の像のモデルとなった少女の半生を描いたもので、そのあまりにも短い時間が美しくも儚い。
原爆症を取り扱っているが生々しい痛みではなく、それはゆっくりと消えていく泡のよう。
友達と過ごした時間、楽しかった修学旅行、頑張った運動会、背伸びしたおめかし。
そんな当たり前で、でもとても大切な瞬間を、邦画らしく静かで丁寧に描いていました。
両親役には前田吟と倍賞千恵子と盤石。
娘の余命を告げられる悲しみが深く、特に倍賞千恵子が素晴らしい。
訪れる未来に覚悟を決め、温かく見守るその表情には胸が熱くなります。
とても静かで、でも改めて戦争という闇を知る作品でした。
すごく、すごく悲しかったです。
リアルに感じます
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