迷宮のしおりのレビュー・感想・評価
全93件中、1~20件目を表示
分裂設定とSHIORIの意図がもう少しわかりやすかったら。消化不良の河森オリジナル長編作。
なんだかボロカスにいわれがちな本作ですが。
個人的には、そこまでひどい映画とは思わなかったですけど……。
でも、まあいろいろ問題はあるかな?(笑)
これだけ一生懸命作り込んだアニメ映画で、「2.5点」というのも、なんぼなんでも可哀そうな気はするが、それだけ観た人からは支持されなかったってことなんだろうな。
評価が辛くなる最大の要因として、
話の基本設定が腑に落ちないこと。
そこは、僕も認めざるをえない。
現実世界を電脳世界に置き換えようとする架神傑の陰謀それ自体、意味も理屈もさっぱりわからないけど、そこはSFアニメなのであまり問うても仕方がない。『SAO』の茅場晶彦の亜種みたいなもんだと思って観ればいいのだろう。
データ体がオリジナルを上書きして本体に成り代わろうとする流れも、要は『サマータイムレンダ』の「影」みたいなもんで、ロジックはよくわからなくても体感的に納得することはできる。いわゆる「ドッペルゲンガー」ものの定番だ。
問題は、なぜこの大がかりな世界書き換えの試みのなかで、「栞だけが」スマホの世界に閉じ込められたのか。
閉じ込められるに際して、なぜ「二人の栞」に分裂したのか。
両者の関係性は、具体的にはどういうものなのか。
なぜ「1億いいね」もらったら、成り代われるのか。
というかSHIORIは、何が目的で億バズを目指しているのか。
(「カフェを開く」ってのはなしでねw)
このあたりの、「観客の大半がわかった気にならないと、観終わっても釈然とした気持ちになれない」根幹の部分が、ふつうに観ていておそらくみんな理解できていない。
そこは、やっぱりとても不親切な映画だと思う。
まあ、河森らしいっちゃ、河森らしいんですよ。
今までだって、河森正治が『マクロス』や『アクエリオン』でそこまで「筋の通った」話を作ってきたかというと、全然そんなことはないわけだし。
とくに本作終盤の、勢いだけでなんか壮大なことやってて唐突にロボ戦があって、しっちゃかめっちゃかになったけどどうでもいいか、みたいな楽天的なノリは、本当に『アクエリオン』そっくりで(笑)、むしろ「河森にしか撮れない映画」になっているともいえる。
ただなあ。
やっぱり、話の中核にある「分裂」と「合体」のロジックがここまでよくわからないと、ヒロインに共感するのはどうしても難しくなるし、ストーリーもなかなか頭に入ってこなくなるよね。
というか大前提として、作中の栞はなんで自分がスマホの迷宮に閉じ込められたかもわからないし、なんで自分が分裂したかもわからない。その答え合わせは、「脱出」という第一義の目的と同じくらい重要なことだと思うんだけど、そこが最後まで観てもよくわからない。
SHIORIのほうの行動原理も、よくわからない。
なぜ、彼女は「億バズ」を目指すのか。
表面的に与えられる「理由」としては、データの世界から来たSHIORIが、億バズしたら現実存在に成り代われるみたいなことが言われるのだが、いったい誰が決めたルールなのそれ? 「1億」って具体的な達成基準を設けたのは、どこの神様なわけ? なんでSHIORIはそのルールを知っているんです?
しかも、それって明快に『サマレン』の理屈でいえば、「『栞』という存在に対しては超敵対的な行動」だよね。でも一貫して、この物語で「偽物が本物に成り代わろうとする邪悪な試み」の部分はほとんど強調されないし、栞とSHIORIは完全に「なあなあ」だし、なんならSHIORIは「栞のためにやってるのに」とうそぶき続けている。
いったいこの「表で解き放たれているSHIORI」は、何がやりたいのか。この世界をどうしたいのか。そこがいまひとつ伝わってこない。
「内気」な私が閉じ込められて、
「勝気」な私が「表で」好き勝手する。
「やめて」とは思うけど「うらやましい」。
内気な自分を変えたい。殻を破りたい……。
基本そういうお話であることは理解できる。
根本にある「やりたいこと」はよくわかる。
でも、それを物語に「落とし込む」やり方が、
あまりに不器用すぎる。
「スマホの迷宮から脱出する」という大命題と、親友の倉科希星との確執や彼女を迷宮から「救う」話の絡ませ方も、混乱に拍車をかける。
希星が黒魔術やってたのは結局、迷宮の出現に関係があったの? なかったの?
親友の自分に対して黒魔術で呪いをかけてた件について栞はスルーでいいのか?
結局、話の超重要なポイントと思われた「囚われていた女の子」は希星じゃなくて、「敵意を示しながらついてくる黒ヤギのスタンプ」も希星じゃなかったって僕は理解したんだけど、それどういうこと?? 栞の迷宮での目的から行動まで、すべて誤認から生じたただの「空回り」だったってこと??
あとなあ。言いたくないけど、やっぱキャストはねえ。
別にキャスト本人を責めるつもりはないんだけど。
なぜなら、河森のオファーを受けただけなんだろうから。
本人たちは悪くない。出ちゃったのは仕方ない。
でも、さすがにあの演技と声は、ない。
長編アニメ映画として技術的にあまりにあんまりだし、「そのせいで」話に入り込めなかった観客が多数いたとすれば、やっぱり作品を害している。
語尾をあげたら声がかすれるヒロインとか、今までいたことがあるんだろうか?
原田泰造だけは頑張っていたが(エンドクレジットまで気づかず。あまり合っていたとは言い難いけど)、残りのメインキャスト4人は正直きつかった。
僕の激推しの伊東蒼ちゃんも、今回はぱっとしなかったなあ。
というか、河森は「これでいい」「この声がいい」「この声でないとダメだ」って本当に思って選んだの?? 音響監督に一任していたら、むしろ絶対に出てこないキャスティングだし仕上がりだと思うんだけど。
― ― ― ―
ここまであまりいいことを書いていないが、最初に表明したとおり、本作のやりたいことやノリ自体嫌いではないことは、改めて強調しておきたい。
まず、本作の目的意識には共感しかない。
SNSにおける承認欲求の暴走や、顔の見えない「ネット民」が暴徒化する恐怖、いまのスマホに支配された人々の在り方に対する警戒心や拒否感は、よーくわかるし、全幅の共感もある。
僕は会社で強要されるまでガラケーを持たなかった人間だし、皆さんがスマホに乗り換えてからも5年以上はガラケーを使っていた人間だ。3Gのサーヴィスが終了するというので仕方なくスマホに乗り換えたけど、たぶん僕が会社でガラケーを使っていた最後の一人だったと思う。
SNSは(映画.comに書き込む以外は)やったことがないし、Twitter(Xだっけ?)にもInstagramにもアカウントを持っていない(Facebookは仕事の都合上やむなくアカウントをとったが、当然休眠状態。野鳥の出現情報を検索するためだけに用いている)。
要するに、僕はSNSで「つながる」ことにも「表現する」ことにも非常に奥手だし、いまのSNSの状況についてはとても懐疑的に思っている。名もなき大衆が寄ってたかって何だかんだ炎上させる今の不健全な状況のことも、純粋に不愉快に感じている。
なので、河森がこの話で扱っている「危機感」は共有しているし、少なくとも「SNS中毒を指摘されるとついイラっと来て、反発を感じるタイプ」ではまったくない。
あと、スマホ内の幻想世界の描写は案外良かったと思う。
スタンプたちが寄ってきたり襲ってきたりするのも、なんか面白かったし。
ミジンコのスタンプとか、おそってくるいいねの指とか、邪悪な紙兎ロペみたいな小森とか、スタンプは2次元キャラだからドアの隙間から侵入できるとか、アイディアは豊富で、閉じ込められている空間の美術表現もじゅるっとした感じで雰囲気があった。
「スタンプにされる」表現が、スクラップマシンで物理的にぺちゃんこにされるのもちょっと可笑しかった。むかしの刑事ドラマでは、よくあの手の機械で車ごと裏切者がキューブ状にスクラップされてたもんです。
総じて「劇場用長編アニメ」としての精度やクオリティは十分に保っていたと思う。
これでもう少し、ヒロインの危機と苦悩に観客が共感できるストーリーになっていれば、細かいアラなどそんなに気にならなかったと思うんだけどね。
でも、こうやって感想でいろいろくさされるのも、まさに出演者や作った人たちにとっては「世間の誹謗中傷」に他ならないわけで……。
みなさんのこころが割れて、スマホの迷宮に閉じ込められたりしませんように!
― ― ― ―
●冒頭、作曲されている音楽の拍と心音がオーバーラップして、画面とも同調していくあたりはとても良かった。
●制服の裾結びって、おじさんイメクラにしか見えなくて……(行ったことなんかないよ!)
●女子トイレに様子を観に行くの、ふつうは女性の先生呼ぶよね。
●横浜の街(とくにみなとみらい周辺)が全面的に舞台に採用されていて、神奈川フィルの演奏会が終わったあと、よくこの辺は散策するので、見知った場所も多くて楽しかった。なんか山の手の坂道のある風景がまんま尾道みたいになってたな。
●迷宮に落ちた少女と兎の組み合わせは、まさに『不思議の国のアリス』なんだな。
●パンフを買わなかった代わりにHPを見ていたら、杉田が「今回の河森監督作品から漂うアルジュナ味。大好物です。だから、大きな声で何度も名前を呼ぼうと思います。」とか言ってて、この人は本当にさすがだと感服。杉田はガチでオタクの鑑だ(中村もだけど)。
●ロボ戦は河森アニメのセルフパロディとして、普通に笑った。
歌ってるの、声聞いただけで福山芳樹だし。
いきなりパイルダーオンみたいなこと叫んで車ごと合体する悪の親玉www
切迫した状況下で、あんた捨て身のギャグすぎるだろ。
アスラーダの出てくるサイバーフォーミュラって福田己津央監督だったと思ったけど、カーデザインのほうを河森が担当したから、出して許されるのか。
●メインキャストは???だったが、サブキャストの豪華さはそれだけネタ感たっぷり。キャスト表に載っている速水奨(マクロス)、坂本真綾(マクロスF)、杉田智和(アクエリオン)以外にも、ワルキューレご一行とか『マクロスΔ』組あたりの主演陣が総出でモブで出ていて壮観。ざーさんとツダケンってなんだっけと思ったら『パンドーラ』か!!
●幼馴染の山田くん、わかったような顔でいろいろいっちょ噛みして、独りだけ宮崎駿の少年キャラのような活躍ぶりを示しているが、腕はへし折られるわ、一升瓶でぶん殴られるわ、あげくラストでまた一本背負い喰らわされるわ、まるで報われていなくて草。
いや、ギャグ落ちなのはいいんですが、栞は幼少時にやり過ぎて相手の腕を柔道技で折ってしまったのがずっと「トラウマ」で、だから昔から柔道をやってきたことや柔道の家に生まれたこと自体が嫌で、そんな自分が柔道技の動画でバズっちゃったのが嫌で嫌でしょうがなかったから、つい異世界転生しちゃったんじゃなかったの?? そこすげー大事なところじゃん!!
なんでまた、おんなじことやってるのが落ちなんだよ。
それともトラウマは克服したし、告白してきた相手だから今後は何度でもケガさせていいって話かな。
こういうとこなんだよね、河森さん。
●ちなみに、この映画を僕はTOHOシネマズ新宿のスクリーン5で観たのだが、観ている間、ずっと椅子が微妙に揺れたりビリビリ振動したりしてて、最初地震かと超ビビった。
そっとスマホの画面開けても何にも通知来ていなくて。で「ああそうか、昔あった銀座シネパトスとか新橋文化みたいに電車が通ったら揺れるのかな」とかぼーっと思っていたのだが、考えてみたらここ3階だし。
じつはこれ、「隣」にあるMX4D設備のあるスクリーン2での座席の振動が影響してるんだってね。軽く欠陥建築じゃん。
うーん、今回は観たのがアニメだからまだいいけど、これもっと真面目な文芸映画とかだと結構怒る人いるんじゃないのかね? あんまり揺れるから。俺だんだん気持ち悪くなってきたもん。
話の展開が唐突で豪華なモブCV
単純に受け入れて、ゆったり見るのがいいと思う
アニメ本来の描きやすい作品だと思う。
ドキドキ感やワクワク感があり、
そして人が直接演ずるのが難しい内容を
アニメとして描いている。
評価中、難しいと言う人もいるが、
決してそんなことなくそのまま受け入れればいい。
ゆったり見ればいい。それだけだ。
ここまで書いて1つ思ったのは、
XGという表現が引っかかる人がいるのではなかろうか?
恐らくだが4G/5Gという規格を
もっと推し進めたものとしてのXG(10ジー)を
エックスジーとして表現していたと
見ていた時に勝手に解釈していたが、
この点をきちんと説明してなかったので、
混乱があるのではなかろうか?
あとは見ている最中に思ったのが、
「終末トレインどこへいく?」(2024年)という
テレビアニメ作品があるが、若干被ってる。
まぁ、次世代電波のスマホを扱ったという点と、
現実世界が異世界のような状態になる/なりそう、
という点においてだけど。
総じて悪くはないと思う。
けっこう好き
ノリのままに受け入れてやるほうがいい映画。キッチュでキュートなイメージや、厨二病ロマン的なイメージが次々と繰り出されるので、ジェットコースター的にそれを楽しめばよいと思う。作画もしっかりしているし、どんどん打ち出される場面転換にはワクワクする。
ラインスタンプが仮面であるという発想や、スマホがもう一人の自分であるという発想はけっこう好きで、確かにラインスタンプ押すときは、微妙な自分の感情を押し殺し、人間関係に適応するために我慢していることも多い。この部分に共感する。
ラインスタンプがペルソナである、スマホはもう1人の自分である、ということは、スマホが割れることは自分が割れることに通じる。この時に普通は、心が割れた自分は自己を見失い、ただの仮面そのものになる(スタンプ化)が、主人公の場合、心が割れると同時にスマホの中の(欲望に忠実なる)自分が出てきてしまい、現実を乗っ取られてしまう。人格が交代したといった感じだろう。
一見、テクノな感じのするこの作品の中心は、科学とかではなく、本編にも登場した「黒魔術」にも見られるように、魔術的な因果である。
スマホをもう一人の自分自身とみなす、これがまず黒魔術的だし、そのスマホを割ることを自分を割ると見なす、あえて割れば現実の本人にも呪いがかかるとか言ったものは全て魔術的な原理であり、基本的には全て因果現象と心内現象を描いたものだ。
カガミスグルという、「脳とスマホを直接つなぐ技術」を持つ人間が絡むことで、みんなが幻想を共有することの理屈や世界の危機感の保証をしようとしているが、これはあくまで「個人の心的危機は世界の危機なんだよ!」という、(ある意味エヴァ的な?)メッセージを入れ込むためと、「山田」を活躍させて「ちょっと待ったぁ!」をさせるための装置だろう。
これを魔術の話だと思わず科学の路線で辿ろうとすると、話の辻褄が半端にしか合わず、よくわからん話になる気がする。
見ていて割と楽しいし、現実であそこまで暴れ狂ってしまった以上はオチもこんなもんかな、と納得できた。
最大のマイナス点は、とにかくキャラデザと声優が合っていないこと。特に主人公。
下手だという人もいるが、自分としてはそんなに目も当てられないほど大根な訳ではなかった。が、とにかく、可愛らしい、いかにもアニメ少女なイラストと、低くて陰を含む声が合わないのだ。まったくもってのチグハグ。これに耐えられない場合は、話に乗れず、乗れないと話のアラも見えてしまうので、ちょっと辛いかも。
反グローバリズムかつ破壊的な難解アニメ
超難解。観ている時は何を言ってるのか全くわからなかった。先週観たデビッド・リンチ超難解作品「インランド・エンパイア」がバラエティ番組に思えるほどだった。
SNS世界の承認欲求に悩む女子高生が、人類の理想を実現するという(もはや何を言ってるのか不明)アプリ開発者のスマホ内世界に囚われる。スマホ世界では現実世界で承認されなかった人間がLINEスタンプになっている。
現実世界では、一億いいね!を目論む自身の分身が自己実現する。横浜みなとみらいを舞台にソーシャルネットワーク世界と技術廃止論世界のイデオロギーが、巨大ロボットバトルで可視化される。
ソーシャルネットワーク的な現実を破壊する思想で、反グローバリズムも感じる。
「何がやりたいかわからない!」
作り手の心の叫びが、キャラクターのセリフとして発せられてしまっていた。
中ニ病の延長
ストーリーがさっぱりわからない
ストーリーが本当に支離滅裂でした。
起承転結の「承」と「転」の部分が綺麗に繋がってないので、どこで盛り上がればいいのかが本当にわからかったです。
個人的に盛り上がったのはロボット対戦の所だけです。
もし自分なら主人公は「山田」にして、ヒロインを「しおり」した方が見やすかったと思います。
おそらく河森さん好きは人は、情けない主人公が好物だと思うのでw
ノリと勢いのエンタメ映画
テレビシリーズの総集編映画か?ってくらい展開詰め込んでいて、内容は半分くらいしか理解できませんでしたが、ノリと勢いがあって楽しい映画でした!
令和の時代に無限パンチを見るとは 笑
小森さんがどんどん可愛く見えてくるのは不思議ですね~
うますぎてエンドロールまで泰造さんと気づきませんでした 笑
なんでうさぎだったのですかね?周りの声をよく拾うから?
最後のライブ演出も歌もめっちゃ格好良かったです!
ただ、「現実と空想の境目がわからなくなる演出」は、既に空想を描いているアニメだと難しい演出だなぁと改めて感じました(人によっては演出の意図を追うあまり、展開に集中できないかも)。
大衆の精神書き換え、洗脳乗っ取りというディストピア展開なのに、画面に緊張感が無かったのも良い意味で面白かったです。
3Dのクオリティは、正直違和感を感じました。
過去がアニメ絵(セル画調?)で現代が3D調なのは、現代は既にスマホ(ディジタル)に侵食されてるという暗喩なのか、それとも単にスタンプやロボと違和感なく画面に共存させるための処置だったのか、最後まで分かりませんでした。
映画のメッセージをあえて考えるなら、誰しもコンプレックスを抱えているが、最後は勇気を持って踏み出すしかない!って事でしょうか。
ただ、ディジタルツイン人格の方が主人公適正があった(勇気を持って理想の自分になるために努力していた)のを見て、「人格入れ替えではなく融合に持っていければ、XGも良い技術なのでは?」と感じた私は、このメッセージをまったく受け取れていない他力本願人間のようです 笑
風刺作品にしようとして失敗してる?
河森さんが過去の自分全体を融合させ、どろどろに溶かした上で、新しいプラモの鋳型に自分を流し込んだ。 河森さんがスケールアップしたことに河森ファンほど気づけない状況にはまってますね。
ある意味で、「果てしなきスカーレット」を観た時より驚きました。
ある意味では、「スカーレット」への評価をあっさり「更新」する、私にとっての過去の劇場アニメNo.1です。
しかし、レビューの世界では、まさに「スカーレット」が被った悲劇が、まるで同じパターンで繰り返えされています。
ある水準を突き抜けた傑作は、逆にすぐには評価されず、歴史的不入り、打ち切りとなることがままあることは、「白鳥の湖」や「カルメン」初演時から繰り返えされている歴史です。
ですから、サブスク放映され出したら、真価に気づく人はじわじわ増えることを私は心配してませんが、いずれアニメの歴史に残ること確定の劇場アニメを、封切り時に大スクリーンで観た思い出作れない皆様、ご愁傷様と申し上げるしかありません(笑)
先日のコミケでは、「トラペジウム」かなりの人気作扱いになってたことに気づいた参加者、おられるかと思いますけど、封切り時のレビュー欄の状況は……
今年齢50代のアニメファンのあなたは、「カリオストロの城」公開時に不入りと聞いて行かなかった人の側では?
まさにその歴史の渦中にいるのに。
レビューなんて気にせず、完全に自分の感性と判斷だけで、自分が観るアニメ作品評価し、新しい作品を観る広げていくという冒険の旅が出来てきた人間だけが味わえる、食わず嫌いと正反対の、贅沢なグルメの世界があるのだよ。
他の人がつまらないという作品を、俺、何気に堪能できてる、と気づいた時の快感って、一度はまると病みつきになりますよ(笑)
******
まさか、河森さんがここまでやれるとは思ってなかったです!!
河森さん「化け」ました。
いわば、「河森正治 ver.2」にevolution(進化)したから、従来の河森ファンに、今回の映画の本質がまるで見えなくなるという喜悲劇が今生じているのです。
作画的には、「果てしなきスカーレット」や「劇場版チェンソーマンレゼ編」をみてしまうと、そこまでは凄みはない。
でも、脚本の緻密さには、もう呆れ返るしかなくて。
無意味なシーン、セリフゼロ。
巧妙に張られた伏線。
なぜしおりが2人に分裂するのかとか、しおりの親友の倉科希星が物語冒頭後、延々と不在で、終盤になってやっと再登場するのか?
そして、プロデューサー架神傑とアイコン小森が敵同士であるかに見えて、実は同一人物の「光」と「影」が分裂したような存在とみなすと、急に作品構造がすっきり見えてきます。
いうまでもなく、しおりとSIORI@REVOLUTIONは同一人物の「光」と「影」の分裂ですから、きれいな四角形構造が見えて来ますね。
しおり(暗いオリジナル) ↔SIORI@REVOLUTION(白い影)
↕ ↕
アイコン小森(暗いオリジナル)↔プロデューサー架神(白い影)
という四角形構造ですね。
アイコン小森の消滅後、代わりにその椅子に座るのは、オリジナルしおりのボーイフレンド、山田健斗ということになります。
この基本構造さえ気づければ楽勝で理解できると思いますが。
この脚本の凄さ、凄すぎるからこそ、ついて行けない人、少なくないのかも?
でも、映画の文法を正統的に理解してきた、目の肥えた観客には、わかりそうなものだが?
SFとしてみて、最高級のクオリティだと思う。
「マクロス」シリーズまでのファン、河森さんの、あまりの「志の高さ」への跳躍に、ついて行けていないだけかと思います。
アニメ史上に残る脚本のクオリティだと、私は評価します!!
なぜ突如ロボットシーンになるのかも、十分な必然性があります。
河森さんが過去の自分全体を融合させ、どろどろに溶かした上で、新しいプラモの鋳型に自分を流し込んだ。
河森さんがスケールアップしたことに河森ファンほど気づけない状況にはまってますね。
なんとなーく…な作品
なんとなく言いたいこととやりたいことはわかる。
でも単純に話の設定がわからなかった。
なんとなーく主人公が分離して、なんとなーくよくわからん世界と現実がリンクしたりしなかったりして、なぜかクオリティの高いロボット対戦がはじまって、なぜか急にライブがはじまって、なぜか最後にざんざん協力してくれた幼馴染を投げ飛ばす…
登場人物にも物語にも共感できるところが一つもない。驚きもハラハラもない、薄目で見るのがちょうどいい作品。
作品の中には細かな伏線的が潜んでいたり、有名な声優さんたちが少し出演してたり、有名キャラクターが出てきたりしてますが、その前にストーリーや人物をもっと掘り下げて映画として昇華してほしかった。
この星2個は、原田泰造の小森さんとsuzukaの歌声につけます。
SUZUKAさんの歌だけが良かった
ほめるところも貶すところもない平坦
終わりそうでなかなか終わらない映画
タイトルは映画が終わったあと、廊下で他の人が言っていた言葉です。
初代マクロスをリアタイでみてて、マクロスFも割と好きな作品なので河森監督作品というだけで事前情報(レビュー含む)仕入れずに見に行きました。
のっけから『ヒロインの声、野太いしコレジャナイ(ファンの人すみません)』という思考がつきまとって、しかも授業中にスマホいじってたり、おじさんの常識では違和感のオンパレードで前半の1/3が過ぎました。
「歌と三角関係」はマクロスのお家芸となっていますが、今回それを意識したとしてもヒロインの野太い声が歌のシーンを台無しにしてますね。同じ声質の方に伊藤沙莉さんがいますが、あの方の声は映像研には手を出すな!のメインキャラの性格とマッチしてましたが、この声役のひとは違う気がします。リンミンメイでもなければシェリル・ノームでもランカ・リーでもない。三角関係は革命前後のヒロインを二人と見立てて、ヤマダくんがどっちを取るかという設定なのかな。それってただの一対一なんじゃないかと。
あと、アクエリオン見てなかったので合体ロボのシーンはよくわからないが、ダイダロスアタックもどきも期待した初代マクロスのエフェクトがなかった(あったらあったで凄惨な画になりますが)のが残念です。
現実世界と隔絶してる設定なのにモバイルバッテリーはやり取りできたり、意味深な発言をしていた黒幕っぽい存在の伏線回収がなかったり、後半は早く終わらないかなと思ってました。
実時間以上に長く感じる映画なのですが、これから見に行く方は大御所の声優の皆さんがモブキャラで出演しているので、エンドロールはしっかり見てみると良いと思います。
お母さん役と、ヒロイン役を逆のキャストにしtほうがよかったなあ。
授業中はスマホいじるな勉強しろ!
って感じの映画。
ネットの暗黒面と言うか👍を欲しがったり誹謗中傷で心を病んだり引きこもったり逆に傷つけたり。
そう言った闇を知って葛藤を乗り越えて行くのをアニメ化した様な物語。
まあ暗い話だけで無く明るくミュージカルな感じもあったり恋愛?もあったり、板野サーカスがあったり特別ゲストが出たりとまあ色々あるわけだが、全体を通して面白い映画かと言うとちょっと微妙かも?
横浜に住んでいる女子高生インフルエンサーの友人キララちゃんとキララちゃんが好きだけど色々なコンプレックスを抱えている幼馴染の栞。ある時二人でダンスを撮ってネットに上げようと録画中に失敗して転倒。その動画をキララちゃんがアップしてバズって恥ずかしさと人目を気にして心が折れてしまった栞。しかしキララちゃんは行方不明になり動画が削除できない。
気がついたらスマホの画面がヒビだらけになっており異変を感じた時にスマホの世界に吸い込まれてしまった栞。その世界は今までいた世界と同じだけどラインのスタンプだらけで人がいない世界だった。そこで知り合ったブサイクなウサギのスタンプ小森さん。彼もまたスマホの世界に吸い込まれた住人だった。この世界から抜け出したいと思う栞だったがキララちゃんもこっちの世界に吸い込まれてしまっているかも知れない。キララちゃんを探しながら脱出する方法を考える二人。ふとした事からスマホの世界の反対側、現実世界には別の栞がいることが分かった。二人の栞の意味は?何故スマホ世界ができた?行方不明のキララちゃんはどこに?
深まる謎と彼女らの運命は如何に。
個人的には栞の声優の声が嫌い。なんか合ってない。
山田くん、ガンバ!
面白くないし、長いけど‥。
監督が自身の好きなことを詰め込みたいのは理解できる。
ただ、正月のアニメ映画に求められるものではない。子供と一緒に観る映画を想定したらこんな映画にはなっていないと思う…。
現代で比較的暗いテーマを選択しているのに、往年のロボットアニメの件を入れて来たり、小難しい精神世界のルールがなくて曖昧すぎて、話がスッキリ頭に入ってこない。
現代と精神世界がリンクして、その上で精神が2つに分裂して、1つの人間が現実と仮想空間に別れ、電子デバイスでは交信できる、さすがに複雑すぎるでしょ~・・。
それを解決する方法も凄い雑で、そこも嫌なポイント。なら複雑な設定にしなくていいのに‥。
「かがみの孤城」みたいなのを目指したのかな?
ただ久しぶりに劇場を1人で満喫できた点では有難かった。
まあ、そないに悪くはない思た
Make You の SHIORI
特に河森ファンでもなく、キャラデザやキャストに不安はあったが…
冒頭から栞の声にズッコケるも、一応ロリ時代と現在で声は使い分けてるっぽい。
スマホの中に閉じ込められた理屈がよく分からんが、正直ずっとそんな調子です。
「つまり希星ちゃんを助けられるってことね」とか「一億バズ到達したら消える」とか言うけど…
現状の情報でどうしたらそうなる?
黒魔術のせいだと思った→スマホを壊した、の思考回路も意味不明。
栞側もSHIORI側も、何をしようとしてるのかがふわっとしてるので終始置いてけぼり。
金銭面は傑が金持ちなんだろうと飲み込んだが、あんなんでバズったり人集まるかね?
(ちなみにコスモクロックの下にあんなステージや客席は作れません)
栞が極端に批判を恐れる理由も最後まで腑に落ちず。
アクエリオン擬きが出るのを入場特典でバラしたのも悪手では。
素人声優は全体的にヒドいが、栞以上に山田が突き抜け過ぎてて、元から無い台が更に台無し。
作画も背景はよかったがキャラが自主製作レベルで、演出や脚本も中二を通り越して小学生みたい。
『アクエリオン』並にぶっ飛んでないとキツい…
迷宮内から現実のSNSに投稿したり通話したり出来るなら、もっとやりようがあるのでは。
主役がうずくまってるのに傑が出てきて「ワーッ」となる観客とか、色々と雑だし。
あと、コンクリに一本背負いとか中身の入ったボトルで殴打とかは普通に死ぬぞ。
残念ながら(友情出演としか思えない)豪華モブキャストを探すくらいしか楽しめなかった。
全93件中、1~20件目を表示







