ストレイト・ストーリーのレビュー・感想・評価
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期待度◎鑑賞後の満足度◎ アメリカは広い。爺さんが500キロをトラクターで走るだけなのに目が離せない映画も珍しい。観てよかったと思わせてくれる映画。殊に歳を重ねると感慨もひとしお…
①弟がもう少しで窒息死する処から回復したので改めて見舞いに行く日に観るなんて何たる運命の巡り合わせ(まあ、偶々ですけど)。
②500キロの旅だから途上本当はイヤな事もあっただろうけど好い人達と巡りあったエピソードばかりにしたのはこの映画の優しさ。
③アメリカの大地に寝転がって眺める星降る夜空が本作のモチーフ。
➃爺さん二人がかつて第二次世界大戦に従軍した若き日の事を語り合うのも良いシーン。心暖まるシーンの多い中で戦争の辛さを見せるシーンなので余計印象的。なのにアメリカはまた戦争しようとしている…
⑤アルヴィンの台詞を通して歳を取ること・老齢でいることの実感が語られるが頷くことばかり。
⑥主演のリチャード・ファンズワースの好演は勿論だけど、娘の少し知的障害(?)のある娘のローズを演じるシシー・スペイセクが相変わらず上手い。
何処までも真っ直ぐな物語
デヴィッド・リンチ監督作ロードムービー
他作と作風が異なるのは実話ベース+脚本を
担当していない事が影響していると思われる
シンプルで分かりやすいストーリー
地図で調べたのだがアイオワ州ローレンスからウィスコンシン州マウント・ザイオンまでの560キロはほぼほぼ真っ直ぐ
すべてにおいてストレイト・ストーリーだった
主人公アルヴィンは「ミザリー」のリチャード・ファーンズワース
頑固だが憎めない老人を好演
今作は柏市にあるキネマ旬報シアターにて観賞
昔ながらの劇場で取り巻く環境は厳しそうだがクラウドファンディングには成功した様子
シネコンではなかなか上映されにくい佳作が
上映されるので今後も利用することで後押し
していきたい
ドキュメンタリーから
公開当時、映画好きな友達に連れられて観に行った。その友達がやたらと「デビット・リンチなのに…!」と言っていた記憶がある。
あらすじというか言葉にしてしまうと5行くらいで表せる。
でも言葉じゃ伝わらないストーリー。
ストレイト(兄)弟のストーリーだけど、
まっすぐなストレートなストーリーでもある。
事実に着想を得ていて、ドキュメンタリーみたいだけど、話を盛り過ぎてないところがいい。
ドキュメンタリーから上手に引き算した感じ。
CMとか無く大画面で没入して観たい作品。
映画館で観るべき作品。
当時心斎橋の名前は忘れたけど、随分昔になくなった映画館で観た記憶…...
リンチ世代なのにこの作品だけ未鑑賞でした
結果いまのタイミングで良かった。公開当時のリンチの年齢に自分も近づき、20代で観てたら今の半分の感受性だったかもしれない。主人公は頑固っちゃ頑固かもしれないけど、娘への愛のある視点、兄への確執をずっとシコリに感じ、旅では若者とふれあい。他人からの見られ方、そんなのどうでもよくて「信念」もって「行動」する姿に泣けちゃうな。兄(ハリーディーンスタントン)最後の最後に登場!!帰りの事は後で考えよう、まず行動だ。
スクリーンで観ることができて良かった
デヴィッド・リンチらしからぬ作品のため、なんとなく見逃していました。
しかし、こんな良い映画だったとはと後悔しています。スクリーンで観ることができて本当に良かった。
らしからぬ作品とはいえ、登場人物が、ことごとく不穏で何かやらかしそうな雰囲気を醸し出しているところは、いかにもリンチらしいと思いました。
その不穏な登場人物たちが、ことごとく善い人なのが、味わい深く面白かった。
「こんなにいい映画だったんだ」と “straight” に感動
この映画、2000年前後(たぶん)の日本初公開時には見逃していて、20年近く前にレンタルDVDで自宅で鑑賞した記憶があります。その頃の私はまだ50そこそこで現役でバリバリと仕事をしておりました(と本人が思ってるだけで周囲の評価がどうだったかは定かではございません)。現在のようにたっぷりと時間があって(おまけにシニア割引もあるし)映画館に足繁く通うなんて夢のまた夢で、週末前の夜か週末にレンタル店で借りたDVDで映画鑑賞するのがささやかな楽しみでした。そんななか、たぶん何本か借りて続けて観たうちの一本がこの作品だったと思うのですが、正直言ってあまり印象に残っておりませんでした。今回観て、へー、これってデビッド•リンチだったんだと思いましたし、なぜか私の記憶の中ではこの映画はモノクロになっておりまして、へー、色がついていたのか、と頓珍漢な感慨に耽っておりました(たぶん別作品と混同してるんだと思うんですが、何と混同しているのか定かではありません)。
ということで、再鑑賞、かつ、劇場のスクリーンでは初鑑賞となったわけですが、へー、これって、こんなにいい映画だったんだ、と素直に(英語で言うと “straightforwardly” ってやつかな)感動してしまいました(印象に残ってないなんて書いたけど、初見の感じがまあまあだったから、2度目があったわけですけどね)。で、初見のときと2度目で私にとって何が違ってたかというと、2度目は映画館内で集中力を切らさずに念入りに観たというのが大きいとは思いますが、もうひとつ、鑑賞者の私が20年近い歳月の中で変化していて、再鑑賞でより深く刺さったというのがあると思います。
まず、私自身がこの物語の主人公であるアルヴィン•ストレイト(演: リチャード•ファンズワース)の年齢にずいぶんと近づいたというのがあります。アルヴィンの今これをやらなくてはならない(それも自分の納得のゆくやり方で)という心情はよりわかるようになりました。また、初見と2度目の間に、私は実の父親を見送っておりまして、10年ちょっと前からの葬儀から何回かの法事(三回忌までは親戚を集めての食事会もしました)の際には故郷に帰って父の思い出話をしたものです。アルヴィンは日本流で言うと「大正生まれ」で父より3〜4歳ほど年長ではないかと思われます(父はギリギリで戦争に行ってませんが、アルヴィンは行っている)。私の父も頑固で偏屈なところがあり、医者嫌いで、あと「自家用車亡国論者」みたいなところがあり、運転免許は生涯取りませんでした。そんなこんなで、アルヴィンを見ていてちょっと懐かしく感じた次第です。
私はここのプロフィール欄に、映画というのは人によって受け止め方が違うし、また、同じ人でも時により受け止め方が違う、という趣旨のことを書いています。今回のこの『ストレイト•ストーリー』の20年近い歳月を間にした2度の鑑賞に関しても、映画に対する「縁」とか「巡り合わせ」みたいなものを感じましたので、雑感まで。
最後に、昨年1月16日に亡くなった(仏教流で言えば、ほぼ一周忌ですね) Mr. David Lynch へ−−
Thank you, David. Rest in peace.
新宿シネマカリテさようなら!
LEISURELY STORY
老人が自力踏破に拘り人に会いに行くという点で、『ハロルド・フライ〜』を想起した。
でも、こっちの方が随分先なのね。
やたらとゆったりした導入に少し嫌な予感。
全体で見ても、話運び自体というよりはカットや会話のテンポにかなりの冗長さを感じてしまった。
そのため、早々のとんぼ返りも笑えたのは半分だけ。
最初に出会うヒッチハイカーの女の子に語るのが、いきなり娘の話なのは構成上で微妙。
ひと言もお礼を言わないし、(束ねた枝のメッセージはあったが)黙って去るのもどうかと思う。
家族の大切さが主題なのだと思うが、それを思うと鹿女や偵察兵を誤射した話は何だったのか。
ダニーが家に泊める提案すらせず裏庭だけ貸したのも疑問。(アルヴィンが断ったなら分かるが)
ここでもアルヴィンが、声を掛けずお金と一緒に電話を返してたけど、そういう文化なの?
兄の家を目前にしてエンストしたので、最後は自分の足で行くのか、と思ったら普通に再始動。
あのくだりは無駄にしか感じなかった。
再会からも大した会話は描かれず、星を見るシーンも後日談も無い。
う〜ん、イマイチ締まりがないなぁ。
そもそも腰が悪いのに、あんなトラクターで長時間かつ長期間の旅なんて出来るの?
また、風呂どころか水浴びも、洗濯すら描写がなかったけど、相当臭いのでは。
そんな現実的な視座は捨てるべきなのだろうが…
しつこく農場や夕焼けを映すし、そのほとんどが同じBGMだったり、個人的には退屈だった。
整備士兄弟への値引き交渉は好き。
兄の方が随分若く見えると思ったら、6歳も年下か。
旅に出る
今観てもやはりいい映画
オリジナル版を映画館で観てから、ずっとこの映画は私の中で5本の指に入る大好きで印象深い映画。
もう26、7年も経つのか…
ちょうど映画館で映画を観る楽しみを覚えた頃で、それ以外なんとなくいろんな映画を観てもデビット・リンチ監督のイメージはこの作品。
アルヴィンを演じた俳優さんは日本で映画公開された翌年には悲しい亡くなり方をしてしまったことも心に刺さっている。
今になって観て、年寄りの頑固さ、できる限り自分でやるというところは自分の父親にも通じるなー、そうか、父も気持ちはこういうことなのかなと感じたりもして。
昔の記憶を思い出し、補填しながらしみじみとした時間でした。嫌な人が出てこないところが大好き。
飾らないストレートなストーリーが胸を打つ。描かれるアメリカの大地とアメリカ人の気質、俳優陣の見事な演技。
おじいちゃんのトラクター旅
リマスターが続けて観られるプログラムだったので、デビッド・リンチ監督祭り。デビッド・リンチ監督といえば、リアタイで劇場で観た「エレファントマン」、レンタルビデオで観た「ブルーベルベット」はまだあまり理解できなかったので「ツインピークス」はスルーって感じでございました。
さっき調べたら「ブルーベルベット」って元歌はトニー・ベネット御大だったんですね。へー意外なご縁。トニー・ベネットはレジェンドジャズシンガーの中で唯一、ニューオリンズでライブを観た。
本作は、おじいちゃんがトラクターで500Km離れたお兄さんに2ヶ月くらいかけて会いにいくロードムービー。
のんびりした話なので睡魔と戦う覚悟はしてたけど、あえなく完敗。
一緒に住む娘が軽度の障害があることや、おじいちゃんがヨーロッパ戦線で仲間を誤射した罪の意識など、ぽつぽつ語られるところは起きてましたよ。
主役を狂言回しにしたオムニバス映画のよう
人生の価値は一方的な見方では決まらない。泣けた。
久しぶりにシンプルなロードムービーを見た。
1カット1カットの情感が染み入り、しょぼくれた老人の旅が牧歌的で美しい。
人生はうまくいかない。貧乏だったり、人間関係がうまくいかなかったり、歳を取ると体も頭も効かなくなったり。でも、うまく言えないが、何が価値のある生き方はわからない。人間はどうしょうもないけど、愛がないわけではない。
ラスト、兄に再会したところでその先は描いてほしくないと思ったら、そこで映画が終わった。
泣けた。
ド直球の感動ロードムービー
静かな映画
シンプルだけど味わい深いストーリー
全60件中、1~20件目を表示













