劇場公開日 1986年4月19日

ジャズ大名のレビュー・感想・評価

全27件中、21~27件目を表示

4.0本作はいわばジャズ初心者の為の教科書です

2020年7月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ジャズが好きなら傑作
でなければよくわからない映画かも知れませんが
それでも楽しく見れるはずです

本作はいわばジャズ初心者の為の教科書です
南北戦争による奴隷解放がジャズの誕生に繋がっていること
場所はニュオーリンズであること
それが全米各地に飛び火して広がったこと
強烈にスイングする音楽は人種も思想も超えて、人間共通の躍動する生命の賛歌であり、人生を謳歌するものだということ

正にジャズ誕生の瞬間は明治維新の頃であるところに目をつけて、幕末の物語にしてそれを展開しています

そしてジャズの音楽の特徴を説明します
ひとつの旋律を基に、各人が感情の赴くまま自由気ままに好きに気が済むまで演奏する
それが即興演奏(インプロビゼーション)です

その即興がリズムと旋律を共有しながらうねりを見せる
それがスイングです

この二つ成り立ちの過程を城内の慶応年間のジャムセッションとして観せてくれるのです

つまり本作を観るだけで、ジャズの起源と誕生年代、インプロビゼーションとスイングの成立の過程と意義を自然に理解することができると言うわけなのです

終盤、江戸に向けて進軍していく薩長軍を裃をつけて堅苦しく出迎えようとする家老は、過ぎ去っていくならもう呼び止めはせず、裃を脱いでスイングに興じます
それも彼が使うのは山鹿流の陣太鼓
赤穂浪士の大石内蔵助も打ち鳴らした戦いのためのドラムです
彼はそれをタムタムにしてジャムセッションに加わって没入します
正に武器を楽器に変えたのです

奴隷解放にも似て、堅苦しい江戸時代は終わったのです

封建時代は終わった!
新時代が訪れたのだ!人間性の回復の時代だ!

それがええじゃないかの集団が乱入するラストシーンの意味です
即ちジャズとは人間性回復の喜びの音楽なのです
原作を超えた映画ならでは演出の効果でした

本作でジャズの魅力に目覚める人が一人でも増えたら本作は成功していると言えるのです

和楽器でのジャズの可能性に興味を持たれたなら、LAの日系人フュージョンバンドのヒロシマをお勧めします
本作ではあまりうまくジャムセッションにのっていない琴の音も、このバンドは上手くアレンジして活かしています
1979年の1st から、本作の公開翌年の1987年辺りまでの5枚は、本作を楽しく観られた方には是非ともお聴き頂きたいと思います

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あき240

4.0スイングしなけりゃ意味ないね

2020年5月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

86年岡本喜八監督。
これは中々にふざけている、というか喜八節が全開。原作筒井康隆だし。語り口から内容まで堅苦しく考えるな楽しめよ、と言ってるよう。

古谷一行はじめキャストもみな楽しげだ。財津一郎いいわぁw「はい?」

初めて城下でスイングするシーンの素晴らしさ!最後の終わらないジャム!最高やん!

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散歩男

1.0悪ふざけが過ぎまする

2019年9月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ほぼ同じ曲を延々と聞かされ苦行。ノリのいい曲というわけでもなければ和楽器がいい味出している...わけでもないどころか騒音レベル。選曲、アレンジ、演奏...こだわりが感じられない。
ただひたすらだらだらチャカポコと。
肝心な音楽で楽しませてくれないことにはなんの説得力もありゃしない。
この監督さん、音楽への興味まったくないんじゃないかなと思わせるに充分な出来。
このころの邦画はドン底だな。

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肉ネ~ム

4.0ラストは圧巻♪♪

2019年3月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 海岸ではえーじゃないか踊り。アメリカでは奴隷解放宣言もなされた時期、幕末であった。

 無意味に挿入されるコミカルなシーンはどうでもよかったが、ジャズを演奏しはじめるともう止まらない。古谷一行演ずる殿が亡き黒人のクラリネットを演奏し始めると、家臣たちはいっせいに和楽器を持ち寄って大合奏。そんな中でも薩長軍の小競り合いがあったりと。

 恐竜の骨(?)をパーカッションにしている殿山泰司も印象的だが、演奏する人数はどんどん増えてゆく。最後には問ピアノを弾く山下洋輔やタモリまで(笑)

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kossy

5.0楽しい

2017年8月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

幸せ

江戸時代の末期、小藩に黒人の楽隊が漂着する。
殿様は尊王攘夷に関心がない、というか世事に興味がない。
唯一好きなのは音楽で、この楽隊とのセッションでジャズに開眼する。
殿様の妹二人がいいスパイスになっており、こんな楽しい映画はめったに見られない。
監督が岡本喜八、原作が筒井康隆、音楽が山下洋輔と鉄板の布陣。

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いやよセブン

3.0筒井康隆やったかみたか

2017年7月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

古谷一行が財津一郎、本田博太郎に寄った芝居をしていて面白い
姉と妹も良い味付け( ´ ▽ ` )
ジャズ要素より歴史要素の方が面白かったりするのが裏切り…

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mamagamasako

3.0懐かしい

2016年9月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

山下洋輔、タモリ、筒井康隆が最も乗っていた頃の映画。
2024/9/19 再度大画面有機ELテレビで鑑賞。クライマックスのドンちゃん騒ぎは、何度見ても興奮してくる。

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あっちゃんのパパ
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