劇場公開日 2001年11月3日

メメントのレビュー・感想・評価

全265件中、1~20件目を表示

4.0人間不信の頂点

2024年4月19日
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鑑賞方法:その他

興奮

人間不信の頂点にあるのが、本作だと思う。

他人は信じられないから、自分を信じる。メモを残し、メモにある事実を信じる。しかし記憶がない過去の自分が他人のように思えるならそのメモは果たして事実を語っているのだろうか…?〈私〉も他人も誰も信じられない。徹底的な不信。

信じられるのは映画の「力」のみだ。しかし映画もメモの集積みたいなものだ。ショットとして現れるイメージは事実を語っている。ただその事実はどこまでいってもフィクションだ。そこには意図があるし、あるがままではない。現実の部分を切り取ったメモでしかない。それなら私たちは映画のメモをどこまで信じられる…?編集で再配置されているならなおさらだ。

時制を遡行して鮮やかなサスペンスを語ることは本当に凄い。ショットを事実と信じさせるためには、巧みな事実の再構成がもちろん必要だし、語りが騙りへと裏切られるにはドラマが必然だ。

やっぱりノーランは凄いと思いつつ、この語り方は後出しジャンケンではとも思ってしまった。確かに現在から遡行して他者や出来事を理解することは往々にしてあるから、感覚的にも分かるし、巧みだからあっと驚かされる。しかし「過去には実はこのような出来事があったんです」とか後から言われても、私たち観賞者はそんなこと知る由はないし、それは物語の語り手に独占された方法のように思えてしまう。しかも語り手だけが勝ちを許される。

そんな不満がありつつ、出来事の整合性を確認するために冒頭をもう一度見直した。そうしたら、ファーストシーンから既に観賞者にも分かる事実が語られていて衝撃を受けた。語り手と観賞者は平等にゲームに参加しているのに、ノーランが強すぎて一方的に負けているだけだと思い知らされた。ノーランは恐ろしいし、やっぱり凄い。

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まぬままおま

4.5なにを「忘れるな」?

2022年5月25日
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鑑賞方法:VOD
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すっかん

4.0昔観たときと印象が異なった。実は難解じゃないか。

2014年3月29日
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鑑賞方法:VOD

興奮

知的

難しい

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momokichi

5.0今の自分は10分前の自分と同じ人間なのか

2024年12月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

クリストファー・ノーランの時間解体の構成術が、非常に強く効いている作品。10分しか記憶が持たない男のある復讐事件の顛末を時間軸を巻き戻すように見せていくことで、スリリングさを演出している。記憶が持たないために、主人公は過去が定かではない。過去は僕らにとっては固定的なものという認識だが、その前提がこの男の場合、ない。
未来に何をするかも、過去に何をしたのかも、どちらも不定形であるというのは、こんなに不安なものなのか、と見る人に納得させる。人間の同一性は何を持って保たれているのかという問いを突き付けられたような気分だった。10分前の主人公と10分後の主人公、姿かたちは一緒でも、同一人物なのかどうかわからない、というぐらいに行動が変わっていることがある。
この人格すらバラバラに感じさせる雰囲気作りに、時間を解体する構成が非常に上手く機能している。個人的には、これはノーラン作品でベスト3に入るくらい好きだな、と改めて思った。観終わった後にも、自分の中に不安が残るのだ。
今の自分と何分か前の自分って本当に同じなのか、みたいな。

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杉本穂高

5.0形式主義の飽くなき探究。クロスカッティングを超える時間操作で視聴者は無意識に記憶喪失を疑似体験。

2026年1月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

知的

驚く

斬新

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井筒考庵

5.0映画の作為性。その恐ろしさと面白さ。

2026年1月9日
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興奮

知的

驚く

恥ずかしながら初見。
いやー凄かった。
凄すぎた。
ラストのゾワゾワ感が半端ない。
この感覚はシャッターアイランドを見て以来かも。

映画という物語の作為性
編集による時系列変更の特異性
そして、人間の"記憶"の曖昧さ

これらをフルに活かしたストーリーテリングはもう見事と言うしかない。

最初から最後まで緊張感の連続で目を離せなかった。
名作は色褪せない。
時代に左右されない映画の魅力に溢れている。
ノーランの原点にして頂点と言っても過言ではないかもしれない。
というか、ノーランの後発の作品はメメントからのスピンオフと言ってもいいくらい構造の類似した作品が多い。

彼の作家性の原点を見た気がした。

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ジョイ☮ JOY86式。

3.5むずくていまいち楽しめなかった

2026年1月5日
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知的

難しい

304を除いてたのに304から出てきてる?
プリズンブレイクじゃん、反転した文字と普通の文字が混ざってるのは何で?
左頬の傷もあったり、なかったり
部屋にいる時のモノクロも気になる
申し訳ないけど奥さん全然綺麗じゃない
それで協力してたわけね
嘘つき女
何これきたな、そういうことね
最後怒涛の種明かしだったけどあんまり追いつけなかった

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くっきー2

5.0吹き替えで再鑑賞。ネタがわかっていてもむずい。そして超悲しい話。そ...

2026年1月1日
PCから投稿

吹き替えで再鑑賞。ネタがわかっていてもむずい。そして超悲しい話。それでも映画好きなら一度は観ないと。順送りで確かめたいこと→なんでナタリーの店に行ったんだっけ?8点

→順送りで見たらあたりまえだった。ちょっと前後するだけでわからなくなる。人間の脳は不思議だ。

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かんりにん

5.0何度も繰り返して楽しめる作品

2025年11月10日
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知的

斬新

TENETを観たよ、と父に話したところ「メメントも面白いよ」と言われたので観ました。

本当に面白くて、何回も観ている作品です。

今まで見た映画の中で、一番大好きな作品です。

面白かったポイント

■主人公の設定、時間の進み方の設定が面白い

主人公が記憶を保てないので、常にメモを持ち歩いている。

私たち自身も時間をさかのぼっていくので、主人公とともに記憶をたどっている気分になります。

この映画の設定自体が、凄く面白いなと思います。

「この人は味方?敵?」と常に考えながら、ドキドキして見進められます。

■主人公の色気がすごい

主人公のレナード役のガイ・ピアースの色気がすごいです。

本当にかっこいいです。

仕草のひとつひとつが綺麗で、この俳優さんの演技を見られるだけでも良いな~と思ってしまいます。

■何回も楽しめる映画

最初見てわからない点があったので、何回も見返して
「ここはこういうことか!」
となることがありました。

その点では、何回も見返して深みが出てくるし、何度も楽しめる映画だと思います。

■最後に主人公が語る人生観

最後のシーンで、主人公が語っている人生観が私はとても好きです。

この主人公は記憶を忘れてしまいますが、私たちも、過去に他人や出来事のことを思い出すときに、主観が入ると思います。

「あの人優しい人だったよな…」
「でも、厳しいこと言われたときもあったな」
「いや、あの人は全部ひっくるめて厳しいことも愛で言ってくれていたんだよな」
というように、記憶を自分の都合のいい方向に解釈していることが私にはあります。

人がいたら、見えている世界が違うから、きっとその人の分だけ世界があるんだろうな、と考えるようになりました。

考えさせられる、良い映画です。

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ねこまっしぐら

2.0クライマックスは無い

2025年10月26日
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鑑賞方法:VOD

知的

難しい

短期記憶障害を患った男の物語。
全体の構成は、最初に結末。そこから行きつ戻りつしながら、始まりに戻っていく。
わざと難解にしているので、理解する前に進んで行く。いや、戻っていくのか。
周囲の人間は、彼の記憶障害を嘲り、いいように利用している。しかし、本人はその事に気付いていない。
本人は、記憶障害を発症する前の記憶は確かだと信じているが、物語が進むにつれ、それすらも怪しく感じる。
結局、人の記憶ほど不確かなものはないということ。
確かだと思っていても、自分に都合良く改ざんして、捏造し、それを信じ込んでいる。
それが分かっただけで、特に見せ場は無い。映画にするほどの話なのかという印象。

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hk

1.5好みではなかった

2025年10月20日
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最後まで見応えなかった

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汚いおじさん

3.5何か凄いモン見た気にさせてくれる系。 ※はっきりとは書いてないけどラストに関わる重要なネタバレあり

2025年10月14日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

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alala

3.5ムズがゆい

2025年10月13日
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鑑賞方法:VOD

字幕で目新しい構成だったので
頭をめちゃめちゃ使った

おもしろいかといえば?どうかな?
目新しかったという印象

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きなこ

4.5起承転結でなく結転承起

2025年9月13日
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鑑賞方法:VOD

難しい

驚く

斬新

過去の自分がアマプラのウォッチリストに入れてたみたいなので視聴

10分経つとそこまでの記憶を無くしてしまう主人公が妻を殺した犯人を見つけ出そうとする話し

この映画の複雑な所はレビュータイトルの通り結末から見せてなぜそうなったかを遡りながら観るという所
これによって時系列がわかりづらくなってしまうけど
バカなオデでも時系列は理解できたから大丈夫!

はじめは途中ででてくるこの場面はいつの話なのかとわからないが、映画の進み方を理解できれば時系列もわかる

主人公が記憶を無くすことを知っている中の誰が味方で誰が敵なのか
視聴者も疑い、騙されと推理しながらみるのもヨシ!

ラストは衝撃の展開で個人的には完璧なラスト
オススメです!

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にわかちゃま

4.5才能見せつけてる

2025年7月29日
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わたふぁ

3.0ややこしくて好みではない

2025年6月12日
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鑑賞方法:VOD

短期記憶障害に陥った男が妻を殺した犯人を見つけようとする。
初めはよく分からなかったが途中からは読めてきたので観終わってからもう一度確認の為に途中まで観た。
これが面白いかどうかは分からないがこの監督の時系列のトリックは凄いと思う。

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ゆうき

3.5地球難解映画NO1

2025年6月6日
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1回目
わけがわからず泡を吹いてリタイア

2回目
時系列はわかったけど、目眩がしてリタイア

ようやく3回目にして最後まで見れたぞ全くもう!
なんで時系列ぶっ飛んでるくせに説明がないんだよノーラン兄貴!

久しぶりに見たね4000円映画(2回見ないと見たことにならない映画)
シャッターアイランド以来久しぶり

これは人に紹介するのに2時間必要だからおすすめできないぜ!

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真平

2.0いきなり結末が映し出され、 少しずつ少しずつ過去に向かって映画が展...

2025年6月1日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

難しい

ドキドキ

いきなり結末が映し出され、
少しずつ少しずつ過去に向かって映画が展開していくという構成が珍しかった。

更に、メインストーリーとサブストーリーのようなものが並行するので
途中から頭がこんがらがった...。

全て理解出来た訳ではないけど、
斬新な構成と、少しずつ分かっていく感覚が面白かったので評価は高め。

この作品に限ったことではないけど、
なぜ若い男女が知り合うと必ずと言っていいくらいベッドに行き着くんだろう...。
無意味なベッドシーンはあまり好きじゃないです。

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Omi

3.0個人の感想と解釈

2025年3月21日
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鑑賞方法:VOD

怖い

知的

難しい

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Secret

4.5🎦メメントと📺ビーチボーイリバーサイド(アニメオンエア版)を一緒にすることは間違いです(笑)

2025年3月19日
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鑑賞方法:VOD

興奮

知的

難しい

15年振りの再見。この作品の難解さはその構成の難解さもさることながら(参照解説サイト①)、実はそれだけだと完全に説明できない点がいくつも指摘されてしまうと言う難点がある(参照解説サイト②)。結果サイト②であるようにこれを全て辻褄合わせるには、レナートの妄想だった説に至りがちになる。

①【映画掘り下げ】「メメント」の超難解な謎解きをすっきりさせる地図を描いてみました。(参照解説サイト①)

②映画『メメント』解説&考察 ※ネタバレ有り(参照解説サイト②)

ただこれは、ノーランの立ち位置を非常に誤らせる事にになるので、指摘をしておく必要があるのであるが、ノーランの作品制作の根底にあるのは1900年代初頭の哲学思想である実証主義、ケンブリッジ派などと呼ばれるラッセル、ホワイトヘッド、ウィトゲンシュタインなどの哲学潮流に影響を受けたマッハやアインシュタイン、ボーア、そしてのちのオッペンハイマーなどに通じる思想的背景がある事を知っておく必要がある。
ご承知のようにボルツマンの熱力学、ノイマンのフラクタル理論、シュレーディンガーの量子力学など、20世紀の最先端科学の理論の未解決部分であるマクロ力学とミクロ力学の大統一理論への期待がベースにあり、それゆえノーランの映画作品はシュールリアリズム芸術論やフロイトやユングなどの夢理論など、全てマクロ力学とミクロ力学の矛盾へのアプローチになっている時代背景を色濃く反映しており、その統一理論の一表現として🎦インターステラー、🎦テネット、🎦インセプション、🎦オッペンハイマーなどの映画に首尾一貫した理論として流れている事が分かるのである。
唯我論をモチーフにした作品では最近、📺誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる、と言うソン・ホヨン脚本によるネットフリックスのドラマが、同様のテーマで良く表現された作品がありこれと併せての鑑賞をお勧めしたいところだ。

ただ、この🎦メメントの難解さは、そのテーマ性の前に技法として設定された主人公の特殊な立ち位置を本来時間軸上に進む映画と言う表現形式に10分づつの現実を(あくまでの主人公目線の)時間軸所に逆に配列し、更には現実をカラーに、想像・思念・過去?をモノクロのシーンとして配置し、それをパッチワークのように編み上げ、時間軸上に流す(すなわちマクロ力学、熱力学的な処置)、さらにそこまでロジカルに解析したところで起こる矛盾を、今度はミクロ力学、夢解析などの手法で包み上げると言う、誠に手の込んだ作風として仕上げてるので、これはもう映画の内容と言うより映画技法自体の革命と言っていいチャレンジブルな表現形式になってる事を理解する必要があるのである。
このアイデアは最近はやった中國SF📖三体のテーマでもあり、詳しくはネタバレになるので後に別のノートに詳しく書くとして、先端科学が芸術の表現形式に劇的な変化をもたらせている好例と言えるのである。

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mark108hello
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