劇場公開日 2025年11月21日

ジェイ・ケリーのレビュー・感想・評価

全52件中、1~20件目を表示

3.5ちょこっと出てくる豪華キャストの頼もしい仕事っぷり

2025年12月31日
PCから投稿

いやいや、これ誰かが余命わずかとか、映画監督が晩年に撮るような映画でしょう?と、いつまでも老成とは程遠いと思い込んでいたノア・バームバックのアプローチに驚いた。インタビューを読むと、主演のジョージ・クルーニーも劇中で演じた映画スター役の過去の仕事として「自分が出演した映画のフッテージ」が流れることになって驚いたというから、自分の人生を総括するようなメタな映画とは思ってなかったのかもしれない。

ヨーロッパが舞台になると映画的ノスタルジーが溢れ出すのは日本の映画好きもアメリカ人のバームバックも同じで、その甘さと現実の人生の厳しさのバランスが作品としての勘所だと思うが、個人的にはちょっと甘さが買っていて、あふれ出す映画愛にむせるような心持ちはした。

ただ、オーソドックスなほろ苦い人間ドラマとしては決して悪いものではなく、共同脚本にシゴデキな名優エミリー・モーティマーが入っていて、勝手にバームバックらしくはないと思ってしまった部分も新コンビとしての持ち味なのかもしれない。ちなみにモーティマーはヘアメイク役で出演もしているが、モーティマー級の役者がバンバン出てくるのにも驚く。

そして豪華すぎるほどのキャスト陣が誰もが自分の持ち場をしっかり守っていて、実に頼もしいチーム。アダム・サンドラーがいいのは当然として、華のないかつてのライバルを演じたビリー・クラダップが出色。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
村山章

4.5映画館で観たかった

2026年1月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

Netflixで鑑賞。
脚本がこれでもかというくらいに練られていて、おもしろくてあっという間に感じた。
映画館で見逃したことを後悔。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
masa

3.5舞台裏がすごい

2026年1月13日
PCから投稿

ウディアレンやノアバームバックのような映画を、裕福な白人の話にすぎないとけなす向きがある。
しかし、スターウォーズもアベンジャーズもハリポタも、人気映画は裕福な白人の話である。
逆に、びんぼうな有色人種の映画が好きだと言えるか?
たとえば虐げられた北朝鮮人の話はどうだ?
白か有色か、都会か田舎か、有名か無名か、民主主義か社会主義か、西洋かオリエントか。わたしは全部前者を選ぶでしょう。まあ無理すんなって。という話。
これはオールスターキャストのバームバック映画。自分に余裕のないとき「裕福な白人の映画じゃん」とか言ってみたくなる種類の映画。かもしれない。

ジェイケリーは大スターでありながら、葛藤を抱えている。人もコトも思い通りにならない。彼の贖罪の旅の行き着く先はどこだろう。
後悔のある人が、自分の過去を知っている人に、いちばん言ってもらいたいのは「気にしてないよ」だと思う。
天使のくれた時間(The Family Man、2000年)のラストシークエンスを、みなさんもご存知でしょう。
ジャック(ケイジ)は過去を後悔し、なんとかやり直しをしたくて搭乗口から乗り込もうとしているケイト(レオーニ)を引き留める。
あのシーンでケイトが必死に慚愧するジャックに「たしかにあのときは悲しかったけれど、今は前を向いて生きていて、気にしてない」というようなセリフを言ったのを覚えているでしょう。

功労賞をもらうイタリア行きの小旅行が、ジェイケリーが自分探しをするロードムービーになっている。
その途上でジェイは、ないがしろにしてきた娘から、確執のあった友人ティムから、ブロードベントが演じた資金を断って亡くなってしまった監督から、あるいはステイシーキーチ演じる父から、長年の相棒ロンから「気にしていないよ」と言われたい。
すべてを手に入れたスターが、その虚構とは裏腹な、じっさいには思い通りになっていない家族や友情や仕事と対峙する。
結局、彼は誰からも「気にしてないよ」とは言われない。すべて自分でぶち壊してきた過去と現在を、どうしていいかわからず彷徨う。という感じのドラマになっている。

映画で表現される行動は、ジェイがイタリアへ行って授賞式に出る、だけ。時間と移動が一本道でありながら、上記の悔恨ドラマを描くために、回想や枝の人物へシームレスに移動する。一発撮りではないが、事実上長回ししているのと同じ方法論でロードムービー化してある。

それ(シームレス)を実現するための仕掛けがNetflixで同時公開されている「ジェイケリー制作の舞台裏」に描かれている。そして「ジェイケリー制作の舞台裏」は本編「ジェイケリー」よりも面白い。厳密に言うと本編を見てからの舞台裏が面白い。映画に慣れている私たちはバームバックの映画が、人生の妙趣を描くことを知っている。ジェイケリーはいい映画だった。とりわけクルーニーとサンドラーは素晴らしい演技だった。だが、ジェイケリーを描くためにやった仕掛けの凄さのほうが衝撃的だった。

ジェイのLA風豪邸がセットである。広大なフラットにらせん階段、周りの風景は巨大な発光画像である。すべて英国のスタジオ屋内にある。あの列車さえ全セットである。ミッドセンチュリー(イームズみたいなデザイン様式)の列車を完全再現して車両をまるまる組み立て、流れる風景は撮影したのを超巨大LEDスクリーンに映している。すべて英国のスタジオ屋内にある。セットだと解るか?ぜんぜん解らない。われわれが知っている「セット」とは発光力がぜんぜんちがう。自然光とセットの区別がまったくつかない。
シームレスな回想のために地続きでセットがつくってある。列車内のジェイが振り向くと娘の学校のセットがあってライリーキーオが立っている。

率直に言って、そこまでやるかと思った。厳密に言うと、そこまでやった成果がでているか、と思った。Netflixでバームバックだから80億円かけてこれができたのだろう。いい映画だとは思う。しかしジャンル的に人生のエスプリを綴るロードムービーだ。にもかかわらず、仕掛けの大仰さからしてSFを撮っているのと変わらない。お金が使えるなら、アイデアや仕掛けはどこまでも伸長する。伸長したならその成果が見えていい。だがこれはどこまで仕掛けが反映されていただろう。
たとえば写真と見まがうような細密な絵があったとして、その絵は傍らに案内人が立っていて「これは絵なんですよ」と言わなければ、人々に驚かれることはない。
ジェイケリーだって「ジェイケリー制作の舞台裏」を見なければ、すごいことをしているのが解らなかった。いい映画だったが、そんなことを思った。

映画で個人的にもっとも良かったのは豊富で表情豊かな端役たち。ジェイの視線の先にいる人々。カメラを回しているのにまったくそれを意識していない多数のエキストラの自然な表情。シーンスティーラーだったのはアシスタント役の東洋系Thaddea Graham。デイジーを演じたGrace Edwardsも良かった。また列車にいた女の子四人組うちの太めの女の子、一言台詞あるだけのパッセンジャー役だったがとても目をひいた。

imdb6.6、RottenTomatoes77%と87%。
いまいち伸びていないのは、ジェイは幸せな男なんだわってこと。クルーニー自身をジェイに同化させてあって、成功した役者人生にいまいち同情値が伸びなかった。裕福な白人だし、均してみると幸せ過ぎるのに、しんみりさせすぎだった

コメントする (0件)
共感した! 0件)
津次郎

3.5自分を振り返る旅路

2026年1月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

まだ現役売れっ子俳優の物語だが、前日にトラブルを起こし、次の撮影の予定を無視して娘の旅行を追跡して追いかける始末
しかしそのヨーロッパの旅路が自分を見つめ直す旅になる

ショッキングな事が起きる訳でも無く緩やかなドラマが淡々と描かれるが自分にはそれが心地良くて好き

コメントする (0件)
共感した! 0件)
るる

5.0クルーニーがいい。 父親も父親だけど、そもそもジェイは自己中だし、...

2026年1月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

クルーニーがいい。
父親も父親だけど、そもそもジェイは自己中だし、皆とちゃんと関係がもてないのに孤独だし。でも仕事に欲があれば、子育てとなかなか両立しないのは仕方ない。厳しい描き方だとは思う。
こんな演技もできる人なんだ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Emiri

3.5見つめ直しとやり直し‼️

2025年12月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 7件)
活動写真愛好家

歯の矯正をやり直そう

2025年12月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

池袋 新文芸坐でノア・バームバック監督『ジェイ・ケリー』鑑賞。「NETFLIXで観れるのに、わざわざ映画館に行くことないのかな」って ちょっと思っちゃったけど、ラストのシーン、ラストのジョージ・クルーニーの姿を見て、来てよかったと心から思えた。限定豪華ブックレットもいただいて大満足♪ #89

コメントする (0件)
共感した! 0件)
はにわさん in 2026

3.0輝かしいキャリアを持つも、家族とすれ違う映画スターが、授賞式への旅...

2025年12月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

難しい

輝かしいキャリアを持つも、家族とすれ違う映画スターが、授賞式への旅の途中で人生を振り返るドラマ。
ジョージ・クルーニーの悲哀を醸し出す演技が良かったです!

コメントする (0件)
共感した! 0件)
あつし

4.0スターはつらいよ?

2025年12月27日
iPhoneアプリから投稿

「ジェイ・ケリー」銀幕の中でも外でもスターを演じ続けたまま、自分を見失った俳優が周囲を巻き込んだ自分勝手な理由の旅であることに気づいていくというストーリー。映像と構成は完璧だし、さすがノア・バームバックな会話の妙も楽しい。でもね、この結末はあまり納得いかないなー、甘いよ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ピンボール

4.0もう1テイク

2025年12月26日
iPhoneアプリから投稿

監督「カット!OK!」

俳優「もう1回やらせて・・」

意味深の冒頭、なかなか強烈で、
監督と俳優がピリつく現場あるあるのシーンだ。

映画の中の映画(劇中劇)から始めることで、
「これから見せるのは『演技』の話だよ」と観客に宣言しながら、
〈もう1テイク〉本作のテーマを提示しているようでもある。

バームバックは日常の会話、
ディテールを緻密に脚本に書き込むタイプだが、

今回はその「日常」と「演技」をシームレスにして、
観ているこちらまで試されるような緊張感を生み出している。

レストランでメニューを棒読み、
続いて、メソッド演技でメニューを読む。

これは、
演技論の基礎(マイズナー・テクニックなど各種技術)で行われるレペテショントレーニングをうまくレストランのシーンに馴染ませている。

ただの「パスタ」や「ワイン」の文字の羅列が、
感情を乗せる(あるいは乗せない)ことで、
悲劇にも喜劇にも聞こえる。

〈言葉そのものには意味がなく、どう言うかが全てだ〉という、
演技の基礎技術(あるいは恐ろしさ)を見せるバームバックらしい演出だ。

また、アダム・サンドラーの役が驚きかつ、収穫だった。

普段のコメディで見せるキレる男や、

『アンカット・ダイヤモンド』のような
「躁的なエネルギー」を完全に封印して、

『パンチドランク・ラブ』のような安定した性格の雰囲気で、
わがままなスターを支える我慢強いマネージャーに徹している。

彼がふと見せる「疲れ」や「優しさ」に、
俳優としてのまた新しい凄み、
何より本作の世界観をも背負っている。

そしてイタリア映画への愛が溢れすぎていた。
マストロヤンニ、ソフィア・ローレン、
デ・シーカ、
髪染めの黒毛のブラシは『ベニスに死す』
『ニュー・シネマ・パラダイス』は、
言うまでもないだろう。

バームバックがこれまで描いてきた〈ニューヨーカーの会話劇〉が、
イタリアの風景と往年の名画の記憶と混ざり合って、
なんとも言えない哀愁(ペーソス)を生んでいた。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
蛇足軒妖瀬布

3.5よかった

2025年12月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
吉泉知彦

3.5タイトルなし(ネタバレ)

2025年12月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
りゃんひさ

3.0ジョージクルーニーに移入できない。

2025年12月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ジェイ・ケリーなる主人公。ジョージクルニーが演じるというよりも、もはやジョージクルーニーそのものじゃん!とマインドセットされてからは、作品に入り込むことはできなかった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
そろそろだな。

3.0ジョージ・クルーニーの演技はさすがだが?

2025年12月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

配信(NetFlix)で視聴。
ストーリー設定はよくある内容で驚きはない。ジョージ・クルーニーの演技はさすが。
ただ、140分の割にはどこか退屈で物足りなさも感じた。時間も120分に絞ってもいい。
NetFlixにしては残念な映画作品だった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ナベさん

4.0人生考えさせられる映画でした!

2025年12月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
梶清智志

4.0セレブスターの自分探しなんて、贅沢な悩みだろ…と思ってたら…

2025年12月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
クール

3.0功労賞

2025年12月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ジョージ・クルーニーだから成立する映画って感じがする。

冒頭のシーンから大スターの貫禄を感じると同時に、どこか自信のなさみたいなものも感じ取れて…それは彼の心が空虚だからなのかもな〜って思ったり。

ジェイ・ケリー(ジョージ・クルーニー)は俳優としては大成功して、でもプライベートでは妻と離婚し長女とは疎遠、末娘デイジーに執着するも逃げられてストーカーばりに追いかけ回す。

始めは彼に同情して観ていたんだけど、過去のティモシー(ビリー・クラダップ)との一件で心がぐらつき、更にロン(アダム・サンドラー)がどんどん追い込まれていくのを観てたら苦しくなってきて。なんかもう娘にも周りにいた仲間にも見捨てられて1人になるのかなって…でも自業自得だよね。

いちばん好きだったのは授賞式前にロンがジェイ・ケリーにメイクしてるところ。何とも言えない長年行動を共にしてきた2人の空気感が伝わってきてよかった。その後の授賞式のシーンもね。

ただ、これは年齢を重ねた人には沁みる映画かもしれないね。私はまあまあでした。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ゆみな

4.0オープニングの撮影現場のシーンではスタッフ達の話し声が次々と聞こえ...

2025年12月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

オープニングの撮影現場のシーンではスタッフ達の話し声が次々と聞こえてロバート・アルトマンの映画を思い出した
メインは大スターとマネージャーの話だけど、その周りの普通の人たちの切り取り方が良かった

コメントする (0件)
共感した! 0件)
NOSTOS3

4.0バビロンのようでバビロンとは違う

2025年12月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
ボブす

3.5ミステイクに気付いたら、ワンテイクと言わず、何度でも

2025年12月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 5件)
近大