バレリーナ The World of John Wickのレビュー・感想・評価
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殺し続けるボレロ
ジョン・ウィック・シリーズをずっと監督しているスタントマン出身のチャド・スタエルスキが、当時バレエにはまっていたからという理由だけで、本スピンオフのシナリオ採用が決まったという。時系列的には、キアヌ・リーブスが「今回で完全に終わりにしてくれ」と撮影前にスタエルスキに懇願したと伝えられる『コンセクエンス』直前にあたる。
本スピンオフにもちゃっかり顔を出しているキアヌ、てっきり顔見せ程度のカメオ出演に留まるのかと思いきや、主演のアナ・デ・アルマスとくんずほぐれつ♥️のバトルを見せたかと思えば、“教団”と呼ばれる殺し屋集団を軽く10人ぐらい血祭りにあげている。身体がえらいからやめるんじゃなかったっけと思いながら、ジョン・ウィックの無双ぶりを眺めていたのだが、多分この人“頼まれたら断れない”人差し指より薬指が長い?体質なのだろう。
子供の頃に父親を“教団”の連中に目の前で殺されたイブ・マカロ(アナ・デ・アルマス)は、闇組織ルスカ・ロマに拾われ、バレエ&殺し屋の厳しいレッスンを受ける。ある日、組織から依頼された殺しの任務中、父親を殺した男と同じ✕マークが手首にある男との戦闘になったイブは、父親の復讐を心に誓い、単身教団のアジトへと乗り込むのだった…
ルスカ・ロマのディレクターからあれほど「教団に探りを入れるな🈲」ときついお達しを受けているにもかかわらず。支配人や武器屋の男が「詳しくはわからない」といいながら、重要なヒントをホイホイとイブに与えてしまったせいで、一人vs.村人全員の壮絶なバトルへと発展してしまう。火消しに現れたはずのババヤガことジョン・ウィックもついイブに加勢してしまったおかげで、村中が一面火の粉に包まれる🇮🇷状態になってしまうのだ。
そんなストーリーのご都合主義もさることながら、アナ・デ・アルマス演じるイブがなぜバレリーナでなくてはならなかったのか、まったくその必然性を感じなかったのである。本作ではお得意のヌードも封印しひたすらアクションに徹したアルマスだが、そのエロエロボディににつかわしくないベビーフェイスとのギャップがタマランチ会長?な女優さんだけに、相手の話がまだ終わらないうちにぶっぱなす短気な性格と火遊び癖はちょっと治した方がよいだろう。
シャーリーズ・セロンもそうだったが、若い頃のお色気を封印し出すとアクション俳優に転じる女優さんが、ハリウッドには大変多いような気がする。キャリアを築くためには仕方のない選択なのかもしれない。でもね、キアヌが言う通り「いつでもドアから出ていける」準備はしておいた方がいいような気がしますよ。とりあえず、“フェミニズム”に走らなかったことだけは良しとすべきだろう。
尺度を変えるのよ、臨機応変に対応し……
暗殺組織で育てられた女性が、組織の掟を破ってでも、父親の復讐を果た...
暗殺組織で育てられた女性が、組織の掟を破ってでも、父親の復讐を果たそうとするアクション映画。
私も大好きジョン・ウィックシリーズのスピンオフということで、その世界観が受け継がれているのがうれしいです。
なんでもありのアクションシーンは見応えがありました!続編も期待できそうです。
暗殺者とバレリーナの養成所
スケールのデカいアクションに終始魅せられた!身の回りの物を武器にして戦い続けるイヴ役のアナデアルマス。殴られたり蹴られたり結構やられてて女性だからこそ完璧ではないさじ加減が絶妙。できたてホヤホヤの殺し屋が危なっかしさもありながら復讐心に燃え決して諦めずに戦う姿に好感度が上がった
【アナ・デ・アルマスが、ジョン・ウィックを食った】
「ジョン・ウィック」シリーズのスピンオフということで、逆に期待できた。
正直、シリーズ本編には少し飽きがきていたので、別視点の物語はむしろ新鮮だった。
どこかのエピソードの合間に位置する話らしいが、そんな設定を気にしなくても十分楽しめる。
とにかくアナ・デ・アルマスが可愛い。
機関銃を持っていても、火炎放射器を構えていても、とにかく魅力が爆発している。
これまでの作品では端役が多かった彼女だが、今回は完全に“アナ・デ・アルマスのための映画”。
彼女を観に来た観客の期待にしっかり応えてくれる。
タイトルは「バレリーナ」だが、バレエ要素は控えめ。
その代わり、殺し屋同士の大喜利のようなバトルは本家「ジョン・ウィック」さえ超えたと感じた。
ノーマン・リーダスのゲスト出演もファンとしては嬉しいサプライズ。
もし続編があるなら、今回のメンバーに加えてキアヌ・リーブスとの本格的な共演を強く望みたい。
知った顔が揃う同窓会ではあった
ジョン・ウィックWorld、まだまだ健在
007の時の方が魅力的だったかもなー。長い髪がアクションで邪魔にな...
007の時の方が魅力的だったかもなー。長い髪がアクションで邪魔になるからか、おでこを出してかっちり固めてしまった前髪がルックス的に残念で、いつもほどの美人に見えないのが辛い。
前半、これはハズレじゃないかと思って、見るのを中断してネットで感想を漁ったら、「後半の村へ行く辺りからは俄然盛り上がる」みたいなことが書いてあったので、続きを見たところ、中断後の直後が武器屋での戦いで、そのすぐ後が村へ行く話だったから有り難かった。
村は「プリズナーNO.6」のハードアクション化路線みたいな感じで、住人みんなが次々襲ってくる「ザ・レイド」的な面白さがあるが、またすぐ捕まっちゃって拍子抜け。でも戦いが始まったら盛り上がる。気取ってばかりの会話劇がつまらなくて、アクションになると引きつけられて、の繰り返しなのは「ジョン・ウィック」と同じ。
でも殺し屋にジョン・ウィックが派遣されるのは、ファンが大喜びするのを狙ってのことだと思うけど、ストーリー的には先が見えてしまって緊張感を削いだ。あの2人が本気で殺し合うとは思えず、ジョン・ウィックが加勢して共闘しちゃうのは目に見えていたから、主人公の単独での戦いというサスペンスが軽量化してしまった。事実、最後に敵ボスはなぜか主人公の銃口の前に、いつもの余裕を持って立つのだが、本気で殺しに来ていると判っていて、いったいなぜあんな態度をとるのか。あっさり銃殺されて終わり。このへん爺さんとは思えない反撃ぶりをするとか、もうひとラウンドほしかった。
スケート靴を鎖鎌のように使って敵を斬りつけたり、火炎放射器対消火栓ホースという馬鹿馬鹿しい戦いだったりが、アイディアとしては小学生レベルでも、丁寧に映像化するとこれだけのものになるというのは、なかなか楽しい。でもジョン・ウィック・シリーズでもいつもそうなのだが、こんなにアクション描写を面白く出来るのなら、ストーリーの方もあの訳の分からない殺し屋集団とか掟とかじゃなくて、もうちょっと感情移入しやすい設定や展開にしてもらえないものかなと思う。最後も賞金首をかけられて、続編あるかもで終わるのも、ジョン・ウィックと同じ。
バレリーナなので、爪先立ちの技で危機を乗り越えるとか、そんなとこが1回ぐらいはあるんじゃないかと思ったけど、バレリーナ関係なかったんだね。
「アトミック・ブロンド」や「トゥームレイダー ファースト・ミッション」もそうだけど、女性主人公のアクションものは女優が頑張ってるのに、話がかなりつまらないのはなんでだろ。女性の弱さを入れないといけないと思いすぎてないか。007に出た時のアナ・デ・マルテスのように、飄々とした態度で敵を次々やっつける痛快さがあってもいいと思うんですけど。
遜色なし、むしろ最高。ウィックのDNAは健在
おおむね良かった
ジョンウィックの描き方が良き!
水は大切に
山椒は小粒でも
からだの節々がずきずきするような、見ているだけで筋肉痛になりそうな、ジョンウィックらしいアクションが全編に炸裂した。スクリーン側にカメラを設置しておけば逐一歪む表情によって「ジョンウィック鑑賞中」というリアクション動画ができそうな絶え間ない格闘。
常道として、女がアクションヒロインをやることは、アクションにエロス資産を投入することだが、バレリーナはその図式に阿って(おもねって)おらず、アナデアルマスはその綺麗な顔立ちとは裏腹にイガイガの装甲で無軌道に転げ回っているようだった。山椒は小粒でもぴりりとからいと言うが、ぴりりなんてもんじゃなかった。
アンダーワールドにおける夜や黒の存在感と、ジョンマクレーン(ダイハードにおけるブルースウィリスの役名)の台詞をぜんぶ覚えているというレンワイズマン監督はジョンウィックシリーズとの親和性が高かった。
得物(武器)がなんであろうと映画的ダイナミズムのために打撃と取っ組み合いへもっていき、手榴弾を銃のように撃ち、銃をナイフのように操り、ナイフを拳のように殴り、得物を放り出して取っ組み合い、得物を掴んで撃ち合い、通り過ぎた道程に死屍が累々と連なっていく様は、単身でハルシュタットを無人にしそうな勢いだった。
リアルな徒手空拳と若干抵抗もする書き割りのようなやられ役。ジョンウィックは夜間のネオン下で格闘するイメージだが、今回は寒々しい雪化粧の町へ移動するも、熱いアクションでむしろ身体が火照った。
アルマスさんが敢闘賞および努力賞だった。スタント割合は解らないがさまざまな武具の扱いの手慣れた感じが堂に入っていた。そんなものは一朝一夕で成しえるものじゃない。毎日触って鍛錬しほんとにキキマラになろうとしたに違いなかった。
ところで映画プロモーションの来日舞台挨拶には、海外の映画キャスト・スタッフにとって知る由もない日本のタレントが登壇し花束を贈呈したり無理矢理な絡みをするのが定石である。その役に任じられたタレントに罪はないが、あれは見ていてヒヤヒヤするし嫌なものだ。
とりわけ来日プロモーションは通訳を介することでタイムラグが生じると同時に、通訳が和訳しているときに外タレがポカン化する現象をまぬがれず、全体がAwkwardな空気感に包まれるのが常だと思う。
アルマスさんとワイズマン監督の挨拶には金メダリストの女性柔道家が登壇したが、それに絡めて柔道着を着たアルマスさんもワイズマン監督も終始日本的なプロモーションの進行に迎合的だった。もちろん仕事なんだから大人対応するのは解るが、アルマスさんの態度には理知を感じたし、当たり前だが利口な人だった。
ちなみに2003年にソフィアコッポラ監督が外タレが日本で遭遇する風変わりな饗応についての映画をつくった。
日本人は欧米人をノリがいいとかユーモアのセンスがあると思っているが、ノリがいいから、ユーモアのセンスがあるから、だからといっていきなりトップギアに入れてくるわけではない。
ところがCMの撮影で来日したボブハリスは、出会った途端にトップギアに入れてくるCMディレクターやマシュー南やチャーリーやコールガールの対応に苦慮した挙げ句、異文化適応障害のようなメランコリーに陥ってしまう。たまたま同じパークハイアット東京にいて、夫に置き去りにされメランコリーになっていた若い人妻シャーロットと意気投合し、眠らない街東京を回遊する。男女間で友情が成立しうるのか解らないが少なくともこの映画にはあった。
ソフィアコッポラは要するにおまえら変だぞと言っているのだが今(2025年)なお日本の業界は2003年にロストイントランスレーションで描かれた通りだ。
たとえば、なぜ映画バレリーナのプロモーションに来て柔道着を着せられ赤いドレスを着た女性柔道家とカメラにおさまらなければならないのか。
なぜ日本は外タレにナオトインティライミの歌を聴くCロナウドのような困惑をもたらしてしまうのか。
それらの現実の出来事はボブハリスが遭った珍妙な饗応と、どこが違うというのか。
結局バレリーナ・ジャパンプレミア舞台挨拶動画も他の外国映画のプロモーション同様、たんにバカらしくてAwkwardなだけだった。それでも、ふたりは笑顔でそれに付き合っていたが、もしそこにノーマンリーダスがいたら常に学芸会の親側発表みたいなことをさせられるプロモーションに辟易して途中で逃げ出したかもしれない。
アルマスさん以外ではルスカ・ロマのディレクター役をアンジェリカヒューストンが演じていた。表向きは館主で、劇場では折しもタルコフスキーのアンドレイ・ルブリョフが上映中だった。
コンチネンタルホテルのコンシェルジュ役のランスレディックが突然死したのは2023年3月17日だそうだ。本作は2022年には撮影が始まっていたという。
他の出演者では福島リラがよかった。登場シーンはほんの僅かだが、荒みきって傷ついたぼろぼろの雰囲気でぐいっと引きつけられた。scene-stealerだったと思う。
映画はてんこ盛り。フライドザワークラウトにいたってはリックダルトンが霞むほどつくられるが全体として詰めすぎ盛りすぎな印象が残った。
ちなみにチョンジョンソ主演のネットフリックス映画でバレリーナという同じく女単人称の韓国ノワールのがあったので無関係だとは思うがちょっと既視感をおぼえた。
imdb6.9、RottenTomatoes76%と92%。
正統派スピンオフ
乞う、続編!!!
スピンオフにしては上出来
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