マチルダ 悪魔の遺伝子のレビュー・感想・評価
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永い言い訳 〜音のある紙芝居〜
『generAIdoscope』を観られなかったので、新年早々に地雷を踏みに行きましたよ。
冒頭、くどくど説明があるんだけど、天変地異やら自然災害は“悪魔の遺伝子”と無関係では?
しかも完全な男性蔑視の設定だし。
Yの存在なんかは「男は女性の性的欲求を満たすだけの性●隷でいい」と言わんばかり。
まぁこの辺は逆説的に否定してるんだと思うけど…
“成人の儀”に関しては面白い発想ではあるが、だったらしっかりエグみを出すべきでは。
皿奪われたり、服を引っ張られたり、おっさんににじり寄られたり程度で、全然“痛み”を感じない。
AI特有の何を表してるか分からない画もあるし。
映像は本来「言われても分からない」が理想だけど、「言われれば分かる」どころか全編モロAI。
設定解説パートならまだイメージ映像として許容できるが、ずっと見間違いようのないAI。
(AIかどうかではなく、要するに不自然なのだ)
口パクすら合ってないし、字幕もおかしなとこあるし、だったら吹替え(風)にすればいいのに。
逆に何故か日本語の挿入歌を入れる錯乱ぶり。
おまけにエンディングも曲とズレた謎バンド映像で、デヴィの楽器がベースだったりギターだったり…
街の景観すら、ガチSFっぽいのから近代、中世、遺跡など、世界の繋がりが見られない。
カットが繋がらず、動きがカクつく時点で問題外。
そして最後の「メタ構造でした」が本当にヒドい。
もしこれが真実で、使命感に駆られて本作をつくったなら、たった4ヶ月でやっつけ仕事するな。
そうでないなら単なる言い訳でしかない。
メッセージとしても思考実験としても成り立ってないし、特殊部隊のミッキー耳で叱られてほしい。
見るに堪えない
全編AI製作ときいて、興味をもって見に行った。
噴飯ものだった、AIが作るとこんなに映画はつまらなくなるのだと知った。
映像はきれい。短い挿入や補完ならAIは有効だけど、長い尺をAI主導でつくると途端につまらなくなる、勉強になった。
あと、原作者の少女マンガ的妄想が爆発、脚本が幼稚。
原作者がみた夢を、AIを用いてアウトプットできたのはすごいと思います。
全編AI製作も挑戦的。が、内容は噴飯ものと言わざるを得ない。
なぜそのように受け取ってしまうのか、
鑑賞後、AI「chatGPT」へ質問したところ、
『内面独白をそのまま映像化すると幼稚で説明的になる。映画は妄想を削って、行動で語らせないと薄っぺらに感じられる』と教えてくれた。
これを映画と言うなら駄作愚作
あーそーゆー…しかもto be continued
西暦2222年、マチルダ計画により大量絶滅を引き起こす悪魔の遺伝子が排除された地球で、巻き起こる出来事の話。
背景と設定を長〜いナレーションで説明し、なかなか本題にはいらないは情報量過多だはで、全然話しが入って来ない立ち上がり。
6度目の大量絶滅を控える地球がー、からの、やっとこ2222年…と思ったらまだ説明続くのかよ!
今度こそほんとに始まったけれど、結果として頭の部分はいらなかったし、映像とセリフの音ズレが大きいシーンはあるしでなんだかね。
更にはストーリーもやっぱり説明臭くて、そしてなにより、悪魔の遺伝子の設定に偏りというか、思想的なものがプンプン漂っているし。
作中で結果としてみたいな言い訳をしていたけれど、それにしちゃあ登場人物が好戦的で矛盾しているし、結局これってただのフェミ万歳じゃないですか?
ということで、全編AIは確かに凄いんだけれど、内容がムリ過ぎ過ぎるし面倒過ぎるしで面白みに欠けた。
作品の内容は全然異なるしオムニバスだけれど、全編AIは既にジェネレイドスコープがあるしね…。
そこには「可能性」しかなかった
12月22日、池袋シネマ・ロサ。
ここで目撃したのは、単なる新作映画の上映ではなく、映画制作の「特異点」だったのかもしれません。
遠藤久美子監督による、映像・音声・演技のすべてを生成AIのみで制作した長編映画『マチルダ 悪魔の遺伝子』。
鑑賞後の率直な感想は、一言。
「可能性しかない」。
これまでの映画の常識を軽々と飛び越えていくような感覚。AI特有の揺らぎさえも、この作品においては「悪魔の遺伝子」というテーマと共鳴し、不気味で美しいリアリティを生み出していました。
「物語が降りてきた」瞬間さえも、AIの領域か
印象的だったのが、「ある日、ストーリーが降りてきた」というエピソード。
20年以上前に監督の中に“ダウンロード”されたという物語が、今のAI技術によってようやく出力(アウトプット)されたという経緯には、鳥肌が立つような運命を感じます。
スクリーンに映し出される圧倒的な世界観を見ていると、どこまでが人間のイマジネーションで、どこからがAIの演算なのか、その境界線が溶け合っていくような不思議な感覚に陥りました。監督の脳内にあるイメージを、AIが恐ろしいほどの解像度で具現化したあのシーンの数々は、まさに「脳内データの直接出力」を見ているようでした。
続編への期待
この作品は、終わりではなく「始まり」だと感じます。
エンディングを迎えた瞬間、頭に浮かんだのは「続きが観たい」という思い。
AI技術は秒進分歩で進化しています。もし続編が作られるとしたら、今の技術をさらに超越した、私たちが想像もできないような映像体験が待っているはずです。
「俳優もカメラも使わない映画」が、ここまで人の心を揺さぶる。
映画制作の民主化と、その先にある無限のクリエイティビティ。
『マチルダ』は、そんな未来の扉をこじ開けてくれた作品でした。
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