劇場公開日 2025年12月13日

落語家の業のレビュー・感想・評価

全14件を表示

3.5スクリーンという慈愛の紗幕

2026年1月14日
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不謹慎ネタの漫談や落語で知られ、テレビには一切登場しない快楽亭ブラック師匠だが、噺家としては、文化庁の芸術祭で優秀賞も受ける腕前の持ち主だ。兎に角、艱難辛苦と言えども人生の全てを“シャレ”に落とすことを信条として生きる。話題にもなった元弟子に訴訟を起こされた事も描かれていて、その顛末にはさすがに閉口してしまう。シャレに落とすとは言うが、こちら側受け手の客としては、笑わせられたり溜飲を下げたりしてくれれば良いけど、件の顛末は嫌な気にさせられ、シャレにはもうならない。果たしてこの生き様がシャレになるのは、この先師匠の没後ではないのかと思ってしまうが…。この不謹慎は許していただけるだろう。
それでも映画ってのは凄いなと思わせられるのは、この人生をスクリーンの向こう側の出来事だと情感を持って観られることだ。
因みにブラックというのは、ブラックユーモアから来た高座名かと思っていたが、初代快楽亭ブラックの本名だそうだ。
何だかこの映画、大阪府知事選を舞台にマック赤坂の戦いを描いた「立候補」を思い出した。この映画もあの悲哀を、糸を引いて思わせてくれる。

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flushingmainst

5.0ドラマチックな面白人生 壮絶なコメディ

2026年1月12日
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鑑賞方法:映画館

笑える

幸せ

癒される

すごい落語家もいたもんだ。立川談志、桂三枝(今の名前は文枝)の弟子、落語界の異端児の人生は面白すぎ、笑いが起こるが、彼の生まれや事情を知ると悲しさや痛みも伝わってくる。
落語家であることはすべてを粋に笑いに変えること、一般の私にはできないし、やったら訴えられたり、落語協会を追われる。
真の芸術家、映画愛好家、すごい生き方は人を癒し、励ます。

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KSクッキー

4.0人間どんな高いところから落ちても

2026年1月10日
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足から着地するようになっているんだなと。

大須演芸場に集まったあの観客、羨ましい。あの場にいたかった。

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mokzaki

4.0編集、映像は粗いが破滅型芸人が全てを凌駕する

2026年1月6日
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鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

癒される

ブラック師匠のドキュメンタリーが上映されるというのですが、悪名も込みでそこそこ知名度高いと思いますが、なぜか関東でも渋谷の単館のみで時間も初回か最終と扱いが低いです。関東の二番館や上野浅草方面での上映を期待します。劇場上映ならば、ドキュメンタリーとしても最低限の編集は必要ですが、長年にわたっての素材を繋いでいるのでホームビデオ的な画像は仕方ないとしても、周りの雑音カットが不十分で音が聴き取りにくいなど難点はありつつも、主人公の破滅芸人ぶりがあまりにも魅力的なのでさして気になりません。大須演芸場の強制執行だけでも一本のドキュメンタリーが十分作れるほどの臨場感とサスペンスと爆笑をもたらしています。その後の弟子との訴訟騒動も絵力が強く最後まで飽きないで観れました。国内ドキュメンタリー映画の傑作の一つだと思う。

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Koh18

4.0洒落のめし

2026年1月5日
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鑑賞方法:映画館

得意分野です。むしろ実物を追いかけて観に行ったことがあります。
談志門下の異端児で自分の落語に自信を持っていてパロディ落語と下ネタが好きでと影響を受けた噺家さんです。
師匠の金を使い込んだり弟子に訴えられたり映画や芝居が好きで破天荒な方です。
観た上映会では上映後に本物登場でした。長生きしてください。

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立丸

4.0「粋」

2026年1月4日
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鑑賞方法:映画館

なぜだかわからないけど
泣きました

ブラックさんが
粋について語るシーン

馬券を見せながら
話した言葉

神様に、
自分がやってきたことは
贖う必要があるのかと
問う場面

そして
その答え

なぜ涙があふれたんだろう

渋谷の帰り
生ごみの散らかった道路
自分を肯定されたお正月の朝だった

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もーりー

3.5人はなんのために映画を観るのか

2026年1月3日
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二代目快楽亭ブラック師匠のドキュメンタリー。

人はなんのために映画を観るのか(エンタメの社会的意義)、あまねく人前で自己表現するモノたちは何のために行うのかという(クリエイターの存在価値)、コンテンツに関わる命題がブラック師匠の姿を通して切り取られており、興味深い。

師匠像を語る弟子のコメントからは落語に内包された仏教的な思想(衆生)などがあるなと感じた。これは落語の始まりが、元々はお寺のお坊さんの説教にあるという説と一致するなと思いながら観てた。

今も浅草寺など大きいお寺の側に寄席があるのはその名残だそうだ。欽ちゃんの先生で、仏教と芸事の関係性について研究されていた石井公成教授に聞いたことがある。

ブラック師匠の口から時折「粋(いき)」という言葉が聞こえる。今は「カッコ良さ」みたいに使われることが多いが、本来は「色っぽい」という意味だったそう。都々逸の柳家紫文師匠がよく発信してらした。

そんなことも思い出した。

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minavo

4.0前代未聞、タブーなき全身落語家。

2025年12月23日
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笑える

楽しい

興奮

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スー(ジェーンじゃない方)

3.0ウマ年の年賀状😎

2025年12月22日
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鑑賞方法:映画館

快楽亭ブラック師匠
なんと、二代目。
初代がいたことはあとあと知ることに。

このドキュメンタリー映画は
ブラック師匠のどんな状況もネタにしてしまおうとする強欲な芸人の性(サガ)を紹介したものである。
落語協会から脱退した立川流で、なおかつ談志に破門され、フリーとなり、軒並み普通の演芸場は出禁。しかし、タダの破天荒な破滅型の芸人ではない。

2004年には横浜にぎわい座で高座を何回か鑑賞。
とにかく、声がデカい。
古典も抜群にうまい。
そうしたら、
2005年10月にはTBSラジオ収録中に急性大動脈解離発症。
天罰?
助かってよかったものの、
アシスタントだった小林麻耶に膝枕で介抱してもらっただの、麻耶ちゃんのお尻のような白い桃の缶詰をお見舞いにもらう約束がまだ果たされていないなど、厨二並みのくすぐり。
転んでもただでは起きぬ。
大病のお陰で、日活ロマンポルノ女優との間の第一子のももと17年ぶりの再会と相成り、孫の顔も見れた。
2006年に発行された放送禁止落語大全の2巻は我が家の家宝である。
その後、お江戸日本橋亭にも何回か通って、手渡し販売の禁演アングラ落語CDを何枚か購入。
なんといってもイメクラ五人廻しは名作中の名作。
2014年の大須演芸場の席亭の家賃滞納による差し押さえ強制執行がトリの演目中に行われ、前もって、執行官が入ってきたら、待ってましたと拍手で迎えようと客と申し合わせるところなんかは悪ノリ根性全開である。撮影は鈴々舎馬るこ。
2020年には最後の弟子ブラ坊が元カノのアソコがガバ〇バだったと洩らしたのを高座のネタにしたことから、元カノから名誉棄損罪で訴えられ、裁判で30万の慰謝料支払いが確定した。
しかし、2021年有馬記念でなけなしの30万を単賞エフフォーリア(2.1倍)につぎ込んで、翌日見事的中させたというかなり負けず嫌いな一面も。
来年のウマ年の年賀状にするつもりで、トークショーのあとに師とのツーショットを撮ってもらった😎
ありがとう。
Tシャツも買いましたよ。

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カールⅢ世

5.0これも「業」なのか!?

2025年12月21日
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鑑賞方法:映画館

 タイトルにある「業」。キャッチコピーのひとつ「コンプライアンスの超越者」。快楽亭ブラックとは、どんな悪党なんだ!?と思っていたが、その実態は…「無邪気な表現者」だった。
 恐らく、本人が「無邪気」な分、周りの人々に色々な「皺寄せ」が押し寄せるのではないか。映画中に登場した元弟子も、最後にトークで登場した佐平次師匠も吉幸師匠も「皺寄せ」を間近で味わったからこそ、「距離が出来て」よかったと仰るのではないか。
ある意味、ここまで「無邪気」であること自体が「業」といえるのではないか。同じ建物の別のフロアで聞いたブラック師匠による古典落語は、シンプルながら工夫があり、面白かった。今度は、「無邪気」さ、丸出しのドぎつい落語も聞いてみたい。

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MASA

5.0感動しました

2025年12月14日
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鑑賞方法:映画館

期待以上でした。
ブラックさんの人柄がよくわかり
芸人道を突き進んでいる様子と
とても人間味ある方なんだなぁと。
まさに、ドキュメント^_^
満喫しました!

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Billy

4.0ブラックは小説より奇なり

2025年12月14日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

貴重映像の連続で。
確かにこれは配信ムリかも。
上映中感極まって思わず拍手してしまったけれど、
(応援上映じゃないのに!)
会場全体がウォーって!!

ブラック師匠の歌も聴けて最高の一日になりました。

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くろすけ

4.0僕たちにマジな話なんてないんだよ。すべてシャレなんだよ。すべてを笑い飛ばすのが、粋。

2025年12月14日
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栗太郎

長年の垢を落とした様なさっぱりした気分で映画館を後に

2025年12月13日
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鑑賞方法:映画館

 テレビは勿論の事、一般の寄席でも見る事の出来ない落語家、快楽亭ブラックの半生を追ったドキュメンタリーです。彼の嘗ての高座の映像を見ると、皇室ネタのバレ噺(エロネタ)を堂々と語っており、こりゃあアンダーグラウンドで生きて行くしかないわぁと納得できます。でも、彼の素晴らしいのは、それが反権力とかいう大層な思想に基づくのではなく、単なる受け狙いの為せる業だという点です。でも、ギャンブルと借金にまみれ社会の落伍者に見える彼の生き方こそ、師匠の立川談志のいう「落語は業の肯定」を生きる姿なのかもしれません。

 彼の遣る事為す事は横紙破りなのに痛快で、ドキュメンタリーでこれほど笑ったのは初めてです。こんな無茶苦茶な人間が身内に居たら迷惑この上ないでしょうが、「全てをシャレのめす」と言う覚悟がカッコいいのです。そして本作中一番の見せ場で、客席が一気に盛り上がり「うぉ~」と上映中に歓声と拍手が上がったなんてのは初めての経験でした。

 更に、上映後の舞台挨拶では、本編を上回るパッションにすっかり遣られてしまいました。全てがお行儀よく刈り揃えられて行く現代にあって、長年の垢を落とした様なさっぱりした気分で映画館を後にしたのでした。

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La Strada