28日後...のレビュー・感想・評価
全102件中、1~20件目を表示
「もや」のかかった世界。
○作品全体
「もや」が印象的な作品だ。
ジムが病院で目覚めて無人のロンドンを歩いている間、世界がどうなってしまったのかわからないまま。この異常な街の風景が、そのまま世界が「もや」に包まれた状況を象徴する。
セリーナたちと出会ってからもその状況はほとんど変わらず、なぜ世界がこうなってしまったのか、そして救いはあるのかわからないまま。それを表徴するようにジムたちの手前には雨が伝う窓ガラスやモザイク調の窓が置かれる。ジムたちの前に立ちはだかる「もや」のようだ。これは終盤にジムと封鎖隊が戦うシーンで「もや」がかかる立場が逆転していて、ジムが封鎖隊に「もや」をかける側になっているのが面白かった。
封鎖隊の館を脱出して、丘の上で暮らす3人のシーンでは逆に明度が高い。それまでの「もや」が少し晴れたような印象で幕を閉じた。3人で過ごす空間が理想的に描かれているあたり、ひょっとすると「もや」の役割は世界にかかった「もや」ではなく、人々の不安を顕在化する役割だったのかもしれない。そしてその不安は感染者の血のように伝搬され、人を変える…感染者を殴り殺したり、同僚を鎖で結んだり、女を襲う…といったような。
イギリス国外はどうなっているのか、イギリスはどうなるのか、病原菌のワクチンは完成するのか。そういったマクロな部分に描写を割かなかったのは人々の不安の感情にカメラを寄せたかったから、なのかもしれない。
○カメラワークとか
・様々なレンズを使っていて、「揺らぐ世界」を演出していた。レンズを使った極端な歪みや明度、ぼかしはダニー・ボイルの持ち味の一つ。
・ビルが腹を刺されて気を失うところの空と地が反転し、「HELL」と書かれた緑の丘が見えるカットは、「正気でない人物が見ている景色」として不気味な感じが印象に残る。『トレイン・スポッティング』でラリった景色を描いたダニー・ボイルの腕が活かされてる、ような気がする。
・封鎖隊が作ったバリケードのところで館を逃げ出したビルと封鎖隊が衝突するシーン。上手側へ走る兵士に合わせてパンするカットで、車の前に隠れたビルをパンのスピードはそのままに映すのがかっこよかった。第三者の視点ではビルがいる、ということがわかるが、兵士はわからない。だからビルを無視したようなパンワークになる。ビルの心象に寄ったカメラにしないことで、本気で殺そうとしている印象付けにもなっていて面白かった。
○その他
・ビルの精神的な成長(順応?)が急な印象があった。ハンナたちが住むマンションの階段を登りきれないあたりまでは戸惑う主人公だったけど、そこからは妙に腰が座った登場人物になってしまったな、と思った。感染者の豹変とかけて、状況によって人は変わる…みたいな意味として受け取った。ストーリー的に見ればセリーナと役割を交代した、とも思えたけども。
65~70点ぐらい。エポックメイキング
『28年後... 白骨の神殿』にキリアン・マーフィーが出ることを知り、シリーズ1作目にキリアン・マーフィーが実は出てたことも知り、久しぶりに観ました。
これで3回目ぐらいの観賞だけど、だいたい覚えていたこともあり、けっこう退屈で眠くなった(笑)
まあ、もともと、まあまあな映画だと思ってたけど、やっぱり、まあまあ、ビミョー(笑)
でも、今や大御所のキリアン・マーフィーが無名時代に出てたことに驚いた。
それまでのゾンビ映画と比べて画期的なエポックメイキングな作品だと評されるけど、やっぱりゾンビが凄いスピードで走ることが当時は衝撃でした。
トンネルの中で奥からゾンビが走ってくる影が壁に揺らめく演出は、ゲーム『バイオハザード6』にも引用されてます。
ただ厳密に言うと『バタリアン』でもゾンビが走ってるけどね…(笑)
あとゾンビはアメリカのイメージだったので、イギリスを舞台にゾンビ映画ってのは当時は変に感じた(笑)
後半は『死霊のえじき』の影響を感じたけど、ゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロみたいに人間への風刺が効いてます。
やっぱり人間が1番怖いって、この辺はゾンビ映画の伝統を受け継いでる。
最初にも書いたけど、個人的には、まあまあ、ビミョー、です(笑)
映像と音楽が好き
すごく面白い
『28週後』の公開時にレンタルDVDで見て以来2回目だ。カラスのところから血が一滴落ちてそれが目に入って感染する場面以外何も覚えておらず、新鮮な気持ちで見る。すっごく面白い。
スーパーで欲しいものを取り放題な場面が楽しい。
最後は女の性を守るために一人軍に立ち向かい、感染者をうまく使って攻撃する。あの軍も他にこれまで女がくることはなかったのだろうか。ハンナがラリッていろいろ好き放題話すところがとても面白い。まだ子どもだし犯されなくて本当によかった。セリーナよりハンナがいいとか思ってそうな男がいそうでハラハラする。
あの集団に性を武器に男を操る女がいる展開を見てみたい。
怖い
ロードムービー系正統派ゾンビ映画
今となっては王道といって良いゾンビ映画。
ゾンビパンデミックの原因がはっきりしていたり、28日後の荒廃したイギリスを広範囲に渡って撮影していたりと、脚本は丁寧だし、かなりの規模で撮影、製作されたことがわかる作品。B級作品と言って良いのかどうか、そのくらい気合入ってます。
ゾンビは疾走系パワータイプで、その勢いは凄まじいものがあります。「バタリアン」でも走ってましたが、あんなもんじゃあない。後の「ワールド・ウォーZ」なんかも影響受けてそうですね。特に終盤の怒涛の襲撃は物悲しいBGMと相まって、絶望感を与える素晴らしいシーンとなっております。
後のゾンビ映画に与えた影響も大きいものと思いますが…一つどうしても気になる点が。ゾンビ映画あるあるですが、人間同士の醜い争い。ロメロで例えるなら、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」や「ゾンビ」辺りまではなんかまだ気にならなかったんですよ。「死霊のえじき」の大尉あたりから「生き残り者同士仲良くしろよ!」って思うようになってしまって…。なんか内輪揉めをさせるためだけの強引なキャラ設定を感じてしまいました。そんなきつい態度とるなら最初から仲間に入れるなよ…。
それ以外は本当に良くできた作品だと思います。カメラワークなんかもハッとさせられる面白いシーンもあるし、ゾンビが襲ってくる臨場感はかなりのもの。そして何より、若かりし頃のキリアン・マーフィーが見れます!なんならこれが一番の収穫(笑)
ゾンビパニックにしては珍しいと思った
ゾンビが蔓延して28日後…
微妙な28日後という距離感がまあ好き
そしてゾンビパニックにしては多分珍しく、ゾンビよりも人間がどうやって生きてくかみたいなのに焦点が当たっていて、面白かったです
どちらの意見もわかるけれども、極限状態で何を選ぶかが不気味
わずかな未来は始まっている
ハラハラドキドキ!
ハッピーエンド
最初に助けてくれた男の人あっさり死んだ(笑)
はじめは頼りなかったジムだったが、セリーナへの気持ちが芽生えたあたりからの胆力はなかなかだった。運の良さで勝利!
シンプルなゾンビ映画。
捻りのあるゾンビ物と比べると物足りなさは感じるけど、無で観られるので割と観やすかった。
最後の景色めっちゃ綺麗。
パンデミック・ゾンビ・シリーズ 第1弾
ゾンビ・ムービーの代表作となった2003年に公開された作品。その後、2008年には『28週間後』、そして今年、新たに『28年後』が公開されたシリーズの第1弾。人間を凶暴なゾンビとしてしまう謎のウイルスが、ロンドンに蔓延したパンデミック災害を描いたゾンビ・スリラー。2020年の1月、世界中を恐怖の渦に巻き込んだコロナ・ウイルス感染を、まだ誰も知らなかった時の作品だが、それを暗示していのかもしれない。
動物から感染が始まり、わずか1滴の血液感染で、人間の理性失くし、凶暴化してしまう知のウイルスが、ロンドンに全体に蔓延するまでわずか28日。多くの死者を出すと共に、ゾンビ化した群衆が、また新たな人間を襲い、ロンドンの街から人が消え、街は壊滅して負の連鎖が続く世界。そんな世界の中で、懸命に生き延びた僅かな人々のサバイバル・スリラー。
交通事故によって昏睡状態となっていたジムが目覚めた時、そこには誰の姿も無く、荒廃した街が広がるだけだった。しかし、そこにはウイルス感染で、ゾンビ化した嘗ての人間が、獲物を狙って彷徨っていた。何とか襲い来るゾンビから逃げ延びたジムは、他の生存者と共に、僅かな望みを頼りに行動を起こすのだが…。
この作品の最初で、ジムが点滴を抜き去り、誰もいなくなった病院から脱出するシーンは、『バイオハザード』のラストでアリスが街に出るシーン、『ウォーキング・デッド』の冒頭で、リックが病院を抜け出すシーンと、とてもよく似たシーンだった。また、残党軍隊が集まった砦も、『ウォーキング・デッド』でよく見たシチュエーション。ゾンビ・ムービーにはアルアルのパターンなのかもしれない。内容的には、ホラーとしての恐怖やグロさはあまり感じない分、生き残った者達のサバイバルなロード・ムービーの様な展開とも言えた。
主演のジムには、昨年『オッペンハイマー』でオスカーを手にした若き日のキリアン・マーフィーが務めていた。また、生き残り仲間の女性には、『パイレーツ・オブ・カリビアン』で、呪術師のティア・ダルマ役を演じたナオミ・パレスが務めていた。
メイン3人にサイコ的な怖さを感じた
全102件中、1~20件目を表示

















