劇場公開日 2025年8月22日

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「殺し続けるボレロ」バレリーナ The World of John Wick かなり悪いオヤジさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 殺し続けるボレロ

2026年1月17日
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ジョン・ウィック・シリーズをずっと監督しているスタントマン出身のチャド・スタエルスキが、当時バレエにはまっていたからという理由だけで、本スピンオフのシナリオ採用が決まったという。時系列的には、キアヌ・リーブスが「今回で完全に終わりにしてくれ」と撮影前にスタエルスキに懇願したと伝えられる『コンセクエンス』直前にあたる。

本スピンオフにもちゃっかり顔を出しているキアヌ、てっきり顔見せ程度のカメオ出演に留まるのかと思いきや、主演のアナ・デ・アルマスとくんずほぐれつ♥️のバトルを見せたかと思えば、“教団”と呼ばれる殺し屋集団を軽く10人ぐらい血祭りにあげている。身体がえらいからやめるんじゃなかったっけと思いながら、ジョン・ウィックの無双ぶりを眺めていたのだが、多分この人“頼まれたら断れない”人差し指より薬指が長い?体質なのだろう。

子供の頃に父親を“教団”の連中に目の前で殺されたイブ・マカロ(アナ・デ・アルマス)は、闇組織ルスカ・ロマに拾われ、バレエ&殺し屋の厳しいレッスンを受ける。ある日、組織から依頼された殺しの任務中、父親を殺した男と同じ✕マークが手首にある男との戦闘になったイブは、父親の復讐を心に誓い、単身教団のアジトへと乗り込むのだった…

ルスカ・ロマのディレクターからあれほど「教団に探りを入れるな🈲」ときついお達しを受けているにもかかわらず。支配人や武器屋の男が「詳しくはわからない」といいながら、重要なヒントをホイホイとイブに与えてしまったせいで、一人vs.村人全員の壮絶なバトルへと発展してしまう。火消しに現れたはずのババヤガことジョン・ウィックもついイブに加勢してしまったおかげで、村中が一面火の粉に包まれる🇮🇷状態になってしまうのだ。

そんなストーリーのご都合主義もさることながら、アナ・デ・アルマス演じるイブがなぜバレリーナでなくてはならなかったのか、まったくその必然性を感じなかったのである。本作ではお得意のヌードも封印しひたすらアクションに徹したアルマスだが、そのエロエロボディににつかわしくないベビーフェイスとのギャップがタマランチ会長?な女優さんだけに、相手の話がまだ終わらないうちにぶっぱなす短気な性格と火遊び癖はちょっと治した方がよいだろう。

シャーリーズ・セロンもそうだったが、若い頃のお色気を封印し出すとアクション俳優に転じる女優さんが、ハリウッドには大変多いような気がする。キャリアを築くためには仕方のない選択なのかもしれない。でもね、キアヌが言う通り「いつでもドアから出ていける」準備はしておいた方がいいような気がしますよ。とりあえず、“フェミニズム”に走らなかったことだけは良しとすべきだろう。

かなり悪いオヤジ